2023年の曲聴き活動 総括

今年はコンパクト(当社比)にいきます

百聞は一聴に如かず 「私の2023年」プレイリスト


2023年 私が選ぶベスト曲

1位: TOMOO - Super Ball

卓越したシンガーソングライターと極上のシティソウルアレンジの邂逅

TOMOOさんは2021年のベスト・新しく出会ったアーティスト3位で紹介させていただき、「顔面がビックリするくらい良くて歌も負けないくらい良い」アーティストとして注目していました。
以降メジャーデビューを果たし、初のメジャーアルバムのリード曲として発表されたのがこの「Super Ball」という曲です。

うわああああ すっごーーーい良い.........

低くてハスキーな声を存分に生かしたソウルフルな歌唱、優しくも情熱的な歌詞とメロディ、魂の脈動を感じる生き生きとしたブラス/ストリングスアレンジ、大サビを頂点にフルコーラスを通して盛り上げる曲構成…全てが高水準でまとまっていて、とんでもないのが出たと興奮は今でも冷めません。

今作はプロデューサーとして小西遼氏(象眠舎, CRCK/LCKS)が編曲を担当しているのですが、小西氏のアレンジや音作りが掘れば掘るほど好みなので、今後もTOMOOさんと合わせて熱い視線を注いでいきたいと思います。

【次点】
2位: Penthouse - Live in This Way
インディース時代の「Fireplace」に衝撃を受けて以来注目していたシティソウルバンド。メジャーデビューシングルに収録されたゴスペルをフィーチャーしたアッパーチューンはライブ映像がおすすめです。

3位: ずっと真夜中でいいのに。 - 綺羅キラー (feat. Mori Calliope)
この曲の良さはサビ前のブリッジ「きっらーっきっらー ベェン!!!」に集約されており、2番ABメロを排してラップパートを差し込んでも強制的に2番サビに戻って来れるだけの優秀なブリッジであると捉えています。


2023年 私が選ぶベストアルバム

1位: TOMOO - TWO MOON

令和時代に繋ぐシンガーソングライターの系譜 その最先端

TOMOOさんについては前述。小西遼氏プロデュースの「Grapefruit Moon」は「Super Moon」とは対照的なしっとりと聴かせるタイプの名曲。「夜明けの君へ」はトオミヨウ氏プロデュースの真っ直ぐなJ-POP。他の曲も良質な古き良きJ-POPを継承しており、昨年リリースのeillのアルバム「PALETTE」に続き、令和時代では貴重な「アルバムとして優秀な1枚」でした。

【次点】
2位: Penthouse - Balcony
前述の「Live in This Way」だけでなく、「蜘蛛ノ糸」という圧倒的キラーチューンを始め、本当に曲作りが上手いと思わせる良曲の数々が収録されています。あとPVに井桁弘恵さんを起用するのやめてもらっていいですか?(良すぎるので)

3位以降 該当なし

2023年 一番聴いた曲

1位: 竹内アンナ - WILD & FREE

This is Anna Takeuchi を貫き通す、玄人好みの技巧派ポップ

竹内アンナさんは2022年にタイアップやパワープレイ等で知名度を広めていき、それに伴って少し曲調も大衆向けに寄っていく兆しがみられました。しかしデビュー5周年を記念する5枚目のEPで、完全にやってくれました。ああ、完全にやってんなあ。

【次点】
2位: 坂本真綾 - discord
竹内アンナのやってるシリーズその② 坂本真綾さんのアルバム曲に作曲で参加。メロディはアルバムの世界観に寄せているが、曲構成とリズムは完全に竹内アンナそのもの。それを歌いこなす坂本真綾さんも流石です。

3位: Penthouse - 蜘蛛ノ糸(前述)

