見出し画像

スキズリノ.2

自分自身を見てもらいたいか?と聞かれたら彼は困るだろうと思う。アイドルとして求められている姿ならもうすでにプロとして見せている。どの自分のことだろう?と思うかもしれない。でも、違うんだ、ちょっとかっこ悪い姿も全部見せて欲しいと思っているんだ。と言ったら何と言ってはぐらかすんだろう。で、照れたりはぐらかしたりするところも見たいと思ってるんだ。ごめん、ほんと言えない事ばっか考えててごめん、ほんと謝る。ごめん。

ストレイキッズのリーダーバンチャンは、グループを作り上げる過程でリノさん(下段右)に、ダンスの判断を任せるようになった。
ダンスは人一倍うまいが「そういう人」ではなかった彼に、ダンスに関して権限を持たせたんだよと、周囲が語るほど、「あえて」の抜擢だったという事なんだろう。

「そういう人」ではなかったとは、もとはどんな人だったと言うことなんだろう。

本題に入る前に、以下すべて個人の見解として、全然わかってないのに、よくもまあ、こんなに語ってんよ笑 な事が2000字書かれてます。よろしくお願いします。

リノさんは飄々と自信のある素振りを見せると同時に、ふと自信なそうに困った顔で笑う。不安な気持ちを悟られまいとまばたきをしながら、目線を外して俯く。照れ隠しの言動をする。完璧主義だけど、不器用な彼らしさの一面なんだろうと思う。私がストレイキッズを見始めた二年前は、彼は任された仕事を、選んだアイドルの仕事として、やりきろうとしていた。少し無理して任されたことを乗り越える、また少し無理して乗り越える。少し、無理すれば乗り越えられた。

この二年の間に、グループは大きくなり、活動の場は増え、様々な通過点を迎え、今リノさんに任されるようになった仕事は、少しの無理では乗り越えられないような、複雑なものになって行っているのではないか、と私は思ってしまう。食らいついて頑張らないと乗り越えられない。グループの代表として、出来上がっているリノというキャラとして、カッコ悪いところを見せたくないという自分自身が問われてくる。無心で歌い踊るのとは、違うものを求められる。そのことに、なかなか慣れずに眼差しが揺らぐ彼をこの二年で何度見ただろう。目を逸らしながら俯き笑う彼の心許なさそうな様子に、毎回思う。誰が彼を救ってくれるんだろうと。やり遂げなきゃと必死で乗り越えようとする彼は何を支えにしているんだろう。

私たちファンに良いところを魅せようとしてくれている彼に、精一杯の応援を伝えたい。おそらく、多くのアイドルにとって、応援してくれるファンの存在が頑張る意義だし、良い成績を残したいから頑張ってくれるし、かっこいい姿を見せる事が成績を作るし、ファンを離さないのがアイドルのお仕事だと思う。
ただリノさんにとっては、「その」頑張る理由が単純にわたしたちファンだけではないような気が私はする。彼にとって私達ファンは平等な関係。甘えもなく、何でも褒めてほしいとも思っていない。リノさんにとって私たちは、彼の仕事を映す鏡として、存在する。

これが仕事だから。その大前提がある中で、わたしたちファンを尊重してくれる彼は、他者への期待を持ってはいけないと思っている人。だから人から過剰な期待をされるのも、億劫に感じるのではないかと思う。そもそも、アイドルとファンの関係なんて期待という感情を使ったビジネスだろうに、そんな中で「そういう」彼がアイドルと言う仕事を、どう吞み込んでいるんだろうとずっと思っていたが、ライブに参加して、私なりの答えを見つけた。

チームでする仕事として、共に歩むメンバーの為、そして、自分を見出してくれたチームのリーダーであるバンチャンに対する忠誠の為だ。


リノさんは、その表に出ている態度よりもずっと、リーダーバンのことを、尊敬している。言葉では尽くせないほど。そして、同時にその存在を重荷と感じている。
この人のために、リノさんは頑張っている。バンチャンが作ったチームのために、彼は踏ん張っている…んじゃないかと、踊るリノさんを見て思った。

美貌を持って踊る事に長けていたから、職業としてアイドルを選んだ彼が、それ以上に頑張る理由が、ファンの熱い視線を通り過ぎて、メンバーにあると思うから、そしてそのリノさんの思いを理解できるような気がするメンバーであり、グループだから、ストレイキッズは面白い。

ファンには良いところを見せようとしてくれている。それも必死に。
これ以上無理なくらいに、リノさんは私たちのために頑張ってくれていて、ギリギリの一番すごいところまでやってくれる。絶対乗り越えて魅せてやると思ってくれている。身を削るような仕事を終えて、疲れ果てて一息つく時に、私たちファンに背を向けてメンバーの肩を借りて休むリノさんの横顔はめちゃくちゃ綺麗なんじゃないかなぁって思った。

日本語曲のレコーディングについて、日本語詞を担当するケムマキさんが語るリノが印象的だった。

「リノは、やりすぎるくらいにやってくれる」

ファンは恥ずかしげなくシャカリキにやり切る!!リノさんを見ることがない。
私たちの前に出てくる時は、もう出来ていて、私たちに見せる姿は、いつだってちゃんと出来ているちょっとクールなリノさんだ。
私たちの前に出てくる前は、良いものを作る為だけに、シャカリキにやってんのかあの人…と、良いこと聞いちゃった〜である。

昨年から、リノさんは他のアイドル合同でのカバーステージなどをグループを代表して一人で参加する機会が増えた。

これまで他のメンバーが負ってきた重責を知ったのではないかと思う。
グループの入り口になる事、グループの代表となる事はさぞ重いだろう。

本来「そういう人」ではないのだから。

一人っ子で個人主義の昔気質の職人気質な青年が、グループが目指すもの為に必死で足掻いている。彼は、グループの目指す夢に必死でくらいついてくれている。

どのメンバーよりもメンバーの事を見ながらパフォーマンスするリノさんをみて、死ぬ気だと思うほどに身体ごとで踊るリノさんを見て、「そういう人」じゃなかった彼が、「そういう人」になって行くドラマを最前線で見させてもらえるなんて、なんてファン名利に尽きるのだろう。

ああ、リノくん、君は、なんて、かわいい人なんだ。

一番上の写真下段右の爆イケメンのリノさんの話を2000字超えでしているのに、顔がイケてるって話をしない、私。おもしれえ女でしょ。


まあでも、そうじゃなくて、
中身を語らせたらキリがねえ!!なくらい、
つまりは、リノさんがとてもかわいいひとだってことなんだ。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?