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そしてAR撮影

初めての方、はじめまして。わたしを御存じの方、こんにちは。
ぬい撮りAR写真家のCHテイルズです。

前回まで、ぬい撮りに関する記事で、ぬい撮りを始めるきっかけや、ぬい撮りをする時の私なりのコツのようなものを書かせて頂きました。
今回は話は変わって、ポケモンのAR撮影についてお話させて頂きます。


ポケモンのAR撮影とは

ポケモンのAR撮影とは、PokémonGOというスマホゲームに搭載されている写真撮影機能GoSnapshotを使って撮影する事です。ポケモンが現実世界の中に現れた感じの写真が撮れるので一部のPokémonGOプレイヤーの中にはAR撮影を楽しむ事を中心にプレイしている方もおられます。このAR撮影機能はPokemonGoの他にもピクミンブルームなど実装しているゲームがあります。

さて、PokémonGOのAR撮影では、現在はAR+という機能により、ポケモンを現実世界に映し出した時に、上下左右360°の方向から撮影できるようになり、さらにスマホをタップしたりスワイプすることで、いろいろな動きをみせてくれるようになりました。また、ポケモンの一部を隠して、何某かの物体の後ろにいるような撮影(ARブレンディング)もできるようになっています。ものすごく機能が充実してきていますね。
(注) ARブレンディングはスマホの機種によってはできない場合があります。

AR沼に嵌った

さて、わたしがポケモンのAR撮影に着手しはじめたのは、結構、古くからで2018年には撮影していた写真が残っていました。当時から、現在のようなノリの写真を撮っており、既に撮影の方向性は確定していたようです。それはさておき、当時は数枚撮っただけで、それほど興味をしめさなかったのですが、ぬい撮りをしていた知人がAR撮影を紹介してくれてから、ぬい撮りではできない楽しさを知り、AR撮影に嵌っていきます。
AR撮影は豊富なポケモンの表情、動きといった要素があり、姿勢も表情も固定されているぬいぐるみからすれば、圧倒的に撮影できる幅が広がります。魅力は何と言ってもこの点につきます。ただ、ARは万能かというとそうでもありません。ぬい撮りにしかできない撮影もあります。
一つだけ簡単なところを挙げるとすれば、AR撮影ではポケモンGOで実装されたポケモンでしか撮影できない事でしょう。2023年の5月時点で、第9世代のポケモンが登場していますが、実装されているのは本家のゲームとコラボ企画があったコレクレーとサーフゴーのみ、第8世代も実装されているのは十数種のポケモンだけで、未実装がかなりいます。ところが、すでに第9世代の御三家は、多数のぬいぐるみやグッズが販売されていますから、ぬい撮りなら第9世代でも可能であることがわかるでしょう。こちらも販売されているぬいぐるみは一部ですが、いざとなったら羊毛フェルトなどで自作すれば、どのポケモンでも写真に収める事ができます。

2023年4月現在、一番右のニャオハは実装されていないのでぬい撮りだけが可能

他にもARには制限があるのですが、AR沼に嵌れば嵌るほど両者の違いがわかるようになります。そのことから、わたしは最終的にぬい撮りARという方向に傾いていくのですが、それはいずれ語る事とします。
とにかく、ポケモンGOのAR機能は、非常によく考えられた仕組みであることは間違いありません。ポケモンの姿を見るのが好きという方、AR撮影を試してみませんか??

AR撮影の手順とかなんとか…

では、早速AR撮影の手順、方法を書いていきます。ここでのAR撮影は全てAR+での撮影を前提とします。
さて、その手順ですが、

  1. 撮影したい風景など背景となるテーマを考える

  2. テーマに合ったポケモンを選ぶ(好きなポケモンでもOK)

  3. テーマの場所でポケモンを出す

  4. ポケモンにモーションをさせたりして撮影する

まあ、こんなところでしょう。
ただ、わたしの場合には2と1の順序を逆にする、つまりポケモンを決めておいて、背景を考える事も多数ありますので、これはどちらが先でも構わないと思います。
背景となるテーマですが、花、海、建物、乗り物など様々です。初めからそれらを知っていて撮りに行くならば良いのですが、初めて訪れる場所で撮影する事も多いでしょうから、その場その場で臨機応変に撮影テーマを考えられるようにすると良いと思います。
で、それらが決まったら、ポケモンの登場をお願いするのですが、概ね、2種類の方法で呼び出すことができます。一つは、ポケモンボックスの中にいるポケモンを出す、もう一つは相棒となっているポケモンを出すという形になります。この二つはできるモーションが異なります。より多くの種類のモーションをしてもらうには相棒のポケモンを出さねばなりません。相棒のポケモンは一日に20回しか交代できないので、その範囲で交代させながら撮影する必要があります。なので、ボックスから呼び出して撮影する事を併用するのが良いと私は考えています。

で、いよいよ、呼び出し方から撮影方法になるわけですが、それは先人たち、ガチの人たちが素晴らしいドキュメントを残しておりますので、それを参照してください。手抜き?いえいえ私が書くよりよっぽどわかりやすい。
↓はい、こちら↓

やってみたらすぐにわかる事ですが、ポケモンを登場させてから、位置やサイズを変えなければ思った通りの撮影ができません。上下左右、向きの変更など、こちらのドキュメントに、きちんと書かれていますので、しっかりと読んで実践してみて下さい。ちなみに、この移動方法ですが、iPhoneとAndroidとで違うので、ご注意ください。
そのあたり、やはり動画で確認したいですよね。
↓はい、こちら↓

