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【骨格の映像認識で高齢者の命を救う!】~ビジネスモデル考察Vol.31~

■背景
介護施設などで介護師が見ていない時に利用者の転倒や意識障害が発生するケースがある
⇒カメラの映像を使って楽に異常の検知が出来るのではないか

■ターゲット
老人ホーム、介護施設

■ビジネス詳細
・ 通常のカメラで人の状態を判定
・判定時は人の映像を骨格データに変換して行い、データの蓄積も骨格データのみ
⇒録画はしないためプライバシーの問題を気にする必要がない
・判定システムはAPIで提供しているため、市販のカメラでも利用可能
・異常時はスマホやPCにアラートを送信
・電球型や火災報知器型のカメラを用意

■ユーザーのメリデメ
▷メリット
・介護士の負担が減る
・プライバシーの問題を気にすることなく利用出来る
・ローコストで導入出来る
▷デメリット
・トイレやお風呂場等でのカメラの設置に抵抗を感じる人がいる
⇒録画はしないが映像は撮られる

■事業者メリデメ
▷メリット
・AIを用いて解析を行うことで、既存の転倒検知システムに比べて誤検知を減らす事が可能
⇒他システムとの優位性
・映像データをそのまま使うのではなく、骨格データに変換してから利用するため、データ量の削減に繋がる
▷デメリット
・他にも同様サービスを提供している会社は存在しており競争が激しい

■今後の展開・課題
・老人ホーム、介護施設との契約拡大
・骨格データを元に病気の兆候を検出
・ロボットを用いて要介護者の自立支援
・車内や工事現場など、介護施設以外の場所での利用を行なっていく

■考察
・日本はこれから超高齢化社会になっていくため、サービスの需要は拡大する
・映像はプライバシーの問題などから利用に制限がかかる場合があるが、骨格のデータのみを使用することでその問題を解決している
・市場が急速に伸びており、競合が多い中でいかに他のサービスとの優位性を発揮していくかが重要である
⇒誤検知が少ないというのは大きな利点である

■企業
AXIVE(株式会社AXIVE)

▽参照:FUNDINNO

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