英語では、名詞は一般的に単数形と複数形に分けられます。また、可算名詞と不可算名詞の違いがあります。ここでは、それぞれの特徴とルールについて説明します。

単数形と複数形: 単数形は1つのものを表し、複数形は2つ以上のものを表します。単数形から複数形への変化の仕方は、いくつかのパターンがあります。

• 一般的なルール: 単語の末尾に「s」を追加する（例: cat → cats, dog → dogs）

• 末尾が「s」、「x」、「z」、「sh」、「ch」の場合: 末尾に「es」を追加する（例: bus → buses, box → boxes, quiz → quizzes, dish → dishes, church → churches）

• 末尾が子音＋「y」の場合: 「y」を「ies」に変える（例: baby → babies, city → cities）。ただし、末尾が母音＋「y」の場合は、「s」を追加するだけでよい（例: toy → toys, boy → boys）

• 不規則な複数形: 一部の単語は不規則な複数形があり、特別なルールが適用されます（例: man → men, woman → women, child → children, foot → feet, tooth → teeth）

可算名詞と不可算名詞: 可算名詞は、個別に数えられる名詞で、単数形と複数形があります。一方、不可算名詞は、通常個別に数えられない名詞で、量を表す言葉を使って表現することが一般的です。不可算名詞は、通常単数形で使われます。

• 可算名詞の例: cat, dog, book, car, apple

• 不可算名詞の例: water, air, information, money, furniture

不可算名詞の量を表す際は、量を示す表現や単位を使います。

例えば、「a glass of water」（一杯の水）や、「two cups of sugar」（砂糖2カップ）のように表現します。
注意すべき点として、一部の名詞は、文脈によって可算名詞と不可算名詞のどちらとしても使われることがあります。例えば、「chicken」は鶏肉の場合は不可算名詞、鶏そのものを指す場合は可算名詞として使われます。

文脈によって可算名詞と不可算名詞のどちらとしても使われる英単語の例

文脈によって可算名詞と不可算名詞のどちらとしても使われる英単語のいくつかの例を以下に示します。

chicken

• 可算名詞: There are five chickens in the coop.（鶏小屋には5羽の鶏がいます。）

• 不可算名詞: I'd like to order some chicken for dinner.（夕食に鶏肉を注文したいです。）

paper

• 可算名詞: She submitted three papers to the conference.（彼女はカンファレンスに3つの論文を提出しました。）

• 不可算名詞: I need some paper to write a letter.（手紙を書くために紙がいくらか必要です。）

glass

• 可算名詞: There are four glasses on the table.（テーブルの上に4つのグラスがあります。）

• 不可算名詞: The window is made of glass.（窓はガラスでできています。）

hair

• 可算名詞: I found three hairs in my soup.（スープの中に髪の毛が3本見つかりました。）

• 不可算名詞: She has beautiful, long hair.（彼女は美しい長い髪を持っています。）

fish

• 可算名詞: I saw several fish in the aquarium.（水族館でいくつかの魚を見ました。）

• 不可算名詞: I'm going to cook fish for dinner.（夕食に魚を料理するつもりです。）

これらの単語は、意味や用途によって可算名詞と不可算名詞のどちらとしても使われます。文脈を理解することで、どちらの形が適切か判断できます。