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きのこ散歩*2022/10/29きのこ作家さんたちをカラマツ林に連れて行く・その1

遡ること7か月。4月に実施したイベント『きのこのシロ』にて、きのこ作家さんや菌友さんたちと、秋に一緒にきのこ散策しましょうね、と約束していたのでした。

きのこのシロとは?詳しくはこちら↓


富士山麓の青木ヶ原樹海でも9月に行こうか……と話していたのですが、私自身が家庭の事情で忙しくなってしまい計画できず。もう樹海ではきのこが少なくなっているだろうと考え、例年10月末~11月初めにひとりで散策しているカラマツ林へ一緒に行きませんか、とみんなを誘ってみました。

青木ヶ原樹海散策はこんな感じ↓


10月に入り家庭の用事が落ち着いたので、ここぞとばかりに菌友さんとのきのこ狩りの約束を取り付けていました。毎週遠征やイベントに、家庭の残務も若干入り込み、忙しいことこの上なし!遊びの予定で忙しいのって久しぶり。そんな遊びの予定の大トリを飾ったのが、今回のカラマツ林の散策です。

そこは、カラマツの他にブナやミズナラやシラカバなど色々な木があるので多様なきのこが観察できる場所ですが、雨が少なかったのでどうかな……。人を案内する時ってきのこが出ていなかったらどうしよう!って、ちょっとしたプレッシャーがあるんですよね。(みんなシロウトではないので、出てなくても文句言う人はいないけど)


駐車場所からすぐの場所で、いいきのこに出会えました。

ムキタケかオソムキタケ

「ムキタケあったよー!」

ちょっと緑がかっているので、オソムキタケかもしれません。明るい茶色のムキタケより時期が遅く出てくるきのこです。


ちょっと乾き気味

ロクショウグサレキンモドキもありました。これは朽木を青く染めるきのこです。青い木材はよく見かけるけれど、子実体(きのこ)が出ているのはあまりないので嬉しいです。


カベンタケかカベンタケモドキ

おなじみのカベンタケかカベンタケモドキも。長い期間にわたりたくさん出るんですよね、このきのこ。富士山でもよく見かけます。

色とりどりの小さいきのこが出ているので先へ進めません(苦笑)これでは目的のカラマツ林に着けません。でも、結構きのこ出ているみたいでよかったー!ひと安心。


「そろそろ上に登るよー!」
と声をかけて、名残惜しそうなみんなを呼びました。

紅葉とてもきれい!

カラマツ林へ向かう道では、紅葉がとてもきれいでした。この時期はきのこがなくても景色に癒されるので、無駄足にならないから好きなんですよね。


さて。カラマツ林に到着しました。3週間前にも発生していたホテイシメジがありました。というか、今回はホテイシメジ祭りで、あちこちにあります。

ホテイシメジ祭り開催中

ホテイシメジはお酒と一緒に食べると悪酔いするため、きのこ狩りの人はあまり採らないきのこです。私も家族も多少のお酒を飲むので採りません。


キヌメリガサもたくさん

キヌメリガサもたくさん出ていました。乾燥しているのでぬめりがないですね。これは可食ですが、小さいため集めるのが大変な上にぬめりがありゴミが付きやすく掃除も面倒なので、根気がいる「コンキタケ」という別名があります。
私は採取が目的ではないので観察してスルーします。撮影がメインなので、食菌は採れたらついでに採る、夕飯で食べ切れる量だけ、と決めています。手当たり次第に採らない。


あ、あれ?

ハナイグチがまだ出てる!

ハナイグチがまだ出ています!普段ならもう終わりの時期なのに。今年は気温が不安定なため、季節の進みが遅いんだか早いんだか分からなくなっています。

今日は晩秋のきのこが目的だったのに、思ったより秋の盛りのきのこが見られそうです。なにより、みんなが喜んでくれて本当に嬉しい!

【つづく】

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