ライオン

からだとパフォーマンス

演劇を学び始めた頃、ボディワークのイラン先生が、沢山の写真を教室中に貼っていて「最高のパフォーマンスを出すための身体はどれだ?」という問いを私たちに投げかけてくれたことがある。

全身を緊張させていると、咄嗟には対応できない。
身体がリラックスしていることが、ベストパフォーマンスには大切だということをその時に教わった。
私はリラックスが苦手で、つい身体が緊張してしまう、いわゆる、交感神経が優位なタイプなので、緊張をほどくことがとても大切な準備になるのだ。

今日、こんなことを書こうと思ったのは、2つのことが目に止まったからでした。
1つは、春の高校野球の司会をやっていた、広島の高校生の子の声がものすごく良くて、感動したこと。
2つめは、フィギュアの世界選手権をみたこと。

広島の高校生の子は、甲子園の広い広い球場の前で、緊張もしたろうに、とても豊かな響きの声を出していたのでした。
柔らかくてとってもいい声でした。私、声には厳しくて、特にプロや賞をとったりするような人たちを褒めない人なんですが(笑)やられました。
いつまでも聞いていたいそんな声だったんです。
彼女がお辞儀をするときに、彼女の身体をみたら、しっかりと緩んで(変な緊張がない)いました。

そして、フィギュアでは、ネイサンチェン選手がすごかった。
勿論、アナウンスの彼女も、ネイサン選手も、身体だけでなく、メンタルトレーニングもやったりしているのだと思うのですが、あの身体を見ていたら、あぁ、彼が1位になるだろうなと分かったのです。
気負いがまるでなかった。負かしてやろうとか、そうしたことではなく、彼の目には「自分のベスト」だけしか見えてなかったのかと思うほどでした。

身体は心をつくります。
身体は動きをつくります。
身体のリラックスはベストパフォーマンスの鍵です。

私はいつも、ライオンのような身体でありたいなぁと思います(笑)
現実は、本番の直前まで緊張して、第一声を出してリラックスするという風で、なかなか人間から脱することが出来ません(笑)
あ、待てよ。吠えて、身体を楽にしてるのか?(笑)

近頃は、メンテナンスをして頂いている先生から、交感神経優位を楽にする方法などを教えて頂き、だいぶ楽になってきました。
身体って本当に、ますます面白い。

今日は冷えましたね。
窓を開けているとひんやりした風が入ってきます。
皆さん、風邪などひかないよう気をつけてくださいね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
また明日、同じ場所で。

choko

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