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ARのモーションについて

初めての方、はじめまして。わたしを御存じの方、こんにちは。
ぬい撮りAR写真家のCHテイルズです。

前回は、AR撮影について、撮り方に関する記事として背景選びの事を書きました。その中で、モーションに合わせて背景を選ぶ方法もあるという事を記述しましたが、具体的にモーションを使った撮影について、もう少し語りたいと思います。


モーションの種類

相棒のポケモンでAR撮影をする場合、基本的に8種類のモーションが存在しています。その8つを列挙します。

(1)登場モーション
(2)退場モーション
(3)1タップモーション(ポケモンを1回タップする)
(4)2タップモーション(ポケモンを素早く2回タップする)
(5)なでなでモーション(ポケモンをなでる)
(6)きのみモーション(きのみをあげる)
(7)スワイプモーション(ポケモンを上か下かにスワイプする)
(8)不規則モーション(ランダムなタイミングで見せる動き)

モーション名はわたしが勝手に呼んでいる名前なので、一般的に通用するかどうかは知りません。これらのモーションは、ポケモンごとに決まっているので、それ以外のモーションを撮る事はできません。

では、相棒ではなく、ポケモンボックスから呼び出したポケモンの場合は、どんなモーションをするのか?これはトレーナーに対して威嚇するモーションをしてきます。1タップでも2タップでも同じで、このモーションしかしません(他に撮影者の方に向き直るというモーションはあります)。いくつかのポケモンで調べてみたのですが、このモーションはどうやら(4)のモーションと同じようです。

また、野生ポケモンの場合には、別のモーションがあります。もちろん、それらも撮影対象にすることが可能です。ただ、撮影したいポケモンがその場に出ているとも限らず、出ていたとしても撮影できる時間が限られているので、かなり難しい撮影になります。スポットライトアワーやコミュニティ・デイのように一種類のポケモンがわんさか出てくる時ならともかく、それ以外はなかなか自分のイメージに沿った撮影はしにくいでしょう。電脳空間でも野生の姿を捉えるのは難しいというところでしょうか。

モーションについて知っておくべき事

1.モーションにはパターンがある

さて、先に列挙した8つのモーションのうち、特によく使うのは、(3)~(5)に示した3つのモーションでしょう。そこで、まず、それぞれのモーションではどんな姿が見られるのか、ということを大雑把でもつかんでおくのが良いですね。ここに特徴を書きます。

(3)1タップモーション
  そのポケモンならではの動きが見られることが多い
(4)2タップモーション(威嚇モーション)
  吠えたり、体を大きく見せたりといった動きを見せることが多い
(5)なでなでモーション
  ほとんどの場合笑顔になる。加えて喜びを表現する動きが見られる

とまあ、こんな感じです。まずは、このことを頭に入れておきましょう。そして、それぞれのモーションでパターン化できるものは、その特徴を掴んでおくことが成功につながります。例えば、(3)の1タップモーションでよくあるパターンとして前方(ポケモンの向いている方向)に向かって突進してくる動作をするポケモンが多数います。これは四足歩行のポケモンに多いパターンです。この動作では、横から撮影すると走っているように見えるのです。この事を知っているだけでも、自分の立ち位置によってどんな姿を撮れるかなどを考える上での参考になりますよね。特に初めて撮影するポケモンだと、とても効果的です。

突進パターンでは走っている姿を撮影できる

それに加えて、撮影しようとするポケモンについては、モーションの細部についても知っておいた方が撮りたい画を考える上で必要です。なぜなら、どういったタイミングで撮影するかによって全く違った印象の写真になるからです。もちろん、モーションの細部はポケモン毎に違い、ポケモン毎に設定されている動作の個性が現れますので、メインの動作が同一パターンであったとしてもここは違いとなって現れる大切なポイントです。

モーションの始まりのタイミングで撮影すると伏せの姿勢が撮れる

ですから、モーションのパターンを掴み、どう動くかを把握しておいて、実際の撮影においては、撮影の前に何度か実際のモーションを確認して細かな差異を知ったうえで撮影に入るというのが一番良いと思います。

