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ぬいぐるみが楽しんでいる表情を撮ろう

初めての方、はじめまして。わたしを御存じの方、こんにちは。
ポケモンのぬいぐるみ写真でスライドショーを作っているCHテイルズです。最近は、PokemonGOのGoSnapshotでぬいぐるみを撮影する事に、まじめに取り組んでいまして「ぬい撮りクロスリアリティ」なるものを目指しております。

それはさておき、前回の記事で手持ち撮りをする際のコツ、気をつける事について書かせて頂きました。かの内容は、撮影のテクニック的な(と言うと大げさですが)話となるわけですが、実は私がもっと大切にしている点があります。
今日はその内容についてお話ししようと思います。そんなに重い話ではありませんので、気楽に気楽に(^◇^)

ぬいぐるみには目がある

極めて当たり前なところから入ります。動物のぬいぐるみ、キャラクターのぬいぐるみ、健全な状態ならいずれも目があるのが普通です。もともと目がないキャラクターならば目がない場合もあるでしょうが、それは考えられないくらい極めてレアだと思います。さて、目があるということは何を意味するでしょうか?

ぬいぐるみの表情の決定要素

『目は口ほどにものを言い』という諺がありますが、目は様々なことを語ってくれますが、中でも写真撮影的に重要なのは『視線』です。ぬいぐるみの写真では、視線で表情やそこから現れてくる感情が変わります。それに加えて、こちらがどの方向から見るのか、言い換えればカメラをどちらに向けるのかでも、表情が変わってきます。このテクニックを使えば、動かないぬいぐるみであっても、かなりの表情が撮影できます。これがわたしがぬい撮りをする上で一番大切にしている部分です。
もちろん、これは一つのぬいぐるみで言える事ですから、表情を変えるために、沢山のぬいぐるみを揃える必要はない、ということでもあります。
でも、かわいいから、ついつい買い足してしまうんですけどね。

何をみているのか実践

それでは、実践編です。今回はアシマリのぬいぐるみを例にします。
アシマリのぬいぐるみは、平らな場所に置いた場合、斜め下を向くように作られています。下のサンプル画像をご覧ください

アシマリの置き撮りでの視線

単純に水平面にこのぬいぐるみを配置すると、視線は下を向くため、上方にある物体を見ている図にはなりません。この写真でも、空の上方に飛行機が写り込んでいますが、アシマリ君は絶対にあれには気づいていないでしょう。このように、ぬいぐるみを置き撮りで撮影する場合は、配置面に置かれた静物と一緒に撮ると自然な感じで撮影できます。

アシマリ読書中(薄いブルーの楕円辺りが視線の先)
ポケふた鑑賞中

結構、自然な感じだと思います。置き撮りである以上、視線の角度はコントロールできないので、ぬいぐるみを置く場所に制限を受けます。そのため、見ている位置が前後するのは仕方のない事でしょう。
このように下向きならば撮影できるわけですが、では、アシマリに上を向いてもらうには、どうすればいいでしょうか?

下向きのアシマリに上を向いてもらう方法

視線が固定化されているぬいぐるみでは、ぬいぐるみを動かして視線の向きを変えるしか方法がありません。そこで、上向きのアシマリを撮影するには、置き撮りではなく、手持ち撮りをするのが簡単な方法です。
要するに、手で持って視線を上に向けてしまうという事ですね。簡単です。

空のヘリコプターを眺めるアシマリ(手持ち撮り)

手持ち撮りをする以上、撮影時もしくは撮影データのトリミング加工を施さないと、これまたぬいぐるみが静物になってしまうので、そこはがんばってレタッチしてください。
そして、もう一つ、上を向かせる方法があります。それはローアングル(あおりの構図)で撮影する事。それだけで、少し上向きにすることができますが、手持ち撮りを組み合わせた方が大きな効果を生みます。

ローアングル(左)とノーマル(右)

さらに、アシマリのぬいぐるみの場合、目の中の虹彩にあたる部分(いわゆる黒目)が、目全体のやや上方についており、ローアングルで見るとより上を見ているように映ります。虹彩が下に描かれているぬいぐるみでは、この効果はちょっと不足するので、視線を上方に傾ける方が良いでしょう。

桜の木の下で手持ち撮り(ローアングル)

ちなみに、最初から視線が上を向いているぬいぐるみの場合、今度は効果が逆になります。こういうぬいぐるみの場合は、上に存在する副題の事物と一緒に撮影するか、手持ち撮りなどで下を向かせる工夫が必要です。
典型的なのがマリルです。置き方次第で多少向きはコントロールできますが、普通に置くとかなり上を向いてしまいます。下の写真のように、下向きのアシマリと、マリルを並べると・・・それぞれどこを向いているんでしょう?となってしまいますね。

正面向きは記念撮影風になる。しかしアシマリとマリルの目の向きが…

結論として

以上、視線をコントロールすることで、ぬいぐるみがより自然で活き活きとした感じになることを述べてきましたが、いかがだったでしょうか。同意できると思った方は、是非このテクニックを使って、素敵な写真を撮ってみて下さい。

さて、ぬい撮りにまつわるテクニックなどはまだまだあるのですが、一旦、そこはおいといて、そろそろAR写真の話に移っていこうと思います。

ぬい撮り、AR撮影の旅費として活用させて頂きます。よろしければ、是非ともサポートしてください。