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にじさんじとホロライブ。「普通」と「自由」 二つの企業のそれぞれの強みと弱みをまとめてみる。

Vtuberの二大箱、ホロライブとにじさんじ。
筆者の勝手な妄想を今までノートの中でも散発的に書いてきました。
私が思うホロライブとにじさんじをまとめたいと思います。

にじさんじのキーワード
「普通」

にじさんじとホロライブ、両者を決定的に分けた最大要因は何度でも言いますが「舞スバ事件」です。
その前も両者の方向性は違っていたのですが、はっきりと決定的な差となりました。

にじさんじは、この事件により「男性Vtuber」の需要性に気付いたんだと思います。

男性Vtuberも受ける。
男女コラボもできる。

これは、アイドル売りと四天王に勝つというのに限界を感じ、変革を求めていた業界に見えた光明だったのではないでしょうか?
つまり、アイドル売りではなく、Vtuberコンテンツを「普通」にする。男女比や男女関コラボなどで友達同士で遊ぶ様な普通の姿を配信する事により、にじさんじ特有の関係性が生まれていったのではないか。

だからこそ、裏で遊んだり、いわゆる馴れ合い等と言われ。自分の箱内だけでコラボ等の批判に繋がっていくのではないでしょうか。

また、にじさんじは「普通」を目指しています。
「普通」の企業であるので、もちろん昨今のコンプライアンス関係の強化をしてます。
自社企業のライバーを守るための部署や配信権利等に厳しく対応し「普通」の企業として当たり前に求められる事に対応しているんだと思います。
これは企業の社会的地位の向上に繋がり、企業コラボ(いわゆる案件)の獲得に繋がり、それらを積極的全力でこなしていく事でさらに社会的地位の向上というサイクルを生み出します。
伊藤忠商事との業務提携もこれらの極みという感じです。

まとめ

にじさんじは「普通」

Vtuber界をオタクのいちコンテンツから、皆から愛される「普通」コンテンツにすべく、IT系の変な会社から「普通」の会社になり社会的信用性を身に付けることでそれらを実現した。
そのためどうしても馴れ合いを感じられてしまう事とオタク特有の一部の感情(ユニコーンからの拒否反応)が課題でしょうか。

ホロライブのキーワード
「自由」

逆にホロライブは舞スバ事件で

ライバーを自由に活動させる事

これが結果を出せることを学びました。

初手から失敗続きで売り方や今後を悩んでいた新人の女の子が突然「他社のおじさんと地獄コラボしたい」と持ってきた時、「どうせ失敗してもこれ以上マイナスは無いだろう」と簡単にGOサインを出した所、大当たりした。

元々Vtuberのアイドル視を強く出していたホロライブは、AKB商法(アイドル商法)と「自由」という一見相容れない正反対のような物に親和性があるという事実に気付いたのです。

最低限のアイドルさえしていれば何をしてもいいというより、個々のライバーに「君はアイドルだよ」と言い聞かせる事で個々が勝手にアイドルの線引きを勝手にしつつ、超個性的な活動をする。

また、時勢のニーズに合わせた能力を持った人を採用し自由にさせる。もちろん自己の能力を使って自由にするため、もちろん時勢にあった内容になりますしそれらをベースにした革新的な事をするという流れになります。

典型例は、ココ会長で
自由にさせた結果、英語という時勢のニーズにあった能力を使い「朝ココ」というとんでもない時間帯に英語を交えて他メンバーをディスるという常識外の配信を行い大当たりする

また、弱点も

自由にやっているため、どうしてもチェックが甘くなってしまい。配信権利問題や朝ココで他人が踏んだ地雷をもう一度踏むなんて事もやらかします。

ただ、この能力のある人を採用し「自由」にさせつつ、アイドル売りをするというパッケージは海外においても通用します。
なぜなら自由にさせるとその土地にあった活動をするからというより活動をしないと自身が売れないのでしていくのです。

また、このパッケージの凄さは、「自由」なので、ライバーは試行錯誤します。
こんな配信はどうかな?とか、こういう能力どうかな?とか。
これらが配信に現れ、それが成長を感じるため親近感に繋がるのです。
また、同期ライバーの試行錯誤は同期同士で相談するため、同期ライバーの成長を肌で感じ危機感に繋がり試行錯誤するというサイクルに繋がります。

この親近感と試行錯誤によるレベルアップがホロライブの登録者の平均高さに繋がり、登録者が多いという事は数字にも現れ、数字が高いという事は知名度の向上です。

まとめ
ホロライブは「自由なアイドル」

ホロライブは、「自由なアイドル」によって、登録者数などの数字を獲得し、数字によって社会的地位や信用性を得て。海外進出を果たした。
海外でもこれらは評価され、Vtuber界の地位向上をした。

ただし、「自由」にさせているため、対応が後手にまわったり、して良いこと、悪いことの線引きが曖昧になっていることが弱みです。これからも、問題は起きるでしょう。

結論

どちらもVtuber界の向上と拡大。
盛り上げなどに貢献し、どちらかが欠けてもこんな大コンテンツにならなかったでしょう。

今回のオチ

ぶっちゃけどうなんすかねぇ?
色んな人が色々考察してるんで。

ちなみに企業としては。「普通」のにじさんじの方が良いんでしょうかねぇ。ホロライブは、ベンチャー感が強いっすよねぇ。

なんで、変にアイドルっぽい事をにじさんじがしたり、ホロライブが普通の事すると失敗する気がします。
にじさんじのファンクラブ
ホロライブの社会問題。国際問題。
いやぁ。。ねぇ?

第3の企業として、あにまーれかノリプロか神楽組がくることをお祈りしています。

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