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2024年最新版!「さいたま水族館」探訪ガイド~事前に見て楽しもう!~

チョウザメくんのシュミ喫茶へようこそ!いらっしゃいませ
今回のテーマは、水族館探訪記です。豊富な写真や詳細な解説とともにお伝えしますので、最後までご覧ください!

1. さいたま水族館

まずは、さいたま水族館の施設概要について述べたいと思います。

さいたま水族館は、埼玉県羽生市三田々谷751-1、羽生水郷公園内にあります 1)。公園部分は常時解放されていますが、水族館は、9時30分~17時00分(12月、1月は閉館時刻が16時30分)となっています 2)。なお、最終入館時間は、閉館時間の30分前です 3)。
水族館は休館する日程があらかじめ決められていますので、ホームページやSNSを事前に見ておくことを勧めます。

入館料は、特別展開催期間中で、大人500円(高校生以上)・小人200円(小・中学生)となっています 4)。なお、特別展未開催期間は割引料金が適用され、それぞれ100円ずつ引かれて、大人400円・小人100円となります 5)。

羽生水郷公園には、自家用車で行くか、公共交通機関で行くかの2通りの生き方があります(もちろん、最寄り駅から歩くことも可能です)。

自家用車を利用する場合は、東北自動車道羽生インターチェンジで高速道路を降りて、行先案内通り進むと到着します(栗橋方面へ3 kmと紹介されています) 6)。

公共交通機関を利用する場合は、東武伊勢崎線羽生駅で下車し、タクシー・市内循環バス(有料・平日おすすめ)・期日限定無料バス(羽生駅東口・令和6年度バス運行表は決定次第掲載されます 7) )が最適だと思います。

東武伊勢崎線では、南羽生駅(徒歩ではこちらの方が近い)・加須駅で下車しても良いと思います。

さいたま水族館の基本データ 8)。文章を要約したものである。参考までに

南羽生駅から歩いた際は、羽生インターチェンジを目指していました。その周辺まで行くと、おそらく車用の案内板が出てきます。寄り道としては少々遠いのですが、羽生サービスエリアも堪能するとさらに良い探訪となるかもしれません。
羽生インターチェンジ側からさいたま水族館・羽生水郷公園を目指すと、黒矢印の順で公園におそらく近づきます。その過程で私道のように見える道がありますが、通行しても問題ないと思います。あくまで自己責任ですが…

羽生インターチェンジから自家用車で向かう場合、南側駐車場側に出ると思います。メインストリートは南側駐車場側にあるので、公園を散策したい場合は、こちらの駐車場を目指すとよいでしょう。水族館をメインに過ごす場合は、北側駐車場が良いと思います。

駐車場が満杯になる可能性は低いですが、繁忙期では駐車の誘導に時間がかかることもあるかもしれません。このことも加味すると、東北自動車道の羽生サービスエリアに寄ってから高速を降りるのが得策かもしれません。

羽生インターチェンジに寄った後、さいたま水族館を目指して歩いたルート。黒矢印が実際のルートである。緑地と水辺を見ながら公園の端に沿って歩いていく。中に入れば花畑や池を楽しめる。
さいたま水族館の入場ゲート前に設置されている立て看板とラッピングカー
記念写真を撮れるスポットである。デザインも凝っていて素晴らしい。オオチョウザメもいる。
自己紹介記事より引用した 9)。

参考ホームページ(引用元)
1) 羽生水郷公園(さいたま水族館) | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会 (parks.or.jp) 2024年3月29日15時00分最終閲覧
(「さいたま水族館 ホームページ」で検索しても閲覧できます。)
2), 3), 4), 5), 6), 7), 8) 前掲Webサイト
9) はじめまして、チョウザメくんです|チョウザメくんのシュミ喫茶 (note.com) 2024年3月29日15時05分最終閲覧

ホームページでは、羽生水郷公園・さいたま水族館のガイドマップ(パンフレット)を電子で公開しています。ご活用ください。上記の内容に関しても掲載があります。

2. エリア別ガイド

昔からの水族館ですので、水槽の並び方は新しい水族館とはかなり異なります。いわゆる「汽車窓展示」です。小さめの水槽を汽車の窓のようにいくつも並べる方式になっています。単調に思えますが、水槽の配置を気にすることなく学べる、素晴らしい配置だと思います。

