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【イタリア縦断】世界都市・ミラノの街をゆく&あのサッカー選手の古巣へ

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。


前回ヴェネツィア編から続くイタリア縦断旅、第二都市目は北イタリアの大都市・ミラノです。

ヴェネツィア編はこちらから↓




ロンバルディアの都、ミラノへ


現在地はヴェネツィア駅。

特急列車に乗って西へ、ミラノの街へと向かいます。

ミラノ中央駅に到着。
ホームは私がドイツでよく利用するフランクフルトの中央駅にそっくりでした。

このミラノ中央駅、ローマ・テルミニ駅に次いでイタリア国内第2位の乗降客数を誇る超主要駅。

アーケードはまるで美術館のよう。


ダメ元って、だいじ。


ミラノに到着してすぐ、とある場所へと急ぎます。

大きすぎるミラノの街なので、駅の券売機で一日券を買って移動することにしました。

一日券7.6ユーロは良心的

やってきたのはサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院。

外見はなんてことない教会ですが、実はここ、

絵画、彫刻、建築、科学、多分野の天才と言われる巨匠レオナルドダヴィンチの名作『最後の晩餐』が描かれた壁がある修道院なんです。

そして朝いちでここに駆け付けた理由。

実は春休みの繁忙を軽く見すぎていて『最後の晩餐』のチケットの事前予約を逃し、ワンチャンある当日券に賭けてやってきたのです。


ですがチケットの並び列にはすでに「SOLD OUT」の文字。

落胆していたのですが、一緒に来た友人が「ダメ元で聞いてみよう」とチケットオフィスの中へ。

・・・なんと!

今日の夕方のチケットをゲット!

それなら売り切れって札出さないでよ~と思ったりしましたが…
でも、わざわざミラノまで来たのにメインの『最後の晩餐』はもう見られないと思っていたのでオールオッケーです。

どうせ無理だと諦めていた10分前の私に喝を入れたい、友達本当にありがとう…!

やった~~~!!!

ということで、夕方までミラノ観光をして時間をつぶします。


ミラノの街の主役


無事に買えた『最後の晩餐』チケットを握りしめ、地下鉄で中心部へ向かいます。

乗った電車はミラノの名門サッカーチーム、ACミランを彷彿とさせる赤黒の車体。

ちなみにACミランについても後程…


ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア


さて、中心部に到着。
まずはミラノと言えばの場所を見に行きます。


サルデーニャ王国国王であり、イタリア統一をしてイタリア王国の初代国王ともなったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世。

彼にちなんで名づけられ、19世紀末に完成したショッピングアーケードこそが、ミラノ中心部にたたずむこの「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア」。

中の造りがとても美しく、東京ディズニーランドに「ワールドバザール」と言うものがあるらしく?それはこのガレリアをモデルに造られたそう。
※私は小さいときに家族で行ったきりで、ディズニーにはあまり詳しくないのですが…

ちなみに、床のタイル画の牛の急所を踏んで一回転すると幸せが訪れ、再びミラノに来られるという伝説があるそうなのですが、そんなこと全く知らずに全然関係ないところで記念写真を撮っていました…笑

こういう時は、
牛の急所なんて踏まなくても私はもう一回ミラノに来てやる!という気持ちが大切。


お気に入りのお店に出会う


お腹がすいたので、アーケード裏にあるミラノで有名なお店に。

それがここ、「Luini」(ルイーニ)。

甘い系から塩系まで、いろんな味の揚げパン?のようなものを売っているお店なのですが、その魅力は美味しさだけでなくお値段。

ほとんど全部3ユーロ以内と、観光地とは思えない良心的なお店。

私はトマト、チーズ、茄子などが入ったものを食べました。

とっても美味しくて安くて味もたくさんあって、心からおすすめのお店です。

ミラノに訪れた際はぜひ!


