見出し画像

人知を超えるものと、その可能性

人は目に見えないものは、なかなか信じないけれど、私は常々、この世の中には人知では理解しきれないことが、まだまだ沢山あると信じています。

それはたとえば、こんなやり方は絶対に無謀だと思われているものがその人の未来をつくるきっかけになったり、医師からもう手遅れと判断された患者さんが病気を克服したりすること、地球上にあるたくさんの奇跡(と呼びたくなるようなこと)を見て来たことが大きいと思います。
そしてこれは、私達には、まだまだ未知のものが、可能性が秘められている。ということなのだと思っています。

2年程前にあるセッションに出逢いました。
RAS(リリース アウェイクン システム)。
筋肉反射という、筋肉のストレス反応と眼球運動で、内在するストレスをリリースしていくというセッションです。
このセッションの大切な鍵が「筋肉」。
普段は皮膚の下に隠れている筋肉。その筋肉は、私達の無意識と深い関わりがあると言われています。筋肉の反応を診る「ファシリテーター」の皆さんは、筋肉を通して潜在意識の声を解読する通訳者です。
そうです。筋肉=私たちの意識にはのぼらない(のぼりにくい)本当の声を拾いあげてくれるのです。分かりやすく書くと、自分を苦しめているものの正体を明らかにしてくれる人たちです。

私は、自分でも筋肉反射を取ることが出来ますが、やはり、フラットな状態になるためには、自分のものは信頼出来る人にお願いするしかありません。
今回私がお願いしたのは、私の敏感な(防衛本能が働く)膝を触っても大丈夫な(笑)友であり、ここ何年も身体のメンテナンスお願いしてきているMさんです。毎回彼女の手技には感嘆の声を上げるのですが、今回も本当に的確でほれぼれしてしまうものでした。

最初のセッションの時には、母との関係の中で育んでしまった「我慢」が、そして今回は、自分のあり方や、我慢(まだあった…)、ストレス。
さまざまな生き方の癖が浮かびあがりました。面白いのは、眼球運動を終え、セッションを終えてからです。表現が難しいのですが、最初は濁っていた水だまり(澱)が、少しずつ流れだした水の力で透明感を取り戻していく。汚れていた川が一級河川になっていく、そんな感じです。

この記事を書いている途中で、痛ましい事件が起こりました。
痛ましい事件が起きる度に、被疑者や犯人の家庭環境が取り上げられます。
母子家庭であったり、親の離婚があったりすると、そこをクローズアップする報道を見るたびに、離婚や、母子家庭はまだ一般的とはいえない、マイノリティなのだと突き付けられる思いです。
というのも、私がまさに離婚の走りを体感した1人だからです。

私が伝えたいのは、記事の扱いそのものというよりも、渦中に放り投げられた時の精神状態を支えきれる人と、そうでない人がいるという事なのです。
これは、いじめや病気などの経験も同じです。
自分さえ頑張れば、という思いはそう長くは続きません。私達の暮らす社会は、どんどん複雑になっています。
目視だけでは分からない、複雑な心の持ち主が増えていると言うことです。

こうした状況の中でストレスがしこりになる前に、気づいた時に取り除くことが、取り除いてあげることが出来たら。苦しいときに、苦しいのだと差し伸べた手を取ってあげられる人がいたら。
子どもも大人も、国が、世界がもっと穏やかになるに違いありません。
RASは、こうした人たちにも大きな効果があるように思います。
それこそが、RASのこれからの可能性と言ってもいいかもしれません。
興味のある方は是非、下記のホームページをご覧ください。

一人でも多くの人が、心穏やかに日々を過ごせることを心から願って。

サポートして頂きましたら、甘いものなど食べに行かせて頂きます✨😌✨