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アウェイサポと広島県民に伝えたい現在の広島平和記念公園周辺の観光ガイド(簡易版)

先日公開された広島の新スタジアムに係る基本方針において次のような文言が盛り込まれました。詳しい解説はこっち

サッカーを通じた国際交流が期待できる中で、その建設場所である中央公園広場と平和記念公園が一体となった平和発信の拠点となることを目指す

このように、中央公園広場と平和記念公園とで一体的に平和発信をしたい旨説明されています。そこで、今回はアウェイ遠征で広島を訪れる他サポの方々に、そして普段は滅多に資料館を訪れない広島市民・県民のために、広島平和記念資料館の様子と周辺を含んだ観光コースを紹介したい!というのが今回の趣旨です。

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①広島平和記念資料館に行ってきました

広島市民なのに堂々と言える話ではありませんが、先日久しぶりに広島平和記念資料館に行って参りました。というのも、資料館が一部リニューアルされたので、少し前から気になっていたから。

今回は広島を訪れる他サポに向けて、そして自分のように久しく平和記念資料館に行っていない広島県民向けに簡単に情報提供をしたいと思います。

②広島平和記念資料館に行くべき理由

広島平和記念資料館は平和公園内にある資料館で、原爆の被害や核の危険性などを伝える施設です。学生時代に修学旅行で訪れてくれた方もそれなりにいらっしゃると思います。

誤解を恐れずに言えば、決して「楽しい場所」ではありません。世界遺産に選ばれている原爆ドームが「負の遺産」と呼ばれているように、負の歴史を語り継ぎ、今ある核兵器のリスクに警鐘を鳴らすものだから当然。

その一方で、ショッキングな内容はありますが、人生で一度は見ておくべき施設の一つだと断言できます。戦後70年を超え、当時の状況を知る機会は少ないはずです。被爆した方々の声を、記憶を残そうとするこの施設を訪れることで、何か感じるものがあるのではないかと思うのです。

展示物の中には「ふれてください」というあまり見かけない注意書きがあります。かなり精巧に作られていてすごい。

③音声ガイドを有効活用しよう

ここからが本題です。先日リニューアルオープンした際は最長2時間待ちだったそうですが、これはGW前だったからで普段はそこまでではないと思います。ただし、観光客や修学旅行の団体さんと被ったら中々大変。

どう大変かというと、展示品の前に説明書きがあるのですが、人が沢山いると遠くて展示品も説明文も見えないし、人の流れがあると立ち止まって読んでる暇がないのです(美術館現象)。資料館でこれはキツい。

そこでオススメしたいのが音声ガイド

今回、自分がオススメされたので使ってみたのですが、これが結構便利。番号を押して緑色の再生ボタンを押したら音声が流れ、赤色の停止ボタンを押したら止まる。日本語の他、英語、中国語、韓国語、フランス語も対応。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、画面で説明に対応する映像が表示されるので、資料の前が混雑して見れなかったとしてもなんとかなります。

そして日本語の解説の場合、吉永小百合さんによる朗読を聞くことも可能。実際に聞くと流石としか言いようがない。

なお、再生時間は合計71分。移動や解説がない部分の資料を見たりするともうちょっとかかるはずなので、時間に余裕がないときは必要なところだけ聞くのもアリでしょう。

問題はお値段で、観覧料が大人200円に対して音声ガイドレンタルが400円。割高に感じる方もいるとは思うのですが、冷静に考えたら観覧料が安すぎるだけだと気づくはず。前述のように混み合う時間帯は結構便利なので是非ご検討ください。

④広島平和記念資料館を含んだ観光ルート

さて、広島平和記念資料館に行くのはいいとして、どのような順番で見るべきなのか初めての方は悩むかもしれません。ここからは完全なる私見ですが、次のようなルートがオススメです。

まず最初に平和記念資料館。こちらで原爆の悲惨さ、核兵器の危険さなどを学ぶことができます。年末以外は朝8時30分から開館しています。

差し支えなければ平和記念資料館のすぐ北にある慰霊碑で手を合わせてくれると嬉しいです。原爆ドームまで見通せます。

次に、原爆ドームに向かいながら平和記念公園内を散策。道中には「原爆の子の像」があり、昨年長崎サポーターが贈ってくれた折り鶴もあります。どこに何があるかはこちらでチェックしてみてください。

続いて原爆ドーム。平和記念資料館で元々の模型を見ているとどう変化したのか、どんな影響があったのかを間近で見ることでインパクトがあるはず。

最後に行って欲しいのがおりづるタワー。入場料金がそれなりにするので(大人1700円)、必ず行くべき!とは言えませんが、ここから原爆ドーム、そして平和記念公園を上から見渡すことで感じるものはあると思います。

広島県は何故か逆ルートを推奨していますが、まず資料館に行って知識を蓄えた上で原爆ドームを実際に見て、折り鶴タワーから全体を見渡すというのがベストなのではないかと考えています。割とマジで。

最初に平和記念資料館に行くのはアクセスが…と思う方がいるかもしれませんが、最近は観光客向けに「めいぷる~ぷ」という市内循環バスがあるので、そちらをご利用頂くと便利です。

その後は、ひろしま世界遺産航路で宮島まで直接行くもよし、本通り周辺でショッピングや飲食をするもよし。北へ抜ければ広島城や中央公園広場がありますから、スタジアム候補地を視察するもよし。

⑤平和記念公園・原爆ドーム周辺のせっかくグルメ

おまけ。このエリアで食事に困ったら間違いはないだろうお店。余談ですが、うずしおさんもこの近くにあります。自己責任で。

観光客向けのお好み焼き屋さん。結構ボリュームがある。

元広島のミキッチが愛したパン屋さん。ランチもあります。

地元民が愛する天津丼の老舗。ボリューム多め(小盛り可能)。

馬肉を食べさせてくれるお店。夜なら馬肉しゃぶしゃぶが美味しい。

東京と広島にだけ出してる蕎麦屋。行列する。炊き込みご飯が美味しい。

広島の汁なし担々麺文化を引っ張る2強の片方。本店です。

サンフレッチェ広島のOBが店長。何食べても美味い(唐揚げがマジで好き。おでんも相当美味いらしい)が、日曜祝日はお休み+夜のみなので注意。

この付近で間違いないお店をとりあえずジャンル別に7点くらいあげてみたけど(他にもあるけど長くなるので割愛)、観光客が多いからか色んな国の料理があったりして面白いので飛び込んでみるのも楽しいと思います。という感じで今回は終わり。

サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。