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仕事と育児の両立をラクにする!(1)

今回は、ITコンサルティング会社に勤務する笹山朋子さんに、仕事と家庭(生活)の切り替えやスケジュールについて聞きました。

仕事と育児でスイッチを切り替える

──笹山さんは、フルタイムで働いているんですよね。

笹山:フルタイムです。育児休暇から復職したしばらくは7時間の時短勤務にしていましたが、ほとんどの日で結局8時間勤務ぐらいになっていたので、子供が年長のときにフルタイムに戻しました。小学校入学前後はちょっと大変でしたが、子供も小学2年生になり、リズムも落ち着いてきました。

──女性って、いくつもの顔がありますよね。とくに子育てして、仕事して、それ以外にも友人と会ったり……となると。

笹山:そういえば私、名刺が3種類あるんです。会社の個人名刺と採用活動用に情報量を削ったリクルーター名刺、あとプライベートの名刺。プライベートの名刺は、会社では旧姓を使い続けているので、現姓で知り合った方向けにつくりました。プライベートで会社名を出す必要もないですし。携帯も、社用スマホと個人スマホ・ガラケーの3台持ちで、使うモノで顔の使い分けをしてるともいえますね。

──それだけ聞いてもお忙しそうなのに、どう切り替えているんですか?

笹山:仕事だけ、家事・育児だけよりも、両立させたほうが楽なんじゃないかと感じています。仕事と育児で強制的にスイッチが切り替わるし、どちらも私の人生にとって大切なものですから。生活のリズムを見つけてしまえば、決して苦ではありませんよ。

──スケジューリングやスイッチの切り替えのために、何か工夫していることはありますか?

笹山:育児休業復帰直後にスケジューリングがうまくいかない時期もあって、いろいろ試行錯誤しました。デジタルツールの活用を試してみたり、主婦向け手帳を使ってみたり。結局、工夫というほどのものではないですが、いまはトラベラーズノートに「超」整理手帳を挟んで使う方法に行き着いています。

──トラベラーズノートのカバーに「超」整理手帳のスケジュール・シートをそのまま挟んでいるんですね。おもしろい!

笹山:「超」整理手帳って、1年分が4枚のシートでできているでしょう。2シート持ち歩けば事足りるし、使いたいときにサッと出してパッと開けるからすごく楽なんです。必要なアクションが少ない分、こまめに見るようになりました。結局、「超」整理手帳に戻ってきましたね。荷物を減らしたいときはスケジュール・シートだけを持てばいいのもメリットです。私はお茶のお稽古などで着物を着る機会がありますが、和装のバッグは小さいから、助かっています。

楽しんだエビデンスをライフログのノートに残す

──たしかに、機動力が上がりそうですね。トラベラーズノートはどんな風に使っているんですか?

笹山:ノートはライフログとして使っています。美術館や舞台のチケットや映画の半券を貼ったり、子供とスタンプラリーに出かけてスタンプを押すのにも使っています。はじめたら楽しくなってきて、いろんなものを貼りつけて楽しんでいます。アナログな作業ですが、きれいにはまったときが妙にうれしかったり(笑)。

──思い出に残るし、プライベートを楽しんでいるのがわかりますね。

笹山:実はこれが、プライベートと仕事の切り替えに役立っているような気がします。あのときこれを観に行ったなとか、こんなことをしたなとか、「ちゃんと自分のことを楽しめている」っていうエビデンスになるんです。レイアウトして貼っている時間もリフレッシュになりますし。

──精神的な切り替えの役目を果たしているのかもしれませんね。

笹山:そうなんです。別に仕事に必要なものではないですが、普段から持ち歩いてふとしたときに見返したりして。ノートが切り抜きで埋まったら、仕事以外でも充実した時間を過ごせてたんだなって思えます。

──こんなふうにビジュアルで残すって、いいですね。

笹山:読み返すと恥ずかしいから、感想を書いたりはしないんですが。ビジュアル的なものを残しておくと、しっかり思い出すことができて楽しいです。旅先のスタンプも積極的に押すようになりました(笑)

次回(2)は、笹山さんのスケジュール管理についてお聞きします!

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