私は高校時代の３年間、市営バスを使って通学していた。
そのこともありバスに乗るのが好きで、今でもバスに乗る機会があると楽しみだしノスタルジックに浸っている。
バスに揺られているとお母さんのお腹の中のような安心感があり、どうしてもウトウトしてしまうのは私だけだろうか。

バス同士がすれ違う時の運転手さん同士が交わす手をあげるコミュニケーションが言語化できないがとても好き。
何も言わずに手だけをあげるというコミュニケーションがカッコ良く、粋だなと思うのかもしれない。
この前バスに乗っていて、その瞬間を見れるかと注目していたがそのまま過ぎ去ってしまったことがあった。
当たり前だと思っていたコミュニケーションが交わされずさみしい気持ちになったが、地域によってやるやらないがあるのかな。

そのときに用事があったバス停は終点だったのだが、終点で降りる人は降車ボタンを押さないという暗黙の了解がある。
私はもう大人だから降車ボタンを押さずにバスを降りた。大人だから。