2023年 ベスト・新しく出会ったアーティスト

1位: BREIMEN

中毒性のある上品ミクスチャーバンド

BREIMENさんは名前だけであまり存じ上げなかったのですが、フェスで欠席となったモノンクルさんの代役で出演されたのが出会いとなりました。
系統としてはKing Gnu, Kroiのようなミクスチャーバンドですが、左記2組よりもどこか少し優しくて、暖かくて、人間臭い感じがします。
メンバーにサックスがいるのも私的に高得点です。
メンバーそれぞれが他アーティストのサポートや楽曲提供等で活躍していて実力も業界での知名度も十分だと思いますが、意外にも来年メジャーデビュー予定とのこと。
飛躍と、さらなる素晴らしい楽曲を世に送り出してくれることを祈ります。

【次点】
2位: XinU
石原さとみ出演のすき家のCMで「とけてゆく」が流れて、真夏の季節感にぴったりなシティポップと声質で流石にヤバない?って思いました。また1人注目の女性シンガーソングライターが増えました。

3位: MistyWalk
「C」を初めて聴いた時、サウンドはしっかりとギターの壁が支えるオルタナロックそのものですが、心なしかソウルの雰囲気もあって目に留まりました。なんかそのうち売れそうだな〜 今後もバンドを続けて曲をいっぱい出して欲しいです。

2023年 車内で一番歌った曲

1位: つばきファクトリー - スキップ・スキップ・スキップ

サビ頭「ちょっとスキップ・スキップ・スキップ ふふん うれし オシャレ〜ぃ!」のメロディと歌詞と天才的な譜割が織りなすグルーヴ感が半端ないので何回も歌ってしまいました。

【次点】該当なし

2023年 ベスト・デーンデーンデーンデーンデーン ッテケテケッ パァーン

1位: 小片リサ - 映画の趣味が合うだけ

平田祥一郎氏アレンジの極太なのにレトロなサウンドと、トリッキーなリズムとそこにタイトに乗っかってくる小片リサさんのボーカルが魅力的な1曲です。年始に出てたらベスト3に入ったかも。
デーンデーンデーンデーンデーン ッテケテケッ パァーン はイントロの一節ですが、SNSではサビ前後のデーンデーンデーン パァーン を推す声もみられました。

【次点】該当なし

2023年 一番聴いたアーティスト

1位: eill

eillさんには私的大事件も大ヒット曲もなかったけど、旧譜含めたくさん聴かせていただきました。きっと来年あたり出るであろうアルバムで泣かせてくれるはず。

【次点】該当なし

※ 例年選定している以下部門は該当なし
2023年 一番イカれてた曲
2023年 ベスト・新しく出会った概念

【新設】 2023年の曲聴き活動 主な出来事

3/11
Collaboard Shinagawa Vol.3 土岐麻子 x 竹内アンナ 参戦
竹内アンナの忖度一切なし攻めの選曲&弾き語りに衝撃を受ける
5/14

人生初フェス参戦 LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 
Penthouse, Kroi のライブに初参戦 演奏技術の高さを体感
BREIMENを発見(前述)
5/23
Stereo Fabrication of Youth のライブに参戦
敏腕プロデューサー江口亮が率いるバンド
修論執筆のお供に聴いていた思い出の曲の数々を肌で感じて感激
7/15
冨田ラボ 20周年コンサートに参戦
意味不明な豪華ラインナップのゲストの歌唱とJ-POPを代表するプロデューサーの名曲の数々を存分に楽しむ
TENDREの良さを再認識
7/17
椿屋四重奏二十周年ライブに申し込むも、無事落選
12/6
人生初ハロプロ現場 Juice=Juice 武道館ライブに参戦

段原瑠々、江端妃咲から反射した光と発せられた声を肉眼と鼓膜で浴びさせていただく

総括・来年の抱負

推しが芽吹き、茎を伸ばし、花を咲かせた充実の1年
・digは低調も、現場で運命的な出会いを果たしたアーティストもあり今後もオンとオフをバランスよく活動していきたい
・来年は青田買い=知名度がまだ低いアーティストの発見と布教 をより重視する


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