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本気でトリマーさんと向き合い、寄り添う

トリミングサロンの経営者やトリマーの皆さん、こんにちは。
私は、トリミングサロンの総合支援システム「CHOKIP(ちょきっぷ)」の開発&運営を行う株式会社DAY ONE代表の佐久間と申します。

これからこのnoteでCHOKIPの機能紹介や導入サロン様の声、セミナーやイベント情報、そして、私を含むCHOKIPメンバーの想いなどを発信していきます!
どうぞよろしくお願いします。

第1回目の今日は、「CHOKIP開発の想い」と題して、なぜ・どんな想いでCHOKIPを開発したのかについて書きたいと思います。


株式会社DAY ONE 代表 佐久間の自己紹介

まずは、簡単に自己紹介をさせて頂きます。
私がペット業界で仕事をするようになったのは2000年7月。もう20年以上ペット業界でお世話になっています。

ペット業界で仕事をしようと思ったきっかけは、一人の飼い主として、「日本という国で犬と暮らすのは大変だなぁ。」と思ったこと。分からないこと、困ったことに次から次へと直面した経験から見えてきたのは、ペット業界と日本の社会に潜むペットを取り巻く様々な課題でした。
どこまでできるか分からないけど、少しでもその課題を解決し、「人とペットが幸せに楽しく暮らせる社会の創造」に貢献できたらと思い、2000年にGREEN DOGというECショップを立ち上げました。

その後GREEN DOGではトリミングサロンを含む実店舗、動物病院、情報メディア、プロフェショナル育成、保護犬の譲渡会活動など、課題解決につながりそうなことに取組み、
トリミングサロンについては最大6店舗で、月間2000頭以上のトリミングを提供していました。

その経験から、ペット業界やペットとの暮らしにおけるトリミングサロンの重要性・可能性とともに課題を感じ取りました。

トリミングサロンの重要性と直面する課題

「この子」のことを飼い主さんの次に分かっている人は誰?と聞かれたら、私は迷わず「トリマーさん」と答えます。「この子」とは目の前にいるワンちゃんのことです。

なぜならば多くの飼い主さんは愛犬を約1ヵ月に一度の頻度でトリミングサロンに連れていきます。トリミングサロンではトリマーさんが、その子をただシャンプーしてカットするだけではなく、その子の被毛・皮膚や耳などの健康状態を細かくチェックし、そして2時間程度その子と向き合います。そして、その子と「一生」お付き合いすることも少なくありません。

こんな頻度と距離感、そして時間を「この子」と過ごす職業が他にペット業界に存在するでしょうか?

また、私が20年以上ペット業界で仕事をしながら、身近でトリマーさんを見てきてつくづく思うのは、「トリマーさんって、本当に犬が大好きなんだ」ということです。この子のために自分ができることを最大限やってあげたい、飼い主さんのサポートを精いっぱいしてあげたい、そんな純粋な思いを持っている方が本当に多いのです。

これらの事実を見るに、私はトリマーさんこそが本当の意味で飼い主さんにとって最も身近なよきアドバイザーになり得ると確信するにいたります。実際に多くのトリマーさんが飼い主さん、そしてワンちゃんたちにとって頼りになる存在として、深い信頼関係を築いていらっしゃいます。

しかし一方で、トリマーさんの日々の業務は、予約管理、カルテの管理、会計処理など多岐にわたります。その上、このようなタスクは手作業&紙でやっていることが多く、多くの手間・時間がかかります。
これらのタスクは、トリマーさんが本来集中すべき犬との対話やケア、そして飼い主さんとのコミュニケーションから彼らを遠ざけてしまっているのです。

このようなトリマーさんの業務負担を減らすことができたら?
おそらく時間的なゆとりが生まれ、もっともっと「この子」と飼い主さんに向き合い、これまで以上に色々なアドバイス・提案ができるはずです。
何よりトリマーさんに「心のゆとり」が生まれるのではないかと思います。

その結果、ワンちゃん自身、そして飼い主さんがより健康で豊かな生活が送れることにつながるでしょう。それはさらに、トリマーさん自身の喜びと誇りにつながるのではないかと思います。

デジタル化(DX)の必要性と可能性

自分自身がトリミングサロンを経営してきた経験から、こうした課題に対処するために、私はデジタル化(DX)が大いに役立つと確信しています。例えば、カルテや顧客情報のデジタル化は、情報の検索や更新を瞬時に行えるようにし、紙の記録に比べて効率と正確性を高めます。オンラインでの予約システムを導入することで、電話での対応に費やす時間を大幅に削減できます。

これらはあくまで一例ですが、サロンを運営するために必要な業務のあらゆることがデジタル化により削減されることで、トリマーさんの業務負荷を大きく軽減できると考えます。

また、トリミングサロンのデジタル化には、もうひとつ大きな可能性が存在します。それは、これまでトリマーさんの頭の中、もしくは紙のカルテの中にしかなかった「この子」に関するありとあらゆる情報がデータ化されるということです。

情報がデータ化されることが意味するところは、情報の共有がしやすくなるということだけではなく、「蓄積」→「分析」→「活用」という形で、情報が新たな価値を生む源泉になるということです。

それによりトリマーさんから飼い主さんへの提案やアドバイスの質が向上したり、コミュニケーションの頻度が高まったり、はたまた新しいサービスの開発に活かされたりと、トリミングサロンやトリマーさんがさらに価値ある存在になる原動力になる可能性を秘めています。

CHOKIP開発の想い

「ペットが大好き、ペットを幸せにしたい。そんなトリマーさんも幸せにしたい。」
これが私たちがCHOKIPを開発しようと思った原点です。

ここまで書いてきた通り、トリマーさんは本当に偉大で、ワンちゃんや飼い主さんにとって身近で頼りになる存在です。
そんなトリマーさんを応援したい。もっともっと自信と誇りをもって仕事をしてもらいたい。そして、トリマーさん自身がもっともっとハッピーになってもらいたい。

20年以上前に私が感じた「ペット業界や日本の社会に潜む課題」の多くは、トリミングサロンがもっと身近なプロフェッショナルとしてあらゆる方面からワンちゃんと飼い主さんを支えることができる存在になることで解決につながるとも思っています。

そのためにはデジタル化が有効な手段ではあるものの、トリミングサロン、トリマーさんにとってはちょっととっつきにくい分野の話であるのも事実です。

デジタルって言われてもよく分からない
何だか難しそうで自分には使えなさそう
何にから手を付ければいいの?何をどう選べばいいの?

そういう状態で、デジタル化に踏み切れていないトリミングサロン、トリマーさんがたくさんいらっしゃいます。

だから私たちCHOKIPは「本気でトリマーさんと向き合い、寄り添うこと」をモットーに、デジタルの力でトリマーのみなさんと一緒に課題を解決していきたいと思っています。

また、トリマーさんやトリミングサロンの声に常に耳を傾け、CHOKIPをどんどん進化させていきたいと思っています。そのために、充分なカスタマーサービスと開発体制を整えてて臨みます。

これからCHOKIPをどうぞよろしくお願いいたします。