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おじさんが人生で初めて今日(2月1日)の開成中学の算数の試験に挑戦!!

来年度4年生になる、ADHDの長男(長男といろんな経験をしていることについては後日おいおい。。)は比較的算数が好きで、頑張って毎朝算数の問題をせっせと解いています。

私が小学生の時、こんなことやったことないや、、、と思いつつも、2月から入る予定の学習塾からの、「毎朝勉強を少しでもやる習慣をつけてください!!」という熱いエールとプレッシャーに負け、それを妄信して、2年生の終わりぐらいから、朝15分ぐらい頑張る子供を見ています。

私も中高では比較的数学が得意で得点源だったこともあり、長男が頑張っているのをみると、たまに一緒に参加して、競争したりしています。

長男は気分のむらが激しく、全く勉強をやらない時もたくさんありましたが、1年間ぐらい継続したら、今は促せばやるし、たまに促さなくてもやることが増えてきました。すごい成長です。


今日は、2月1日。
東京では、第一志望の中学受験を迎える人が多くいる日です。
「2年後の今頃何をしてるのか」、「中学受験をあきらめている可能性もあるだろうな」、、、とか通勤電車の中で夢想していました。

比較的早く仕事が終わったので、テンションが上がって、
「子どもがいつも頑張っているのだから、最高峰の一つと言われる開成中学の試験を解いてみよう!」
といらぬことを思いついて、さきほどまでやっておりました。。

受験生以外で開成中学の問題を実際解く人はどれぐらいいるのでしょうか。。。

暇でモノ好きな開成出身の学生(たぶん、東大生)か、仕事で解いている塾の先生ぐらいでしょう。。

そもそも、中学受験をほぼ経験していない私は、開成中学があることも大学に入るまで知りませんでした。たまたま大学の同じ学部の友達で一人開成出身者がいて、それで初めて知りました。

子どもの受験に際して、いわゆる赤本(過去問)を書店でぱらぱらとみてみたことがあり、あまりの難しさに卒倒しそうになり、改めて、友達や就職後に知り合った中学受験経験者たちを尊敬しました。

長男が開成中学を目指すとはとても思えないのですが、最高峰のレベルを体感して、長男が少しでも頑張れる糧になれればと、今日、60分きっかり時間を測って解いてみました。
(開成中の算数の問題はこちらからダウンロードして解きました)

どれぐらいできるのか。。


結果としては、時間内に6割ぐらい解けたものの、すべて解答するには90分ぐらいかかり、時間切れでした。。。(汗)

Twitterや回答速報などを見ていると、例年に比べて比較的易しく、「ほぼ満点じゃないと合格できないのではないか」というおぞましいコメントがたくさんあり、再度、この世界の厳しさを実感しました。

(プライドが少しある小さい大人であるおじさんの言い訳としては、数学は比較的得意だったものの、やはり、算数の試験に慣れていないところもあり、あとは、おじさんが久しぶりに全然違う頭の筋肉を使ったので非常にしんどかったです。)

これをさっさと解けるように、そして当たり前のように解答できる受験生に長男が二年後になる絵は全く浮かびません。。

物珍しそうに、果敢に挑戦するおじさんの横で、長男が大問1のうさぎと亀の問題をトライしようと広告の裏に絵をかいていましたが、3分であきらめて、ポケモンのゲームをしていました。。。

解いた後も、解けた喜びとか解けなかった悔しさというよりも、これを60分で解ききる受験生がやばいなと思うのと、それを目指そうとさせている自分と、それを求めるこの受験の制度に疑問を感じました。

ある意味、曲芸のようなものを身に着けるために塾で頑張るわけですが、、、こんなの本当に必要なのかな。。。。

そんな疑問を感じながら、明日の朝も、長男の算数の頑張りを眺めたいと思います。

以下、興味ある方向けに問題の概要をまとめました。
いろいろすでに解答も出ているので詳しくはそちらを見れば正しい解き方などがわかると思います。(四谷大塚)(コベツバ

●大問1【速さ・ダイヤグラム】
うさぎとかめの競争で、うさぎが途中で寝て、最後ゴールする時間が違うものの、距離や時間がややこしくて、計算をしっかりと早く、そして正確にできないといけない問題。
「X」を使わないでさっさと解く方法がわからず、とりあえず、中学以上の解き方でやるも、計算を途中で間違って右往左往して時間を食いました。。
(こういうのは、電車の車掌でもならないと要らない知識のような気もして、そして、現代ではもはや車掌もそういうことをやっていないのではないかと思うのですが。。)

●大問2【速さ・面積】
六角形の上を点が動き、特定の2つの点を結ぶ線で面積が1:2になる条件を探るもの。
直感でこれは真ん中の長方形をうまくわけて、面積比を求めるものかなと思い、強引に解きました。もっときれいな解き方があるかもしれませんが。。

●大問3【立体図形・体積】
立方体を斜めに二か所別の角度から切って、その体積を求めるもの。
最初にどういう形の立体になるのかを求めてから、体積を計算。
立方体から、三角柱二つ引いて、ひきすぎる体積を足したら、答えが出てくるのはわかるんだが、切った後の立体の形が正確に想像できず、パス。。。本番だったら、多分、消しゴムを切って立体を作っているだろうなと。
こういうの昔から苦手だったし、子どもと今後やっていく上では、再度勉強しなおしだなと、ここはメモ。

●大問4【速さ・ダイヤグラム】
円を6等分した地点を駒がルールに基づいて、ぐるぐる回って、適宜、特定の状況になる条件を導き出す問題。
最初、唸りながら考えていて、10分ほどかかったあと、ダイヤグラムにすれば解けることに気づき、回答。
これはおそらくたくさん似たような問題を解いている受験生はすぐに気づく問題だなと。あらためて、勉強しないといけないと実感。
一方、簡単に解けるルールがあるかもしれないと2,3分考えたが、見当たらず、力業で解いていったが、何かあるのかな。。

●大問5【場合の数】
1-7までの整数を使って、特定の条件となる2桁の数字、3桁の数字を探すもの。大学受験でも死ぬほど出た、場合の数の問題。
A+B=96となる場合、A+B=971となる場合、それぞれのAとBの数の組み合わせを探すという問題。
こんなのを小学生から解いていたら、そら、東大も余裕で受かるでしょうと本当に思う所。
一方で、悲しいがな、、三つ子の魂100までなのか、昔とった杵柄なのか、あるいは、みんなこれは簡単と思って解いたのか、これは解答できた。



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