2.進化するとモーションパターンも変わる

当然と言えば当然ですが、進化によって全く異なるモーションになるポケモンが多数います。例えば、フォッコなんかが良い例です。フォッコ自体は四足歩行のポケモンなので、他の四足歩行ポケモンと似た動きをしますが、進化してテールナー、マフォクシーとなると二足歩行になり、さらに木の枝を道具として使用します。するとモーションも道具を使用するモーションに変化します。このように、先に述べたモーションのパターン自体が大きく変化することが結構あります。そこで、
(進化)=(モーションパターンも大きく変化する場合がある)
と考えておきましょう。

フォッコ(吠える)とテールナー(道具を使う)の威嚇モーションパターン
(背景はモニターに映した菜の花なので筋が入ってます)

3.モーションをさせると手振れしやすい当たり前だけど

ポケモンのモーションのAR撮影において、最大の悩みの一つとなるのは間違いありません。操作を考えればわかると思いますが、モーションを起こさせる動作を手で行って、ほぼすぐにシャッターを切らねばなりませんから、ブレを起こしやすいのは当然の事です。片手で一連の動作をしようが、両手で動作をしようが起こる事なので、できるだけスマホを固定できる状態にして撮影するしか手段はありません。

しかし、威嚇モーションだけは、かなり手振れを軽減する方法があります。
まず、相棒ポケモンではなく、ボックスにいるポケモンを選び、外に呼び出します。位置決めとかサイズ決めができたら撮影ですが、ここでモーションをさせようとしている手と反対側の手、つまりシャッターの位置にある手で、カメラを固定するようにしているはずです。ここで、モーションを行う前に、この固定している側の手の指の一本をシャッターの位置に置きます。そうしたらその指を離さずにいましょう。その状態で、モーションを起こさせてみましょう。モーションしてくれますよね。

では、モーションを起こし始めたらシャッターの指を離します。指を離した瞬間にシャッターが切られます。これはスマホ画面から指が離れたところでシャッターを切るようにカメラの仕様ができているためです。指を少しだけ画面から離すだけですから当然手振れは少なくなりますよね。これが手振れ軽減の方法です。モーションを起こしたら手を動かしてシャッターを切るという方法からすれば圧倒的に手振れを軽減します。

また、この方法の良い所は動きの速いモーションも対処できることです。モーション開始から手を動かしてシャッターを切るようなタイミングでは間に合わないようなタイミングでもシャッターを切ることが可能です。威嚇モーションがとても速いポケモンとしては、ツタージャやオシャマリと言った水平回転するポケモン達がいます。これらのポケモンで、是非、この方法を試してみてください。いろんなアングルからの写真が撮れるはずです。とは言えタイミングを合わせるのは大変ですけどね。

ただ、この素晴らしい機能なんですが、残念ながら相棒ポケモンに対しては、この方法が使えません。というのは、シャッターの位置に指を置いているとどのモーションであっても動いてくれなってしまうのです。つまり、1タップモーション、なでなでモーションにおいては、この方法が使えないということになります。(2タップモーションも動きません、念のため)
もしかするとスマホの機種によってはこの問題が生じないのかもしれませんが、少なくともわたしが使用しているiPhone13miniでは動かないです。Nianticさん、この問題、解決して頂けませんか?

相棒のポケモンに対して、ここで記述したシャッターボタンのところに指を置いている状態でもモーションさせることができる方法をご存知の方は、是非、教えて下さい。

結び

今回の記事は、AR撮影でのポケモンのモーションについて大雑把な部分について記述いたしましたが、如何だったでしょうか。
モーションという機能がなかったら、わたしは今のようなぬい撮りARというジャンルを追求する事はなかったと思います。それくらいARの機能の中でも優れた部分だと思います。この機能を活かして、是非、素敵なARを撮影してみて下さい。

ぬい撮り、AR撮影の旅費として活用させて頂きます。よろしければ、是非ともサポートしてください。