シティジュニアの開催形式について考えたこと【'23シリーズ】
この記事は、私個人がジュニアカテゴリのシティリーグの開催方式について、公式(株式会社ポケモン)に意見を送るための記事です。
トレーナーズウェブサイトの問い合わせフォームの字数制限(800字程度)だと大した内容は送れないので、この記事のリンクを貼って送ろうと考えています。
また、この手の話はいくらやっても楽しくないので、少なくとも今シリーズの終わりまではしないつもりです。
来シリーズもしたくはないです。しないようにしていきたい。
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先日は以下のアンケートにご協力頂きありがとうございました。リプ欄のご意見も拝見させて頂きました。ありがとうございます。
以降の内容に関しまして、すべて個人の見解です。また、私の不勉強につき、認識や解釈に誤りがあればご教示頂ければ幸いです。
なお、記事のタイトルを「ジュニア」に限定しているのは、おそらくシニアのシティも状況は近しいところも多いと思いますが、身内にシニアがおらず私自身も実情を把握しきれていないのもあり、あえてジュニアに限定した書き方にしています。ご承知おきください。
シティリーグの意義
https://www.pokemon-card.com/info/003674.html より引用。
ここに書かれている通りだと思いますし、特にCL(チャンピオンズリーグ)への遠征が難しいプレイヤーに対しても、PJCSやWCSへの道が作られていることの意義は大きいと感じています。
ただ、現状はというと、ジュニアのプレイヤーに対し公平に出場機会を与えられていない状況は間違いなくあり、競技の根本を揺るがす問題だと思います。
現状の抽選制の不満点
開票の仕組み・方法(開票順など)が開示されていない
全体および会場単位の競争率(倍率)が公開されていない
「リザーバー当選」という呼称。なぜ「当選」?
リザーバー当選者内での繰り上げ順位が開示されていない。また、リザーバー当選状態のまま、追加募集(2次募集)にエントリーできない
リザーバー制度が有効に働くであろうCLで、なぜか運用されていない
抽選制に限った話ではないですが、大会の無断キャンセルにペナルティが存在しない
他にもまだ出てきそうですが、こんなところでしょうか。
ジュニアのシティの開催形式
以下、来シリーズ('24シリーズ)も上述の環境・条件等は変わらない前提で、個人的には以下のような考えを持っています。
(前提が違えば当然考えが変わります…)
ジュニア会場を廃止。オープンのみに統一
シティリーグの意義やジュニアプレイヤー間の出場機会の公平さ・地域差是正を考えると、これがいちばんわかりやすいのかなと思っています。実現のハードルも高くはないと思いますし、すでにオープンに多数のジュニアプレイヤーが参加している現状もあります。
課題としては、ポケセン等の会場分の定員が、オープンの枠を圧迫することでしょうか。
なお、オープンのシティでさえ参加には遠征が必要なジュニアプレイヤーがいることも、ここに付け加えておきます。
ポケセンから一般会場等に変更
現状に対して定員枠が拡がることや、福岡や仙台のシティを聞く限りでは、オープンと同等の運営を期待できるので、全体的にクオリティの向上が見込めると思います。大都市圏のジュニアには、ある意味理想的なパターン。
ただ、会場やスタッフ等のリソースの確保であったり、また地域差を減らすためには地方までこれを拡げなければならず、実現へのハードルは高いのかなとも思います。
ポケセンでの運営
従来通りポケセン(正確にはポケモンカード・ステーション)で運営を継続するパターン。ポケセン自体は立地もよく、ポケセンブランドへの安心感(始めたばかりの頃はカドショは敷居が高い)のような側面はあると思います。
ただ、私が知り得る範囲では、やはりオープンと比較して運営のクオリティに差があると感じてしまいます。ジュニアならではの運営面での難しさであったり、コロナ禍でほとんどイベントができていない中でシティリーグがぶち込まれて、厳しい面もあるとは思いますが。(最近イベントは少し復活してきていて嬉しいです)
私自身、今シリーズの当初はポケセンの定員拡大を意見として送りましたが、今後は送らないつもりです。先方がその気になれば定員はすぐに戻せると思いますし、定員問題が解消しても運営の質的な課題は残るので…。
また、ポケセンへの公の問い合わせ窓口が存在しないのも要望等を実質上げることができず困る点です。(補足すると、株式会社ポケモンと株式会社ポケモンセンターは別法人です)
CSP格差?
16人のシティで獲得できたCSPと、例えば64人のシティで獲得できたそれは、価値が同等か?というやつです。
競技会のそれぞれの環境は絶対的には同質とはならないので、それを追求することは不毛とは思いますが(追求すると多分シティは廃止でCL一本が解になってしまう)、少し思うところはあって、CSPの付与方法から考えてみたいと思います。
この表を見るに、要は定員の上位25%にポイントを配分する、というのが現行のシティリーグにおけるCSP付与の考え方だと思います。
定員16人:上位4名にCSPを付与
定員~32人:上位8名にCSPを付与
定員~64人:上位16名にCSPを付与
...
さらに噛み砕いて解釈すると、
予選:CSPの付与対象となる上位25%を決めるステージ
本戦(トナメ):上位25%の中のさらに上位を順位付けし、それに応じてCSPを分配するステージ
になるのかなと思っています。この考え方により、32人でも64人でもそれ以上でも、定員の差によらず大会の質を近づけることができる、というのが思想なのかなと。
ただ、定員16人の大会は予選終了の時点では上位25%が決まりません。上位50%の8名が本戦に進める仕組みなので。本戦に上がれたのに0ポイントで終わる可能性がある、かといって上位50%までポイントを付与するのはおかしい…。
何が言いたいかというと、定員16人の大会は出場が困難というだけでなく、大会形式として毛色が違うというか、誤解を恐れず言えば、歪(いびつ)であると考えます。そもそも前提としてコロナ禍特例で許されていた規模だと思うので、早く改善してもらいたいです…。
結び
走り書きですが、前述のアンケートを取らせて頂くにあたって、自分が考えていたことを吐き出してみました。誤字脱字やニュアンスが微妙な点は加筆していくと思いますが、ご容赦ください。
もちろん私自身の考えが全て正しいとは思いません。制度やシステムとはあらゆるトレードオフが絡むのが常であり、正解はありません。
ただひとつ言える事は、環境は常に変化し、それに応じた改善を続けなければなりません。
ぜひご自身が思われるベストな運営方法について、公式に意見を届けてみてはいかがでしょうか。その際にアンケートの結果はもちろん、またはこの駄文でよければ、引用して頂いて構いません。多くの意見が今後の大会のクオリティの向上に繋がることを願います。
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