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人生が変わった買い物10選:2023年

はい。
はじめは「今年はじめて読んでよかった本10冊」にしようと思っていたんです。
それで振り返ってみたんですけど、今年、「本好き」と「薬屋」と「八咫烏」と有栖川有栖の読み返しばっかりしていて、大量に読んだのに「今年はじめて」が驚くほど少なかったんです。
「10冊」とか言っていられないくらい。

なので、普段本とか着物のことしか書かないわたしが2023年に買って「人生まじで良くなった」ものを10個書こうと思います。


1. ドライヤー:レプロナイザー7Dplus

これ、感動のあまり検証記事まで書きました。

単体で考えると、今年一番高い買い物でした。
だけどめちゃくちゃ人生のクオリティがあがった。
とりあえずヘアケアに気を使う人はみんな買ったほうがいいです。
本当に。
ドライヤーの時間短縮。
髪の毛サラツヤ。
髪質向上。
もう普通のドライヤーには戻れないし、できれば旅行にも持っていきたいし(無理。大きすぎ。)、買い換える時のために貯金もはじめました。
万が一レプロナイザーじゃないドライヤーを買うとしたら、ダイソンにしてあげてもいい、くらいにレプロナイザーがいいです。

2. 着物:my振袖

だって出会っちゃったんだもの♡
正直思いましたよ。
「え?この歳で振袖買う??」
って。
でもね、色味が運命の色だったの。
振袖は二十歳の子だけのもの?
ノンノン、そんなのナンセンス。
わたしが着たいと思った時が着るタイミング!
で、買った。
買っただけじゃもったいないので、サトウヒロコさんの歌詞解釈撮影で撮ってもらいました。

撮影byサトウヒロコ

イエイ。
振袖から撮影まで全て込みで考えるとこれが一番高い買い物かな。
これで買ったのは、「自分という軸」と「自信」。
自分が後悔しない自分でいようっていう気持ち。
わたしはいつだってこの時を振り返って、思い残さないで今やるだけやろうって言い聞かせるんだ!

3. 旅行:湯河原温泉一人旅

一人でダラダラする時間が必要だったのです。
わたしは平気で一人で出歩くタイプの人間ですが、家にいるんじゃなくて、和室で、温泉があって、特に観光する必要もなくて、がんばって名物を食べる必要もない。
そんな旅行のよさを去年しりました。
で、今年も行ってきた。
2泊だと中1日しかないので、3泊で。
今回の旅行のお供は、スラダン全24巻(完全版)。

これのおかげで、一番大きいスーツケースで行きましたよ。
温泉に入って、和室で大の字になって昼寝して、ご飯はお肉屋さんの美味しい唐揚げと、コンビニのおにぎりで、ポテチとお酒買ってきて、広縁のソファに座って読むスラダン。
23巻を一気に読む、という体験は、大人になるとなかなか難しいんですよ。
最高だったな。
湘北って、いいチームだったな。
映画、最高だったな。
ふー。
温泉と畳と漫画とおつまみ。
最高にととのいました。
みんなもやるといいよ、何か1つの作品を完結させるための旅行。

4. コスメ:アイシャドウいろいろ

今更!?
とか言わんでください。
わたしがこれまで、コスメの話をしたことがありました?
ロシアのヤバい粉くらいですよ?

露烏大バトルのせいで、ロシアのヤバい粉が買えなくなって、はや2年ですよ。
なんということでしょう。
そんなわけでわたしのメイク熱はダダ下がり、手持ちの粉とかもらったパレットとかで生きていたんですが。
暇つぶしに見る動画がなくなってきたために、Youtubeで美容系動画を見るようになったら、購買欲が上がる上がる。
そしてずっっっと気になっていたQoo10とやらについに手をだしました。
もうね、今年後期はめちゃくちゃコスメ買いました。
主に色系。
そうしたらもう楽しいのよ。
いまメインで使っているのは、Perfect DiaryのHappy Rabbitパレットと、Wakemakeのブラーリングアイシャドウ13。

(Amazonだと13番のカラーが出ません。)
Wakemakeはいろんな方が後期のおすすめで紹介していたので、買おうと心を決めたときにはどこも売り切れで、入荷待ち期間が長かったです……
コスメは色が綺麗とか、そういうのがメインで買うんですが、今回色物をアップデートしてわかったのは、
「ブランド物でも”期限”があるんだ」
ということです。
色味とか、質感とか、当たり前だけど流行りがあるみたいで、高い粉か安い粉かは関係なくて、その時のはやりと、自分に合うかどうかなんですよね。
で、わたしはやっぱりカラーメイク好きなので、これからもどんどんアプデしていこうなって思いました。
でもヤバ粉はまだまだ残ってるので、この子達も大事に使います。
世界よ平和になれ!!