ドゥオーモ


そしてガレリアの目の前の広場にあるのが、ミラノのランドマーク・ドゥオーモです。

※ドゥオーモ、固有名詞だと思っていたのですがどうやらイタリア語で「大聖堂」という意味らしい。

ミラノは、500万人のカトリック教徒を擁する世界最大の司教区で、それを統括するのがこのドゥオーモだそうです。

記念写真

前のドゥオーモ広場には、おびただしい数の観光客、さらにはそれを上回るほど多くの鳩がいました。

内部を見学しました。

世界最大級のゴシック建築ともあって、太い柱にもかかわらず上に抜けた開放感ある空間。

また、写真奥の網が張られた天井部分。
ここはレオナルドダヴィンチも参加してデザインが決められた塔がある部分です。

また、ゴシック建築の最大の特徴と言えば、大きな窓とステンドグラス。
一つ一つに細かな絵が描かれていて圧巻でした。

ここまで来たら、ステンドグラスの色と光を楽しむと言うより、もはやガラスに描かれた絵画を見ているよう。

ちなみにここは19世紀にナポレオンの命令で、国の資金を使って完成までもっていったそう。

いままで見た中でもトップの広さの教会に座り、しばらくぼーっとしていました。


本田圭佑ファンの私、歓喜


さて、ミラノの中心街を楽しんだところで、私が密かに行きたかった場所へ。

アイコンの写真を見てわかるとおり、私の好きなサッカー選手は“プロフェッショナル”本田圭佑。
小学校の卒業文集に書いた「セリエA(イタリア1部リーグ)で10番をつける」という言葉を現実にしたチームこそが、名門ACミランだったのです。


ケイスケホンダの卒業文集

彼を見てサッカーを好きになった私にとって、ミランに行くならここは外せない場所。

最寄り駅に到着

もともとACミラン専用のホームスタジアムとしてつくられたものの、戦後からは、あのブラボー長友佑都も所属したインテル・ミラノもここをホームスタジアムとしています。

しかし、開業当時の色遣いのままなのか駅はACミランの赤に染まっていました。

本田圭佑ファンとしては、ACミラン側の呼び方「サン・シーロ」で呼びたいところですが、1980年にインテルのレジェンドが亡くなってからは、スタジアムの正式名称が「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」に変更されています。


見えてきました、サン・シーロ!

意気揚々と、持ってきた本田のユニと一緒に記念撮影。

南アフリカでの伝説の無回転フリーキック時代です

ちなみに、黒いリボンに赤いワンピースというミランカラーの今日の服装も、もちろんここに来るからと選んだもの。

本田△

あと絶対に行きたいのはモスクワのスタジアムなんだけど、世界情勢的に・・・
いつか必ず…!


世界一美しい〇〇?


もう少しで『最後の晩餐』の時間。

最後に一つだけ寄っておきたい場所があったのでもう一度中心部へ戻ります。

乗った電車の車内ラッピングが素敵でした↓

北極の氷
秋の紅葉

たどり着いたのはここ。
一見高級ホテルの入り口のようなここ、入ってみると・・・

ここはどこだか分かりますか?


正解は、スターバックスコーヒー。

しかも、普通のスタバではなく世界に6店舗しかない「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」という自家焙煎をしている店舗。
ちなみに一つは東京にあり、残りはシアトル、上海、ニューヨーク、シカゴなので、ここミラノはヨーロッパでは唯一の店舗。

内装はとにかく豪華!豪華!豪華!
焙煎の機械らしきものなど、得体のしれないメカたちが並び、また普通のスタバよりも高級志向なこのスタバはお値段も高め。

天井に張り巡らされているパイプは果たしてなんの役割を果たしているのか・・・

私の友人にはスタババイトをしている子が多いですが、彼らがここに来たら感動は物凄いんだろうなと思いました。

私は日本特有の豪華な期間限定ドリンクが飲みたくて仕方がないので、私にとっては巨大スタバへの感動と言うよりも、ただただ大学の最寄りのスタバに行きたくなった時間でした。(笑)

さて、スタバを出たところで、次回はいよいよミラノ随一の観光名所へ向かいます。


それではまた!



p.s.ミラノ編つづき↓
ミラノの街、私は夜派でした。


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