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スキズバンチャン.2

どうしようもなく孤独な夜、何か見えるものに手をつけ始めて、それに集中していさえすれば孤独を少し忘れられる。
深く潜って周りの音が消えるような感触に爆発しそうな孤独をやり過ごす。タスクをこなし、やることを積み上げていけばいい、それが今は一番楽だから。
大丈夫、全てうまくいってると自分に言い聞かせながら、すぐ近くまできている闇の感触に気づかないように目を閉じる。そんな夜をわたしたちのリーダーバンチャン(画像上段右)は、何度越えてきただろう。

(以上ここまで、一字一句全部わたしの思い込みで、かつ、これ以下に書く事も完全に全て思い込みです。)

長い練習生期間の中で、自分のことを守るために本心を隠すようになったんじゃないかなと思う。どうせ誰にもわかってもらえなくて、もう理解されたいとも思わなくなって、でも寄り添ってほしくて、誰かに寄り添えば自分の方が癒されると知って。他が為に自分を犠牲にしていよう。どうしようもない孤独を忘れるために。

曇り空でも眩しく感じるような、当たり前の空気でも重く感じてしまう人の気持ちが分かるから、バンチャンは日向のようにあたたかい。

その背中が雨で冷たく濡れてしまっても、僕は暑がりだから全然大丈夫と笑う君に、
わたしたちファンとこのすべての環境を守るために堪えて支えてくれていること、
どんな日もファンに向き合う事を諦めないこと、
どうしても私たちのところへ戻ってこようとしてくれていることで、
絶対にファンを不安にさせないバンチャンの明るくて、楽しくて、いつだってやっぴー!!JUST ENJOY!!じゃない部分だって、私たちファンは愛してるんだよと、どう言えば伝わるだろう。


バンチャンは、実は結構器用にアイドルをしている。野心家の、手練れだし、アイドルという稼業自体はとても楽しんでいるんじゃないかなと思う。わたしにはそう見えるってだけだけど。

大真面目なのかと思いきや、欧米人を感じる軟派さを見せる。
彫刻のような肉体美を、恥ずかしそうに持て余したり、ちょっと可愛い事やってみたいと思っていたりする。
かと思えば、ビジネスマンの横顔を見せてきて、アイドルが作ったとはもう全然思えない、ど・強い楽曲を作ってきたりする。
油断していると、メンバーからぞんざいに扱われてニタニタ笑っていたり、絡んでいっては嫌がられたり、どぎつくイジられたりしてたかと思えば、パフォーマンスで余裕のある男っぷりを魅せる。
オタクがついていけない程の色んな側面を見せつつ、ファンに向き合う時は、いつだってあたたかく柔和なバンチャンの姿で、本当は空も飛べる。全然、体一つで空も飛ぶ。

空を飛んでくれたほうが納得感がある。バンチャンは人間味あふれる完全無欠のスーパーヒーローなんだ。


スーパーヒーローであることの孤独を20代の彼がどう乗り越えているのか、もう全然想像もできない。
誰も自分の味方がいないように感じたり、思い通りにいかない事への苛立ちを、どう乗り越えているんだろう。周りが見えなくなることだって沢山あるんじゃ無いかと思う。

ちなみにわたしは周りが見えない事ばかりで、もうおばさんなので見る気もないし、ピント機能の低下で大体のことがぼんやりしか分からないので、よく見えないんだからもう仕方ないじゃない!!!ふん!!!と悪態つきながらしぶとく生きている。そんな自由に好き勝手に悪態をつけるわたしはいくらも幸せだ。人に残念だと思われながらも、自分の気持ちで生きていけるから。バンチャンには泣きたいのを我慢しないで泣ける場所があるんだろうか。耳の奥の空気が内側に詰まりながら込み上げるような涙を一人の部屋で流すんだろうか。

彼の本当の心のうちを、なんとも押し隠しているような言葉の選び方とか、事を悪くとらないようにする見方を意識しているような挙動を感じるたび、わたしは少し寂しくなっていた。


けど、今年のライブで大大泣き(ダイオオナキ)したバンチャン。
心の一番ヒリヒリする部分を自分の言葉で、ファンを安心させるためというより、自分のために話をしてくれている気がして、心に触らせてくれようとしていると思えて、ちょっとちゃんと聞いてなかった位わたしも泣いてしまった。(クソファン)

泣きながら色々教えてくれたバンチャンは、

急にメンバーとファンへの思いが爆発して
「俺がここにいる全員守る!!!!!!」と本気で絶叫し。

映画のクライマックス前のスーパーヒーローみたいなことをマイクを通して言い、
オンラインで公演見ている世界中のファンはそれを聞き、

守る対象が実は地球規模のため、
守ってもらう側のファンの方は、
この激カワスーパーヒーローバンチャンのことをわたしが絶対に守りらねば…と思ったという事が世界で起こったと言われているんだけど、知らんけど。



メンバーにだって頼れなくて、自分だけが頑張ってると思うような事もあっただろうし、もちろん今彼が任されている事はデビュー当時の比じゃなく、とても大変だと思うけど、人に頼れる部分を任せようと思えたり、私たちファンのことを少し安心して感じてくれたりの中で、バンチャンが言い方を工夫したりせず思ったままを伝えてくれることがあったりすることが、とっても嬉しい。

それを言っても大丈夫だと思える環境を自分で作りあげたんだと思う。

スーパーヒーローはその自分の能力と、世間の乖離に孤独を感じて苦しむものだけど、理解者が現れて協力しあって、その世間を救おうとする。そんなん、まんまバンチャンやん。
(バンチャンのエセ関西弁イラっとするんだけどね、その人間味の匙加減も、スーパーヒーローのそれなのよね。私って多分、ファン馬鹿)



今この瞬間も、オタクの私に負けないくらい、ストレイキッズのこと考えてそうなバンチャン

バンチャンの見る夢が全部、綺麗な彩色で楽しくて明るいハッピーセットでありますように。


バンチャンの眠れない夜に、なんかひとつでも笑えることがありますように。
バンチャンに毎日ホッとするようなラッキーがありますように。

バンチャンが、幸せでありますように。



わたしは心からそう願っている。


おしまい

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