5. 本:『本好きの下剋上』最終巻

これは「最終巻」がどうこう、というのではなくて、『本好きの下剋上』という作品に出会えたことがミラクルですよ。
いまでもよくわからないんですが、「本好き」を読み出すと、ほかのありとあらゆることがどうでもよくなるんですよね。
睡眠と仕事中くらい。
本好き読んでない時間て。
なんでこんなに読み続けたくなるんだろう。
ものすごく不思議で、その魅力がいまだによくわかりません。
でも確実に、この物語に出会えてよかったなって思います。

6. 舞台:◯◯◯◯

ちょっと舞台関連の話題は恥ずかしいんで伏せますね。
いやでもほんと、舞台を生で観劇できる、という世界線がもう尊い。
むしろ舞台をやってくれる、そのことが本当に尊いと思うんですよ。
いまのこの世界で。
それをさ、この目で、生で、ライブで行われているのを見れるんですよ。
もちろん配信もある。
DVDやブルレイも出る。
でも、その場にいないと味わえない空気が、そこにはある。
見知らずのお隣のかたに、「よろしくおねがいします」と挨拶をする。
「あ、◯◯推しなんですね。いいですよね〜」とお互いの推しを褒め合う。
必死でランブロコンプを目指す。
舞台の上に、熱い気持ちを注ぐ相手がいる。
舞台を見る前と、見た後のわたしは確実に別の人間になってしまっていて、わたしはもう「あの作品を見る前のちょこ」には2度と戻ることがないんだ、と思うと、本当にすごいことだと思います。
そしてこちらが愛を注げば注ぐほど、向こうも全力で返してくれるの、本気でありがたいです。
ありがとうございます。
あ、でもランブロはお金出すんでコンプリートセット売ってください。
ランダム無理です揃いません。

7. 香水:Jo Malone Londonのジンジャービスケット

ジョマロンは大好きな香水なんですが、ここ数年香水の使用頻度が下がっているために、なかなか新しいのを買いづらかったのです。
だって残りがたくさんあるんだもの。
なんですけど、ジョマロンの今年のクリスマス限定に、「ジンジャービスケット」があーるじゃないですか。
1週間くらい悩んだけど、買いましたよね。
最高に好きな香りでした。
残念ながら100mlボトルはとっくに売り切れていて、30mlボトルを買いました。
はぁん、いい香り……
わたしは季節を問わず、甘ったるい重ったるいスパイシーな香りが好きなので、ベストオブ香水はジョマロンの「ブルーアガバ&カカオ」です。

これは一度廃盤になってしょんぼりしていたところ、100mlで復刻が出たので迷わず買ったやつです。
それから憧れは、ジョマロンの「ミルラ&トンカビーンズ」です。

こっちはオード・パフュームなのでバカ高い。
あと欲しいのは、メゾンマルジェラの「ウィスパー・イン・ザ・ライブラリー」なんですが、この香りは日本撤退してしまったとの話を聞いて、沈んでおります。
すぐ手に入るものとしては、ローラ・メルシエの「アンバー・バニラ」シリーズ。

で、ジンジャービスケットですよ。
本当に美味しそうな香りで、仕事日にはつけられないのが悔しいので、キャンドル買いました。
これなら枕元に置いておいて、お部屋の中がうっすらジンジャービスケット。
最高。
大好きな香りは心を豊かにしてくれます。
(プレゼントはいつでも受け付けております。)

8. 読書:本を読むしかできないブックショルダー(四六版)


Nir Bookという、「本を読むしかできない」グッズを展開しているブランドがありまして。

わたしは以前ここで、文庫を読むしかできないショルガーバッグを買っていたんですね。
これ、わたしが妄想の中で「こんなのあるといいなー作ろうかなー」していたのを、妄想していた以上の完成度で出してくれて。
即座に購入しましたよね。
これのいいところは、なんたってショルダーバッグに本が入っているので、通勤時に立ちっぱなしでもカバンを開くことなく、さっと本が読み始められる点です。
そこそこ混雑した電車だってノープロブレム。
しおり紐もついているので、乗り降りの際も慌てなくていい。
そんな最高なショルダーバッグに、四六版が出るとな?
これは通常の単行本、あるいは最近よくあるソフトカバーサイズになります。
これでちょっと大きめの本でも電車の中で読めるぜ!
てことで、発売開始と同時に買いました。
最高です。
読書人生が変わります。
なんといっても、文庫で買う本が多いとはいえ、まだ文庫化されていないシリーズなんかは、追っかけているものだとどうしても大きいサイズの本で買うじゃないですか。
でもそういう本をカバンから出し入れするのって、結構めんどくさいのですよ。
それが!
ショルダーバックにあるだけで、立ったまますぐに本が読める!
NirBooksさんはほかにも興味深い商品を出しているので、少しずつ揃えていきたいと思います。

