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SAPIXと日能研の比較 ⑥拘束時間

塾の拘束時間も塾によってだいぶ異なります。

SAPIXの場合、
4年生 週2日 17:00~20:00
5年生 週3日 17:00~20:00
6年生 週3日(週2日17:00~21:00 +土特14:00~19:00)
6年後期は上に加えて、日曜(SS特訓)9:00~18:45

日能研の場合、
4年生 週2日 16:50~19:20
5年生 週3日 16:50~19:20
6年生 週4日(週2日   16:50~20:45 +週1日 16:50~20:45 
   +土曜 14:00~19:20)
6年後期は上に加えて、日曜(日特)8:45~16:45

以上が、公開されている平常時の授業時間ですが、実際には、これ以上の拘束時間があります。

まず、SAPIX。
こちらは、平常授業は17時からとなっていますが、毎回、30分まえから「授業前テスト」という算数のテストが行われます。ですから、普段の日は17時からではなく、16時半には着席していることになります。

また、SS特訓も、9時からとありますが、実際には、8時から算数のテストがありました。(SS開成、SS麻布、SS桜蔭など、一部のSSだけかもしれません。)ここでやるテストは前週にやったSS問題の確認テスト(数値替え問題が多い)で、しっかり習得できているか確認できる重要なテストなので休むわけにはいきませんでした。

また、開始時刻が早まっているだけでなく、終了時刻も遅かったです。特に6年後期は、週に2回、筑駒と開成の特別補講が21:00~22:00で行われていました。すべての校舎で行われていたわけではなかったと思いますが。
SAPIXの場合、志望校別特訓が自校舎内で行われていることもあり、柔軟に志望校対策を組んでくれた印象です。


日能研の場合も、公表されている時間より拘束時間は長かったです。
特に6年後期は、毎回の平常授業の前に16時開始で算数と理科の補講が行われていました。さらに、授業の後にも算数過去問の説明会が頻繁に30分~1時間ほど行われました。

また、勉強そのもの以外にも「こども会」が行われたり、「目標シート」や「振り返りシート」を書く時間があったりと、勉強に対する姿勢を育むような時間が取られていました。

そもそもSAPIXと大きく違うのは、平常授業の合間に休み時間がある点です。SAPIXは授業と授業の合間に休み時間はないし、平日は食事時間もないのですが、日能研はそれらがあります。細かい休み時間の積み重ねも拘束時間の長さにつながります。

また、6年後期の日特の実施校舎までの通塾にかかる時間も拘束時間と捉えると、6年時は週に1日SAPIXより塾日が多いし、テストが毎週あることもあるしで、日能研の方が拘束時間は長いとはっきり言えると思います。

しかしながら、日能研は、志望校別特訓は別校舎に集めて実施するので、自校舎では志望校対策のための補講が開催されることがなく、純粋な志望校対策のための拘束時間はSAPIXの方が多いです。



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