見出し画像

2月10日ブラパチワークショップ浅草撮影決死隊のルートのご案内

2月10日第二日曜日の午後1時から決死隊を組織して浅草に向かう。すでに20回近い東京のミッションを行っているが今回のミッションは1番難しい。それは撮影場所が浅草の仲見世であるからだ。東京の外国人専門の観光スポットであるから大変な混雑が予想される。さらにローカルな善男善女も押し寄せてくるから注意が必要である。

例えば外人さんが東京に来て雷門から仲見世を通過して浅草寺まで行ったらどのような印象を受けるであろうか?しかもその外人さんにとってこのルートが唯一の東京体験であるとすると非常にヘンテコリンなことになる

東京は異常な人口密度で主要な交通機関は人力車であると言うことになる。私にも同じような間違いがあった。ハノイを初めて行った時にハノイの旧市街の36ストリートと言うところがあるがそこばかり歩いてハノイを理解したような気持ちになっていた。

私にとって東京で1番歩きたくないところは浅草の仲見世なのであるが降りかかる火の粉は払わねばならないと言う意味でここは決死隊として通過するのである。その先のルートだが10年以上前に片岡義男さんと東京を撮影していたときの話だが浅草寺の裏手にちょっと洒落たバーがあってそこで片岡先生にカツサンドをご馳走になった。お店の人は片岡さんが誰であるか知らないようであった。しかし片岡先生と私の会話がやくざなものであるからお店の人も気質な商売では無いというのは分かっていたようである。

その店をロケハンで探しに行ったのであるが10数年前の話でもあるしその時は夜だったので発見できなかった。そのかわり素敵なサンドイッチ屋さんを見つけてそこのカツサンドがうまいのである。浅草寺を越えて撮影をしながらそこまで言って山谷堀公園の児童遊園地で一休みしてそこでワークショップをするつもりだ。そのサンドイッチ屋さんは人気のお店で両国の国技館に中入り後にカツサンドを納入しているのであると言う。だから品物は既に売り切れの可能性もあるがそれが人生と言うものである。

山谷堀の公演は戦前は水が流れていてしかも片側待ちであった。永井荷風の古い作品でそこにある古本屋を冷やかしてから位寂しい夜の道を歩いていると交番で職務質問を受けたのである。それで身分証明をどうしたかと言うと永井荷風はおもむろに印鑑証明書を取り出したのである。それでオーケーになったのだが何か変ですね。さらに変なのは交番の中で永井荷風はウェストミンスターのタバコに火をつけてその煙を警察官に向けて吹きつけたのだそうである。今なら公務執行妨害になるのではないか? 

日本堤まで歩いてお家騒動のメッカになっているどてのいせやの行列を鑑賞する。例のどてのいせやの5代目を認めるかどうかと言うゴシップである。大体ここら辺で午後4時になりそうなので希望の人は別料金で東京で唯一残っている戦前の飲み屋の大林に行って懇親会の予定だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?