以下、飼育生物に関して代表的なものを数種だけ取り上げながら追っていきます。生物情報に関しては、実際に確認してもらいたいため、大幅にカットしています。リクエスト(コメント欄にて受付中)があれば、徐々に増やしていきたいです。

2-1. コイ池

池とあって、水面を見下ろす形で観察するのがメインです。

コイ池の様子①
魚たちと鴨さんが迎えてくれる。コイ池という名前から横から見ることはできないと思うかもしれないが、このように横からも見られるアクリルガラスが設置されている。
コイ池の様子②
水面をのぞき込むと、口を開けて待ってくれている。餌を欲しがっているのだろうか。
レクチャールームの「コイ池」側に、カプセルトイと並んで餌が販売されているので、餌をあげてみるのもよいだろう。ただし、魚が暴れて水がかかることもある。

コイ・アオウオ・アルビノソウギョ・ニシキゴイ・ヒレナガニシキゴイがいるようです。屋外に設置されている魚名板には、アオウオ・アルビノソウギョ・ニシキゴイ・ヒレナガニシキゴイが写真とともに書かれています。

2-2. チョウザメ池

コイ池のように、水面を見下ろす観察方法とアクリルガラスを通して横から見る観察方法の2通りの観察ができます。

チョウザメ池の様子
4種類(アルビノを除く)のチョウザメの仲間たちを間近に見ることができる。
チョウザメたちにも餌が販売されている。こちらは、中央付近にある木造の小屋みたいな場所でカプセルトイ形式で販売されている。水がかかる可能性もあるので注意しましょう。

オオチョウザメ・ヘラチョウザメ・シロチョウザメ・ベステル・ベステル(アルビノ)が見られます。解説も充実していますので、上から・横から見て見分けられるといいですね。

2-3. ティラピア池

あまり注目されませんが、屋外エリアで奥まった位置にあるこの池は、多種多様な生物がいて面白いです。トンボや鳥も見られるかもしれませんね。

カワウソ池から見たティラピア池の様子
屋外の奥の方に位置する池。大型の魚が目立つ一方、小型の魚たちも見られる。 しばらく水面に影をつくっていると、手前に現れるようになる。

写真の奥の方にある青い柵の場所から詳しく観察することができます。魚名が載っているプレートもありますので、併せて観察してください。
ここにいる魚たちは、本館の最後の方の水槽で横から眺めることができます。工夫されていますね。

2-4. カワウソの渓流

ティラピア池の横に位置するカワウソのエリアです。

カワウソの渓流の屋外エリアの様子
3月に訪れた時には、隣接した小屋でカワウソが眠っていた。

屋外エリアは水が流れていて、涼しげな様子ですね。カワウソは、隣接した小屋にいることもあります(※本写真でも、小さく注意書きが書かれているのが見えます)。

2-5. 本館

ここからは、かなり内容が濃くなりますが、ひとつずつ見ていきましょう。
入口から出口に向けて配置できていると思いますので、ご覧ください。

屋外のコイ池にいたヒレナガニシキゴイ
館内の水槽(円柱形の水槽)では、小さな個体をじっくりとみられる。

ヒレナガニシキゴイを見たあと、4枚の解説プレートがあります。教育にも導入にも最適な配置です。これを読むことを強く勧めたいです。
各解説プレートのタイトルは以下の通りです。
・遊びの中で自然を学ぶ
・川の国、さいたま
・田や池
・生物多様性

メインの上流・中流・下流の展示が出迎えてくれます。上流から下流に向かって水槽が配置されています。はじめに迎えてくれるのはニッコウイワナです。

黄色の位置に立てばニッコウイワナの解説音声が聞こえる。
各水槽の前にはこのような段差があるので、小さい子供を連れていても安心して回れる。

横から見たニッコウイワナも見てもらいたいのですが、写真で撮りやすいので、ぜひ皆さまご自身でお撮りください。

水中から眺めたり、水面あるいは水上から眺めたりするのも趣がある。
赤丸の位置にニッコウイワナが並んでいるのが見える。

しばらく進むと、以下のような生物たちに会えます。

オオサンショウウオの水槽の様子
オオサンショウウオやアカハライモリ、アズマヒキガエルなど、魚類だけではなく、水生生物も展示している。

後ろにも何か置かれていると思えば、ショップで販売されているぬいぐるみたちの紹介でした。

愛が感じられるラインアップ。しっかりと水槽にアクセサリーが配置されているのがまた良し。

ここからは、水槽以外の要素も触れていきます。

さいたま水族館に設置されている魚名板(解説プレート)
学名、分布、特徴、写真が必ず記されている。
地方名やレッドリスト掲載などは特記事項として添付されている。
左右わかりづらい場合には、左向きの三角あるいは右向きの三角で示されている。