ついでに、ARブレンディングについて習いたい方は、こちらから

全部、ガチの方々のドキュメントですので、わたしの出る幕はありません。先人たちの教えを存分に吸収して下さい。

CHテイルズが考えるARのツボ

というわけで、基本的なところは先人たちのまとめを読めばわかりますが、あまりドキュメント化されてない部分があります。その辺りについてなら、わたしが書くのも意味があるでしょう。
というわけで参りましょう。

1.ポケモンの向きと視線

ぬい撮りの時に、撮影する上で重要な要素の一つにぬいぐるみの視線があるという話を書きました。(下の記事)

このポイントは、AR撮影にも同じく言える事だと考えています。つまり、ポケモンがどの方向を向いているのかによって、何を見ているのか、どんな感情が見て取れるかなど、表現されてくるものが異なってくるという事です。
そこでポケモンがどこを向くのかは知っておくべき事でしょう。

さて、まず登場してもらった時からお話ししますと、最初は登場させた時点での正面、つまり撮影には撮影者が持っているスマホ)の方を向くように出てきますので、その状態で撮影すると真正面からスマホの方を向いた写真を撮影することになります。早い話、カメラ目線の撮影になります。撮影者が意図的に向きを変えさせるための動作をしなければ、ずっとそちらの方を向いています。もちろん、この状態で撮影できます。ただ、これだと背景などを余程工夫するか、何らかのモーションをさせる、手前になにか配置するとかしないといまいち写真が量産されてしまいます。(偉そうに書いてますが、何を隠そう、結構だめだめ正面写真を量産しているわたしです)

恥をしのんで掲載する超ダメダメ写真(なんじゃこりゃ)

そこで、撮影者自身が動きます。ポケモンの左右や後ろ方向に動けば、ポケモンの横や背後から見た写真を撮ることができます。少しだけでも自分が動くとポケモンの角度が変わるため、正面の時よりも圧倒的に自然な感じになり、よさげな写真になります。

横向きにすることで全身がはっきりと見え、視線も飛行機を見る(さっきより断然マシ)

このように正面以外の向きの写真を撮るためには、写したい背景に対して
①ポケモンに向いてもらいたい方向に行き、そこからポケモンを出す
もしくは
②ポケモンに向いてもらいたい方向に行き、スワイプでその方向に向かせることが必要です。

さらに、相棒ポケモンの場合、真正面から少し視線の向きを変えることが可能です。下の図をご覧ください。撮影者がポケモン前方の少し左右の位置にいる場合(下の図の赤線の位置にいる場合)ポケモンは首を曲げて撮影者の方に視線を向けてきます。

ポケモンの視線の向き

つまり、赤線の位置にいる場合にはカメラ目線になり、視線の先に注意が移った写真を撮れます。この性質を積極的に利用し、視線の先に何某かの物や人を置くと、それを注視する写真が撮れるのです。たとえば、スイーツなどを置けば、真正面の時よりも強くスイーツに興味を持っているかのような写真になるということです。

ラティアスが少し斜め方向からぬいぐるみの方を向いているの図

この方法は、相棒ポケモンを出したその視線の先に自分が移動すれば撮れる方法です。難易度が低い割に効果的な写真を撮れる方法だと思います。また、左右だけでなく、上下方向でも首を傾けてくれますので、目線の合わせ方を工夫すると、おもしろい写真になると思います。

2.撮影しやすいポケモンは飛んではばたくポケモン

2つ目は、わたしの経験からですが空を飛ぶポケモンは地上にいるポケモンより撮りやすいと思います。もちろん、基本動作としてのポケモンを上に持っていくなどの操作は必要ですが、きっちりと位置を合わせなけば、思い通りの画になりません。しかし、飛行するポケモンの場合、多少、位置ずれがあっても不自然な画にならない事が多いです。もちろん飛んでる状態で撮影する事が条件で、どこかに降りた状態を撮ろうとすると地上にいるポケモンと同じく位置ずれの調整がシビアになります。
さらに、飛んではばたくポケモンはモーションをさせなくとも飛んでる状態で翼に動きがあるため、翼の位置によって違った印象になります。下にウォーグルを撮影した例を置いておきます。

ひこうタイプははばたくので、翼の位置で雰囲気が変わる

左の翼を後ろに広げている状態は、どこかに止まろうとしているように見える一方で、右の翼を前に閉じている状態では、前方に風を送っているかのように見えます。ポケモンの位置は変えず、しかも背景が同じでも、それくらい印象が変わるという事が言えます。このことはポケモンに様々な状況を語ってもらうのにとても役立ちます。

3.ポケモン選びのコツ

この記事に辿り着いて読んで下さっている読者の方は、当然、ポケモン好きだと思います。であれば、ほとんどの方が、お気に入りのポケモンがいると思います。もし、ぬい撮りやAR撮影をしてみようと思うなら、自分のお気に入りのポケモンで撮影するのが、ポケモン選びでの一番のコツだと思います。好きこそものの上手なれ。自分のお気に入りポケモンを撮影していくと、そのポケモンが、どんな背景の時に映えるのか、どんなモーションをして、どういうタイミングでシャッターを切ると素敵な表情が撮れるのかがわかるようになり、お気に入りの写真が撮れるようになっていきます。

推しポケモンの笑顔は眩しくて最高である

結び

以上、ひじょうに簡単にわたしなりの知識を用いて、AR撮影の事を書かせて頂きました。次回はもう少しだけ、AR撮影のコツのようなものを書かせて頂こうと思います。

ところで、被写体の目線の好みってありますよね。読者の皆さんの好みはなんでしょうか?
わたしはカメラ目線はあまり好きではありません。そのため、どうしてもカメラ目線の写真は没にしてしまいがちなんです…┐(´-`)┌

ぬい撮り、AR撮影の旅費として活用させて頂きます。よろしければ、是非ともサポートしてください。