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SAPIXと日能研の比較 ⑨塾友との交流

SAPIXと日能研、塾友との交流にも違いがあります。
塾で友達ができる確率は、日能研の方が圧倒的に高いです。
その理由は、下に挙げるとおりです。

お弁当の有無
・SAPIXは、6年のGS特訓、SS特訓以外はお弁当がない
・日能研は、平日の授業時も日特もお弁当がある
→お弁当を食べながら交流する時間の有無は大きいです

休み時間の有無
・SAPIXは、授業と授業の合間の休み時間もない
・日能研は、授業の切り替え時に少なくとも10分は休憩がある
→休み時間ちょっと話したり、一緒に自販機に行ったりできます

クラス替えの頻度
・SAPIXは、テストの点数基準で有無を言わさずクラスが定期的に変わる
・日能研は、テストの点数だけでなく他の要素も考慮されたクラス編成
→日能研の方が、同じメンバーと過ごす時間が長くなります

校舎移動の頻度
・SAPIXは、基本的には自校舎完結型で、まったく移動しなくても普段の授業・志望校別特訓・テストが受けられる(6年のサピックスオープンは外部会場も選択可能だが、自校舎でも受けられる)
・日能研は、普段の授業は自校舎で受けるけれど、志望校別特訓は別校舎になるし、公開模試も外部会場のみ指定のこともあるし、季節講習も別校舎になることもある
→日能研の場合、友達と一緒に別の校舎に電車で移動する機会があるので、話す時間も長くなります

イベントの有無
・SAPIXは、子供向けイベントはない
・日能研は、都度「こども会」という子供向け説明会のようなものがあるし、入試前には「壮行会」という応援イベントがあるし、入試後にも「卒塾式」という塾の卒業イベントまである
→イベントがあると、自然に子供達は交流して仲良くなります

卒業後に会う機会の有無
・SAPIXは、塾卒業後に公式に会う機会はない
・日能研は、「Nフレンズ」という、進学先の中学ごとのブースで後輩向けに話をする機会があり、そこで日特仲間に再会できるし、さらに、日特の最終日に呼ばれて後輩を激励することになっているので、そこでも再会できる
→下の娘も今年のNフレンズに今の学校の友達と一緒に出ることを楽しみにしています


塾友との交流機会は、以上のように日能研の方がずっと多いですが、もちろんSAPIXでも友達はできます。授業が終わってからの帰り道、駅まで一緒に歩いたり、SSの時のお弁当時間や単科↔本科の移動時間に話したり。

でも、SAPIXの場合、塾生活で交流する時間はとても少なく、塾友と一番交流するのは実は中学入学後だったりします。学校によっては、SAPIX生の占有率が異常に高いんですよね。
上の息子の場合も、中学に入ってどこの塾だったかの話になると、「俺、サピの〇〇校」「俺はサピ〇〇校」といった具合に、SAPIX卒だらけだったようでした。入学したての頃は、学校別サピックスオープンの順位や問題について話題になったこともあったそうです。

下の娘も進学先でも、どこの塾出身かの話になるそうで、やはりSAPIX生が多いと嘆いていました。でも、同じ中学の日能研生たちとはグループLINEを作って交流を続けており、いつか日特校舎に皆で遊びに行くのだと話していました。
日能研の場合は、志望校別特訓(日特)で各校舎から一つの校舎に集まってくるので、日特校に進学した場合は、その時のメンバーとの関係がずっと続くのは良いです。

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