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【好きな俳優と同じ服を着たい!を実現するECアプリ】~ビジネスモデル考察Vol.59~

■背景
ドラマで俳優が着ている服が欲しくてもどこで購入出来るのかがわからない
⇒簡単に買えるようにしたら需要があるのではないか

■ターゲット
ドラマ視聴者、ドラマ制作会社、アパレルメーカー

■ビジネス詳細
・ネットに偏ったスポンサーシップをテレビ媒体に回帰させる仕組みを提供
⇒ドラマの中に登場した商品を専用のアプリで即購入出来る環境を作る

■ドラマ視聴者のメリデメ
▷メリット
・ドラマを見て欲しいと思った商品をすぐに購入する事ができる
▷デメリット
・手軽に買えることにより希少性が失われる

■ドラマ制作会社のメリデメ
▷メリット
・スポンサーの商品を使用することで制作費を削減できる
・リアルタイムでの番組視聴が増える
⇒番組CMを見てもらえる可能性が上がる
・当サービスを通して販売された売上の数パーセントが手数料としてもらえる
▷デメリット
・既存の関係者との間でトラブルが発生する可能性がある

■アパレルメーカーのメリデメ
▷メリット
・CMなどより低価格で効果的な広告をする事ができる
▷デメリット
・商品を採用してもらえるかはドラマ制作会社に依存する
⇒受身の形であり、PRしたいタイミングで利用してもらえる保証がない

■事業者メリデメ
▷メリット
・業界初のECシステムである
⇒ドラマ連動のECシステムの特許を取得することで競合が発生しない環境を整えている
・一度軌道に乗せてしまえば安定的に収益を上げる事ができる
▷デメリット
・テレビ局の協力が得られるのかは不透明である
⇒社員の業界ネットワークを駆使して対応していくとなっているが、かなりハードルが高いと考えられる

■今後の展開・課題
・対応するコンテンツの数を増やしていく
・ドラマ以外のニュース番組や映画、アニメなどにも対応していく
・CMを使ってサービスの認知度を上げ、2025年までに200万人の会員を獲得する
・オリジナル商品の開発及び販売をしていく

■考察
・複数いるステークスホルダーの利害関係を上手く一致させた良いサービスであると考えられる
・テレビは依然として見られているが、録画機能によりCMはスキップされてしまう事が増えてきた
⇒コストに見合った効果が得られにくくなってきた
⇒当サービスはこれらの現状の課題に対する対応としてとても効果的であると考えられる
・商品の販売数量を限定することでよりリアルタイム視聴を促進する事ができる
・サービスのアイデアはとても素晴らしいと考えられるが、テレビ局の協力を得るのはかなりハードルが高くネックとなる
⇒その山を越えてしまえば一気に普及すると考えられる

■企業
これポチ(株式会社これポチ)

▽参照:FUNDINNO

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