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3本立て

金曜日は午後を休み3本の演劇鑑賞。
まずはコンプソンズの「岸辺のベストアルバム」。金子鈴幸さんの頭脳はどうなっているのだろうか。彼の子供の頃からアニメやサブカルチャー体験が芝居内に刷り込まれ、小劇場B1という二方向から楽しめる劇場の特徴を上手く使い、メンバーと客演で劇場内を笑いの渦へと。お見事。
下北沢から駒場東大前に移動して、某劇団が穴を空けたスケジュールに、劇団柿喰う客が短編三作品をで三日間公演を組んでくれた。急遽のことだったので予定が合わず、追加公演の「八百長デスマッチ」のみとれた。サンキューアゴラと銘打っていたが、劇団ファンの女性陣が多く駆けつけてきた様子。永島・大村両氏による40分のシンクロナイズドデスマッチは笑うしかない。ATも楽し。
ATを急ぎ出て渋谷経由で池袋へ。東京芸術劇場プレイハウスにて三谷幸喜作・演出「Odessa」。朝日新聞の連載で何となく話の骨格は知っていたが、これは上質な英語と薩摩弁の「翻訳劇」。三谷さんはやはり常人ではない。通訳として呼ばれた柿澤、警部宮澤、旅行者の容疑者迫田、三氏の会話劇だが字幕付き。荻野さんの生演奏が劇を盛り立てる。
以上、綱渡りの笑劇場3本立てをスキマなく観ることができた日でした。