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SAPIXと日能研の比較 ①塾の雰囲気・先生

さて、SAPIXと日能研の違いについては、いくつかポイントを挙げて、それごとに書いていこうと思います。

①塾の雰囲気・先生
②テキスト・テスト
③クラス分け・クラス昇降
④宿題の量
⑤志望校別特訓
⑥拘束時間
⑦費用
⑧偏差値表
⑨塾友との交流
⑩親の負担
⑪勉強サポート
⑫過去問の進め方

こんな感じでしょうか。
両塾とも、校舎によって違うのですが、ここではあくまでも我が子たちが実際に通った校舎について書いていきます。

ではまず、①塾の雰囲気・先生 についてです。

塾の雰囲気は、断然、日能研の方がアットホームです。
塾の入り口を入っていくと、日能研の場合は、いくつかテーブルが置いてあり、その奥にスタッフや先生が何人か見えるような感じで、先生がとても身近な存在です。いつでも話しかけていいような感じ。あの「二月の勝者」のマンガに出てくる桜花ゼミナールとよく似ていると思います。
先生は、担当の授業日しかいない場合が多いですが、スタッフが常駐しているので、いつでも相談可能です。先生と直接話をすることもできます。面談は5年生の時からあり、6年生では3回ありました。

それに対して、SAPIXは、先生の部屋が別にあって、親や生徒からは普段は先生の姿が見えないようになっています。先生と話をしたければ、その部屋の手前にある事務室に行って、事務員に依頼する形。ただし、親が先生と話をしたくても、基本的に会って話をすることはできず、電話のみです。面談は、5年の時はなく、6年生で2回あるだけでした。
よく言われるように全体的にドライな雰囲気ではありますが、6年の時だけは先生の熱意が伝わってくるような対応をしてもらえます。

いわゆる先生と言っても、いわゆる教科担当の先生と、本部の先生と、事務の先生がいると思うのですが、SAPIXで実際に生徒を教えてくれるのは、教科担当の先生と、本部の先生です。事務は事務員さんがしてくれますが、事務員さんは普段は生徒と接することはありません。(忘れ物を親が事務員さんに渡して、それを生徒に渡してくれる時くらい)
親との志望校面談は、教科担当の先生がしてくれます。本部の先生は、最上位クラスにいると、6年で授業担当になることがあります。

日能研では、事務は「スタッフ」と呼ばれる先生がしてくれて、色々な相談にものってくれます。生徒にとってはメンター的な役割も果たしてくれますし、親との志望校面談もスタッフが担当です。
(このあたりは、日能研の校舎により異なる場合があります。本部系、関東系など、日能研は会社がいくつかに分かれていて、それごとに違うことが多いです。)

教科担当は、ひたすらその教科を教えてくれる先生で、本部担当は、全体指示をくれる時や全体向けの動画に出てくる先生です。季節講習の時などに総論を教えにきてくれることもあります。

本部の先生は、普段は多くの生徒と接するわけではないので、多くの生徒は気にしていないかもしれません。しかし、何か問題があった時に大きな影響力をもつのが本部の先生です。特にSAPIXは、校舎の教科担当の先生や校舎長よりも本部の先生が強いパワーバランスです。本部の教務担当の先生は、入試報告会の会場で話をしてくれることもあります。


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