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昼過ぎから
所用でばあちゃんち。

手を痛めて腫れてる右手。
田んぼの畦を作るのに
ひとりでくわをふりかざして
がんばったあげく
関節痛になったらしい。

孫はできた米を食べるばっかりで
これまであんまり手伝ってこなかった。
今年は会社員じゃないので
できるだけ農作業をしようと思ってはいるけど
タイミングは合わないもので
何にもろくに手伝えていない。

どんなん？痛いん？
ってわたしの手を差し出したら
ちーちゃんの手は冷たくて気持ちいねえ！って両手でにぎられる。
それ、熱持ってるってことやん。笑
こちらの心配をよそに、そんなふうに時々おちゃらける86歳。

痛みがないだけで嬉しくって
今朝は早くから畑に出ちゃった
と病院帰りに話すばあちゃん。
その横で母が
無理するなっていうのにねえ
とぼやく。

それが本人にとっては生きてる証だから
誰も止めたくても止められんのんよねえ。

生きてる野菜や米の苗と対話して
天気と対話してるばあちゃんは
家族の誰より
生きるパワーがみなぎってる。
自然から
エネルギーをたくさんもらってる。

わたしはそんな場所でできた
米や野菜を食べて育ち
今こうして健康でいられるんだ。
それって何よりありがたいことだよなあと
本当につくづく思う。

ばあちゃんの畑も
しっかりと季節がめぐって。
にんじんにとうがたちはじめ、
大根の花が咲き、
玉ねぎは土の下で丸くなってきた。
豆のつるはしっかり天を目指している。

そして
夏の準備が始まっている。
ピーマン、茄子、トマト、きゅうり、すいか、ズッキーニなど。
あーー。夏野菜。
待ってるよ夏野菜。
今年も完熟トマトで
たくさんトマトソースが作れることを願ってる。
そのためにも、
できる時はちゃんとお手伝いせんとね。

畑で感じる季節の移ろいが
なによりワクワクしてすき。

2022.4.19

#日記