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ゲインロス効果

ゲインロス効果とは、

「プラスからマイナスの印象、

またはその逆に

変化する度合いが大きいほど

相手に与える影響が大きくなること」を言います。


ゲインロス効果は、「ゲイン効果」と「ロス効果」に

分けられます。

まず「ゲイン効果」とは、

「得る」という意味なので

最初にポジティブな面を見せることで

ポジティブな印象を相手に与えることを言います。

「ロス効果」は

「失う」なので

その反対です。


ゲインロス効果の用いた具体的な例として、

「映画のジャイアン」を見てみましょう。

普段の番組では、暴力をふるう、

人のものを奪う、下手な歌を無理やり聴かせる

など暴君そのものですが、

映画のジャイアンは、

率先して人を助けたり、先陣を切って立ち向かったり、

とても仲間思いだったり、

ほとんど真逆の印象を受けます。

もともと「暴君」のイメージを普段の番組で

植え付けられていた私たちは、

映画版のジャイアンを見ることによって、

大きく印象が変化します。

「実はジャイアンはいいやつなんじゃね?」

という気持ちが強く生まれるわけです。


ゲインロス効果で注意したいのは、

最初に書いた通り、

映画のジャイアンと逆のことも起こることです。

最初にいいところを見せておいて、

悪い印象を与えると、

それは強固なものになってその人の心に刻まれます。


ゲインロス効果を対人関係で利用してもよいですが、

注意点があります。

それは

「振れ幅を大きくしすぎないこと」

急に態度や発言を変えたり、

あまりに振れ幅が大きいと、

相手は違和感を抱き疑念を持つようになります。


でも筆者は、

変なテクニックを利用するより、

精一杯誠実に一生懸命生きれば、

それでいいんじゃないかと思っています。


サポートいただけたら、ちょきんぎょが何かを体験して記事にします。