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サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです

ライオンのハンティングが見たいな。
同行者の一人が言いました。←言うのは簡単(笑)
でも、ここは『まるまるサファリの本』の著者(私)が案内するのだから、なんとかして見せてあげたい!と血がうずきます。

いつも以上に徹底した下調べが始まりました。すると、
ライオンのハンティングが見られる確率が上がるかも⁉という条件が2つ揃ったのです。

ハンティングを見るには運だけでは難しい。作戦を立てます!

条件1:
私達がマサイマラNRを訪問するのは2023年1月7日~10日。1月7日は満月です。
ライオンのハンティングについて私の仮説では、

ライオンは通常は夜中~明け方の暗い時間にハンティングをします。獲物である草食獣に静かに接近しますが、満月の夜は明るいためにバレて失敗する確率が上がっているのでは?ということ。
つまり、お腹を空かせて昼間にハンティングする確率が上がっているかもしれない。

詳しくはこちらを読んでね↓

条件2:
マサイマラ国立保護区には約20のプライド(ライオンの群れ)が生息しています。アンテナを立ててこまめにチェックしていると、日本にいてもある程度の情報がつかめます。

出発前の年末に得られた内容は、
・チーターの ○○ちゃんが赤ちゃん3頭を連れている
・△△プライドに赤ちゃんがいる
・□□プライドに大きな子供が8頭いる

大きな子供が8頭⁉ 食べ盛りがたくさんいるということですね。つまり、□□プライドはハンティングの頻度が上がっているに違いない!テリトリーはもちろん把握済み。これは行くでしょう。

子供がたくさん生まれても全員が無事に成長するとは限らない。多くは命を落としてしまうのです

さぁ、ライオンのハンティング目撃を目指していざケニアへ。

やってきましたマサイマラ!
正午前にセケナニゲートから入場。
「セレナロッジに泊まりたい!」
というリクエストがあったので、入場してもルーフを開けずに先を急ぐことになりました。セレナロッジは遠いのです。お腹も空いたし。

セレナロッジは景色が気持ち良いロッジです

ドライバ―さんはズンズンとセレナロッジがある西へと向かいます。
ところが……
突然方角を北に変えたのです。あれ?何か情報が入ってきたのかな。
皆に分からないようにこっそり聞くと、どうやらヒョウがいるらしいとのこと。やった♪

ヒョウがいるポイントに到着すると、なんと狩りの姿勢!

ライオンのように仲間がいなければ、チーターのように足が速くない。でもヒョウは忍びの天才だと思います

通常ヒョウは明け方から早朝の暗い時間にハンティングをします。昨日の夜は明るすぎてハンティングに失敗したのかな。これも満月の影響?

ライオンのハンティングを狙え!
翌々日の1月9日。この日は移動がないので、まるまる1日中ゲームドライブができます。
そこでドライバ―さんと相談し、お弁当を持って早朝から8頭の子供を連れた□□プライドプライド(群れ)を目指すことにしました。

ドライバ―:「ちょっと遠いから、脇目も触れずに行くよ!」
私:「もちろん!」

プライドのテリトリーに入ると遠方にライオンの群れを発見。近づいてみると、すでにバッファローを追い込んでいるではありませんか!

さあ、これから繰り広げられるハンティングはなんと2度! サバンナのドラマを目撃することとなりました

満月、ありがとーー!
この時のハンティングは一言では語れないほどのストーリーがあったので、次回に詳しく書きます!↓

サファリを充実させる作戦。↓こちらも読んでね♪

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