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【見えなくても諦めない!盲目の人の目の代わりを務める】~ビジネスモデル考察Vol.17~

■背景
視覚障害者は日常生活で非常に不便している
⇒他の人が周りの状況を伝えてあげる事で健常者に近い生活が送れるようになる

■ターゲット
・視覚障害者の人

■ビジネス詳細
・小型カメラで視覚障害者の視界を撮影
⇒リアルタイムでボランティアの人に繋ぎ、障害者の目の代わりとして目の前の情報を伝える
・午前8時〜午後8時まで利用可能
・ネットが繋がればどこでも使える
・補助装置はボタンが一つのシンプルな作り
・月額5000円

■ユーザーのメリデメ
▷メリット
・全盲でも利用可能
・事前の手配などなく、いつでも手軽に利用できる
・使い方がシンプルなため高齢者でも使える
▷デメリット
・利用できる時間に制限がある
・利用者が増えるとオペレーターになかなか繋がらないケースがある
・利用機会が少ない場合はコスパが悪い
⇒Siriなど他のデバイスで代替出来る事も多いので、日常でどれほど利用する機会があるのか不明瞭

■事業者メリデメ
▷メリット
・業務内容がシンプルである
⇒視覚以外の障害者や軽度の認知症の方がオペレーターになることも可能である
⇒障害者のサポートとともに障害者の雇用を生むことが出来る
▷デメリット
・ボランティアの人員を確保する必要がある

■今後の展開・課題
・サービスの知名度を上げ、国内で定着させる
・ビジネスとしては収支が成り立たないため、オペレーターはボランティアの方に依存している
⇒アルバイトを雇えるくらいの収益を得る方法を見つける
・オペレーターを事務所ではなく、自宅でもサポート出来るようにすると良い
⇒障害者のオペレーターを雇用した際にオペレーターの負担が減る
・音声認識技術と画像認識技術を用いてオペレーターの代わりをAIが行う事も可能である
・似たようなビジネスとして聴覚障害者向けのサービスも需要がある可能性がある

■考察
・視覚障害者の人数は増えているので需要はある
⇒ただしそもそもの市場がそれ程大きくはない
・困っている人を助ける素晴らしいビジネスである
・十分な収益が上がらないという意味でビジネスとして大きな課題を抱えている

■企業
リモートアシスト(株式会社リモートアシスト)

▽参照:STARTUP FILE

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