9. 着物:1年間思い続けた浴衣

去年の夏、
「あ!この浴衣かわいい!半額セール!……だけど2万越えか…… これ以上浴衣増やしてもなぁ、でもかわいいなぁ」
と1時間悩んでいる間に完売してしまった浴衣がありまして。
そのあと、やっぱり欲しかった!
と大後悔して、ネット上で探しまくり、フリマサイトを漁りまくり、果ては取り扱い店に今後の納入予定まで聞いて(完売御礼)、それでも諦めきれなくてずーーーーーっと探していた浴衣があったんですよ。
そしたら今年、久しぶりに開いたフリマアプリでなんとなく検索したら、ぽろっと出てきたんですわ。
ぶったまげましたね。
価格は定価の半分くらい。
中古品だけど、ここで悩んだら絶対買い逃す……
と思って即ポチしました。
届いたのを着てみたら、思った以上にかーわいーい!!

これでるんたったお着物手作り関係のお店の催事にいったら、出品しているお姉さんに
「あ!その浴衣!わたしも欲しかったんです〜。でもフリマサイトに出たと思ったら売れちゃって!」
と声をかけられて、
「え!じゃあそれ買ったのわたしです!」
ってなりました。
ほんと、即ポチしておいてよかった。
ほんとうによかった。
勢いで買う買い物って、失敗する時もありますが、1年以上後悔し続けることもあるので、後悔するくらいなら買ったほうがいいな、と思った記憶でした。
(そして散財が止まらない。)

10. 写真:サトウヒロコさん撮影会いろいろ

今年になって、「写真はサトウさん」ということが増えました。
去年はじめて撮ってもらったカメラマンさんで、というか写真を撮ってもらうことなんて成人式の前撮り以来だよね?
なんですが。
Twitterでいろんな着物アカウントをフォローしているうちに、この「サトウヒロコさん」の作品を目にするようになりまして。
で、”写真苦手な人を撮る写真屋”ていう自己紹介で。

そのサトウさんがいろんな撮影会プランをあげてくれるんですね。
それを昨年体験して、「写真撮られるのおもしろ!」ってなりまして、今年はかなり撮ってもらいました。
完全にハマってしまったな。
「古民家撮影会」

これは自分写真

「歌詞解釈&着物撮影会」

撮影byサトウヒロコ

「ジェンダーレス着物クラファン達成スナップ」

撮影byサトウヒロコ

「なりきり撮影会」

撮影byサトウヒロコ

「いきなりポートレート」

撮影byサトウヒロコ

「ビジュアル系撮影会」

撮影byサトウヒロコ

写真だけの場合と、ヘアメイクや着付け込みの場合と、いろいろありました。
わたしは自分の顔が嫌いではないけれど、写真に映るとアラが見えちゃうじゃないですか。
それが嫌、というのはあるんですけど、それがあまり気にならないんですよね。
笑わなくていい、とか、楽しそうにしなくていい、というのは写真を撮るハードルを格段に下げてくれました。
そしてなんといっても仕上がりがいい!
ワタシツヨイオンナが出来上がるので、サトウさんに撮ってもらった写真を見ると、
「わたしこんだけ強いから平気!」
と根性を入れ直せます。
正直写真撮影は安くはないし(技術料としては適正だけれども)、わたしみたいな一般人が取ってもらって、なんになるのかな、と思うんですが、答えは「自己満足」ですね。
わたしはわたしが満足するために、写真を撮ってもらいます。
来年もきっと。
がんばってお金貯めようね。
(ないとは思いますが念のため。写真の肖像権はわたしに、著作権はサトウさんに帰属しています。無断で有料・無料問わずに写真を使用した場合は、1枚/1日につき¥5,000の使用料を請求します。)

まとめ

はい。
2023年買って人生よくなったもの10選でした!
正直ね、「モノ消費」だけではなくなってきたと本当に思います。
もちろん、「モノ」も大切な経験の一つで、日常を彩ってくれるので買う価値があります。
でも同時に、「体験」を買う、というのも大切なことだなと感じました。
今回選んだもののうちいくつかは、体験を買ったものです。
モノは飽和しているとよくいうしわたしも本棚も箪笥もいっぱいいっぱいではみ出ている。
でも物欲はとまらないし、なにか楽しいことをしたいし、推しは推せるときに推せるだけ推したい。
そうしないと、次に繋がらないから。
わたしのしていることは、本棚本なり着物紹介なり、かなり内向きな企画ばかりですが、それでもそこから何かに繋がっていくといいなと思っています。

そんなわけで、2023年、思い返せばわたしは大満足な1年を送りましたね。
来年もすでにワクワクが待ち構えているので、想像を超えるワクワクが訪れることを、今から楽しみにしています。

みなさまも、どうぞよい新年をお迎えください。

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