「"稼ぐ"系ノウハウで稼ぎたいのにやりきることができない」と話したKに対し、「それは、Kさんにとって本当にやりたいことじゃない」とコーチングのコーチに言われたことから、「本当にやりたいことってなんだろう」と考えるようになったK。やりたいことを探る中でパラレルキャリアというものを知ります。

本当にやりたいことってなんだろう。自分にできることってあるんだろうか。そんなことを日々考えるようになった。

そんなときに目にとまったのがオンラインサロンだった。

初めて知った「パラレルキャリア」という言葉

きっと誰もが、時間を惜しまず取り組める好きなことや、人よりちょっと上手くできる得意なことがあるはず。その「好き」や「得意」を活かして、誰かの役に立ちたいと思えたらそれはあなたの「パラレルキャリア」になります。

と、サロン募集のメッセージにあった。
そして、「「何か」がまだ見つからない方も、それを見つけるキッカケ作りやをお手伝いします。」とも。

ここでならやりたいことが見つけられるかもしれない！

初めてのオンラインサロン、入会したところで、私に何か見つけるなんてできるだろうかと不安はあったが、パラレルキャリアというものに惹かれ入会してみることにした。

Think In Move(TIMサロン)は、Facebookのグループでやり取りを行う、アウトプット型のコミュニティだ。

入会直後は、「やはり入会したのは失敗だった。」と感じていた。なぜなら、すでにパラレルキャリアとして活躍している人たちがいっぱいいたから。みんながキラキラして見えた。
まだ何も見つかっていない私は、Facebook内のTIMサロンのコミュニティでも、何も発言できずにいた。

TIMサロン内でのchoice！ライター募集が動き出すきっかけに

ちょうどサロン入会と同時期に、TIMサロンのメディアである、このchoice!のライター募集があった。何の行動もしなければ、何も変わらないと、思いきってライターに応募した。同時期に入会していたメンバーたちが、どんどん行動をしている様子を見ていて、それも自分が動き出すきっかけとなった。

それから、今後パラレルキャリアをやっていくなら、きっと自分一人だけではやっていけないはず。色んな人との関わりをもっていく必要があるだろう。ここでchoice！チームのメンバーとして、仲間との関わりをもってみた、チームビルディングの経験を積みたいと思ったのだ。

choice！編集部に加入したことで、深く自分自身を振り返ることとなった。choice!の記事を書く以前は、書き方のコツさえつかめば、記事は書けるようになるものだと思っていた。
しかしchoice!の記事は、何かテクニックでうまく書くのではなく、自分の言葉で書くことが求められるため、かなり苦心した。自分の言葉で書くことは、自分自身を見つめ直すことに繋がるのだ。
choice!編集部メンバーと対話し、そこで気づいた自分自身の想いを記事に書き出す。パラレルキャリアにまつわる様々なテーマの記事を書くごとに、私自身が少しずつ成長しているようにも感じている。

Think In Moveのサロンビジョンは、「動きながら、考えながら、やりたいことをカタチにする場所。」

サロンメンバーたちが行動し、アウトプットする様子に触れるうち、他のメンバーに比べたら、本当に小さなことではあるけれど、行動できるようになってきている。そして、自分が好きだな、やりたいなぁと思うことが見えてきた。

でもこれがパラレルキャリアになるんだろうか?
そんな疑問も浮かんだが、サロンオーナーのひとりである村上あゆ美さんのこんな発言に勇気をもらった。

例えば、野球観戦が趣味だとしましょう。
野球観戦が趣味な人は球場にけっこうな頻度で行きますよね。
これは趣味。
遠征までついていく！とかグッズも全部買う！とか。
これはファン。
だけど、「野球好きな人をもっと増やしたい！」と思って例えばブログなどで情報発信をしたり、野球観戦のためのコミュニティを作ったりしたら、これはパラレルキャリアだと思います。
「自分以外の誰かの役に立ちたい」とかいう思いが入っているかと思うから。

私の場合は、会社で担当している業務の中に、楽しくて夢中になれることがあり、業務の域を超えるほどの熱量でやっていたので、これをパラレルキャリアとしてもやっていいんだと思うことができた。
そして、仕事の中でパラレルキャリアにつながる種を見つけたり、パラレルキャリアとして行動し得た知識を、会社のメンバーにシェアしたりしている。今後活動を続けて行くことで、本業とパラレルキャリアの相乗効果も期待できそうだ。

これまで色んなノウハウを手にしてきた。資格をとれば変われるのかなと思っていたこともある。ノウハウや資格さえ手にすれば、全てがうまく行くと思いたい自分がいて、うまく行かない時にはノウハウや人のせいにして来た。
でも、それは違うと頭の片隅ではわかっていて、その本当に感じている思いをきちんと認識できるようになるのに随分遠回りしてきてしまった。
まずは行動して、考えて、自分自身を見つめて、アウトプットして。そうやって進む中で本当にやりたいことを見つけたり、なりたい自分に近づけるのだと、ようやくわかってきたところだ。

TIMサロンは、それを気づけた場所であり、同じ想いを持った人たちが集まりサポートし合える、私にとって心強い場所となっている。　　　　　　＜完＞

３回に渡って連載してきました『「パラレルキャリアエッセイ」本当にやりたいことは何？好きなことを見つけたい。』をご覧いただきありがとうございました！

私は、仕事のスキルを身に付けたい思ったところから、紆余曲折を経て、パラレルキャリアをスタートさせるまでになりました。
パラレルキャリアに決まった働き方はありません。そして、いつからでも、誰でも始められるキャリアの築き方です。
夢中になれることを見つけたい、好きなことを形にしたい、何か人の役に立つことをやっていきたいな。
そんなことを思っている方にパラレルキャリアを知ってもらい、一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。

主人公Aのエッセイ
「挫折の先に見えたものは」
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主人公Kのエッセイ
「本当にやりたいことは何？好きなことを見つけたい。」
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