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きのこ合宿レポ・その1*カラマツ林ではしゃぎ倒す

菌友さんにお声がけいただいて、例年2泊3日で開催されているきのこ合宿へ参加してきました。きのこを観察したり収穫したりして、古民家に泊まってみんなで収穫したきのこを料理して食べる、きのこづくしの3日間です。

待ち合わせ場所に着くと、久しぶりな顔もこの前会ったばかりの顔も、みんなうれしそう。今日はきのこいっぱい生えているかなー?


雑木林のポイントに着くと、車から降りたひとりが地面を凝視している……。

アジアクロセイヨウショウロ

「……これ……トリュフ……」
「ええええっ!!マジで!?」

マジでした。黒トリュフのなかまで、アジアクロセイヨウショウロというきのこです。駐車場に転がってんのかいっ!

フレンチなどに出てくるセイヨウショウロとは別種で、香りが弱く醤油香があります。よく海苔の佃煮のにおいと表現されます。
30~40年前に造成されたような住宅地の植え込みや緑地のような撹乱地に多いとされ、私も自宅の近くで毎年探し回っているのですが見つけられなかったきのこです。それがこんな山にいるとはね!!(山にも出ると知ってはいましたけど)

「これが一番の収穫だったりしてねー」

……はい、他のきのこは全然ありませんでした。雨が降ったのに乾燥していてきのこ全然ありません。去年はムレオオフウセンタケがいっぱい採れたんだけど。
ここはあきらめてもっと標高を上げることにしました。


早めにお昼を食べてから、カラマツ林に向かいます。カラマツの他にシラカバやブナがあり、色々なきのこが見られるエリアです。

シラカバに生えた白いきのこ、きれい

関東の平地に住んでいるので、シラカバってだけでテンション上がります。


おなじみハナイグチ

カラマツ林に着くと、さっそくハナイグチを見つけました。午後からの散策なので、先行者に採取された後だと思いますが、結構たくさん見つかりました。

急にたくさん出てきたね

9月は猛暑の影響であまり出ていなかったようですが、10月に入り急に気温が下がって一斉に発生しています。各地でハナイグチの豊作の声が聞かれます。

足の踏み場もない

ハナイグチの幼菌のあまりにもかわいい群生に出会い、そこで数十分間大撮影大会となりました。

かわいいいいいいーーーーー!!!!
ファンタジーすぎる~

この子たちはあまりにも小さいので、採取せずにそっとしておきました。まあ、明日か明後日にはハンターにやられると思うけどね。

ハナイグチの詳しい記事はこちら↓


そのほかに見られたきのこたち。この日はハナイグチばかりで、いつもよりは数が少なかった気がします。

ハナガサタケ
サンコタケ
カベンタケかカベンタケモドキ


小さめのハナイグチばかりでしたが、みんなで採れば結構な量が集まりました。夕飯にするには十分です。きのこ汁楽しみだな♪

【つづく】

つづきはこちら↓


きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