先ほどは、水生生物を紹介しましたが、水生昆虫も実はいるのです。

タガメの解説プレート
わかりやすくまとめてある。
解説プレートのほかに、生態を伝える生態解説も充実している。

たくさんの生物を見た後、外国産の魚も見られます。

外国産淡水魚の水槽の様子
屋外のティラピア池にいた魚たちがより間近に見られる。

外国産淡水魚を見たあとは、埼玉県と関わりが深い生き物たちとご対面します。

ミヤコタナゴの魚名板
埼玉県との関わりが詳しく解説されている
ムサシトミヨの魚名板
埼玉県の魚、熊谷市の魚というのにふさわしい。水槽での生態観察はもっと面白い。

羽生水郷公園に自生地が現存している食虫植物ムジナモについてもしっかりと学んでいきましょう(現在、自生地は立ち入り禁止)。

小窓に展示されているムジナモ
食虫植物としての面白い生態から1年間の様子まで、詳細に解説している。
ビデオも用いたビジュアル展示である。

この展示に書かれているメッセージはとても刺さります。ここでは、紹介しないが、ぜひ見ていただきたいと思います。

しっかり学んだ後は、金魚に癒されましょう。金魚の歴史や種類など、解説も楽しく見られます。

まるで水槽の中にいるかのような写真が撮れるスポット
さいたま水族館に来た記念撮影が館内でも可能。小さな子供のための踏み台も設置されています。

金魚と惜しみつつもお別れしますと、出口になります。一周するような感じになっていますので、途中に方向感覚がおかしくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、一周できるつくりになっているということは、もう一度見たいものを中心に回るも良し、最初からじっくりと観察するも良し、な作りになっているということですね。

ゴール地点には、オリジナルカプセルトイが置かれている。
オリジナルグッズの収集にいかがだろうか。 ご意見箱にも投書してもらいたい。

また、「いきものクラブ」という飼育スタッフの皆様が作られた素晴らしい印刷物もあります。No.1~No.18までありますので、お手に取られてはいかがでしょうか。
リクエストがあれば、生物種を公開したいと思います。

2-6. 特別展示棟

特別企画展「魚体模型~外だけじゃなく中までじっくり~」
人との比較で、魚の中身を詳しく解剖しています!

3月1日~9月1日まで展示中です。

特別企画展の内部エリア
時間をたっぷりとってじっくり見たい。体験できる場所もあるのでお試しあれ。

2-7. さい水ショップ

入口・出口から出ると、水族館エリアの出口に向かう途中に、さい水ショップがあります。オリジナルグッズも多数販売していますので、ぜひお立ち寄りください。

お土産の調達にも困らないお店です。現金だけでなく、各種電子マネー・QRコード®決済にも対応していますので、安心してご利用いただけます。

そこへ向かう道には、カプセルトイの販売もありますので、チェックしてみてください。お気に入りの1品が見つかるかもしれません。

3. 最後に

今回は、20枚以上の写真を用いて、詳しく概要を解説しました。さいたま水族館は、淡水魚をこよなく愛する方々、淡水の生物を知りたい方々、公園を含めて自然環境に触れたい方々に最適な水族館です。

まだまだお伝えできていない魅力がたくさんあります。この記事とともに予習したり、訪れるときのお供にしたりすると、充実した休日が送れると思います。

水族館の概要だけでもこの量ですから、羽生水郷公園全体で見ると、もっと多くの文が必要になるでしょう。

半日だけではもったいない!といえるほど、充実した水族館・公園です!ぜひ、訪れてみてください。これからの時期は、花や昆虫、鳥も多くみられるでしょう。

生物を好きになれることを心よりお祈り申し上げます。

それでは、また次の記事でお茶しましょう。ありがとうございました。

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