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発達障害の子は困らせる子じゃなく「困ってる子」って知った、アメリカ生活1日目

タイトルの言葉:発達障害の子は困らせる子じゃなく「困ってる子」っていうのは、ブログでもツイッターでも事あるごとに私が繰り返し伝えてきた言葉。今日のnoteは、この考えに出会ったアメリカに越して来た時のお話しです。

ーーーアメリカの生活1日目ーーー
アメリカに移住してくる前、日本の息子の主治医に英文で息子の状況を診断書に書いてもらったものを予めアメリカで入学予定の小学校に送付したんだよね。で、初めて小学校に息子と一緒に挨拶に出向いた時「チャビ君は連れて来なかったの?」と支援コーディネーターに尋ねられたんだよね。

「いやいや、この子ですけど」って(笑)

それは、診断書の中で表現されているアスペルガーの息子と現実の息子に余りにも違いがあったから。

私にとっては診断書に書かれてる事は息子そのものだったのね。「あれもできない。これもできない…」私が手を焼いてた事がそのまま書かれていた。

でもアメリカの先生方は「Can not」(○△ができません)ばかり並ぶその文章に、どんな重い障害を持つ子が来るのかって身構えてたらしい。そこに「Can do」(○△が得意です)の説明がなかったから。

だから「チャビ君が何が出来るのか、どんなとこが長所なのか教えて」ってその場で口頭できかれたんだけど、当時の私は答えることができなかったんだよね。その代わりに「私は、息子の○△な部分に困ってるんです」としか答えられなかった…。

そこで業を煮やした先生に「お母さんがチャビ君に困ってることじゃなく、チャビ君が困ってる事を教えて」ってきかれたんだよね。

その時にハッと気づかされた”発達障害の子は困らせる子じゃなく「困ってる子」”という視点。

日本にいた頃の私にとって息子は「私を困らせてばかりいる子」だったんだよね。だからどうにかしたい、楽になりたいのは「私」だったんだよね。

でも、「息子が困ってる」っていう視点で息子をみるようになって、その視点からの発見をもとに息子が楽になる方法を見つけようとしてからは、息子も私も共に楽になったんだよね。

だからね、「発達障害の子供に困らされてうんざり」って悩んでる親御さんや先生には「困ってるのはこの子」っていう視点で子供と接して、共に楽になってほしいなって思うんだよね。

だから多くの人に知ってもらいたい。

発達障害の子は困らせる子じゃなく「困ってる子」


※このnoteは、明日のnote「アメリカに越してきた5日間で知った、障害のある人の”可能な限りの自立”を追い求める大切さ」に続きます。

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