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気軽に好きと言えたらいい。

私は料理が好きかどうかわからない。

製菓学校を卒業していながらもお菓子作りが好きかどうかもわからない。

人と話すことも、好きな時もあればそうでない時もある。

好きかどうかはっきり答えられない時点でそれはそんなに好きじゃないことなのかもしれない…。

案外、自信を持って"好き"といえるものは少ないように感じる。

でも、それでいいとも思う。

"好き"って実はもろい。

引っ越しをたくさんして気づいたのは、私は料理が好きかどうかは家のキッチンによる。

お菓子作りも自分が思い描くお菓子が作れれば、"お菓子作り好き"と思えるけど、失敗をしたり興味のないものだと"別にお菓子作り好きじゃないな"と思ってしまう。

仕事だって、同じ仕事をしていても周りに素敵な仲間がいれば"この仕事好き"と思えるかもしれないし、そうじゃなければその仕事を嫌いになっているかもしれない。

コーヒーは嫌いでもミルクを入れたカフェラテなら好きという人はたくさんいるし、生のトマトは嫌いでも火を通したトマトは好きな人もいる。

"好き"の形はたくさんあっていい。

たとえそれが、すごく限定されたものであっても、一瞬のものでも。

私は日常の中にある、小さくてもろいでも有難い"好き"をたくさん拾ってあげられる人になりたい。

気軽に"好き"と言えるものが多い方がきっと人生おもしろい。

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