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「晩御飯いる?」に込められた想い

今日は、アメリカの大型祝日、独立記念日。
こういう祝日の時は、だいたいどこかでパレードをしているからぶらぶら見に行って、その帰りにバーベキューのお誘いが二組からあったので、はしご。

ちなみにアメリカ人にとってのバーベキューは、ハンバーガーパティを焼いてハンバーガーにして食べたり、ソーセージを焼いてホットドッグにして食べたりと、お肉と野菜を串に刺して焼いたり、日本のそれとはちょっと違うんだよね。だから、息子の友達家族のアメリカンスタイルのバーベキューでハンバーガーを食べ、日本人ママ友主催のバーベキューで「日本流」のバーベキューを堪能して夕方遅くに帰宅。

まったくお腹がすいてない…。

で、息子にきいてみた。「今日、晩御飯いる?」

返事はYES!!!

ていうか、出かけてたり、行事があったりしてお昼御飯がへんな時間にずれ込んだ時って、晩御飯別にいいやってなったり、軽くでいいやってなることがあるから、今まで何度かこの質問を息子にしたことがあるんだけど、返事はいつもYES。そして完食する息子。ま、食べ盛り、育ち盛りの男の子だしね。

でも今日はさすがについさっきまで食べ続けてたわけで…。だから「本当にいるの?」って確かめたら「どうしてそんなこときくの?」と息子。

私の正直な気持ちとしては「晩御飯いる?」っていう質問をした時って、作るのが超面倒くさいから、できればNOって言ってほしいなっていう気持ちが込められてて、今日は特に面倒くさくって作らずゆっくりしたい由を伝えてみた。

息子はキョトンとして「へぇ~そんな想いがこもってたのか。知らなかったよ。教えてくれてありがとう。でもこれからは、僕もまた気づかない時があるかもだし、正直にそんな想いも話してくれた方が助かる」と。(うん、やっぱり、伝えたい事は言葉にしないと相手には伝わらないよね、と私反省…)

「もちろん、お料理が得意で作るのが大好きな人もいるから一概には言えないけど、そういう意味が込められてるかもって知っていたら、相手を思いやった気持ちも判断材料にして返事を決められるでしょ」とアドバイスしたら納得してくれた。もちろん、お腹がすいてていつも通り食べたければそれもよし。

で、息子の出した答えは、「確かにそんなにお腹はすいてないからママは作らなくていいよ。ゆっくりしてて。あとでおなかがすいたらラーメンか何か作って食べるから。ママのもほしかったら作ってあげるから言ってね」と。

今まで私の父だったり、息子のパパだったりが同じようなシチュエーションで「晩御飯いるにきまってるだろう」って言ったのに「今日はあまり食がすすまない」とか言って残したりすることにすごく腹を立てる経験が多かったんだよね。多分二人とも「手抜きを自分がされていること」が許せなかったから意地でも「食べるにきまってるだろう」と言ったのかも。残念ながら、相手を思いやる気持ちが欠けていたのかもね…。

でもこんな風に息子が「相手のことを思いやった気持ちを判断材料の一つにする」っていうことを知って、それが実行できたってことは、きっと息子が将来色んな人と関わる中で財産になるんじゃないかなぁ。だったら嬉しいなぁという息子の大きな一歩を書き留めておきたかった、今日のnote。

(ちなみに、今日の息子と私のやりとりは、SSTの一環でもありますよ~。)

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