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掃除のときに、考えたこと。

今日は天気が良いので、朝から毛布を洗って干した。
ついでに、チュリのケージのカバーも洗った。
35グラム程の小さな体の割には、よだれやらフケやらで、けっこう汚してくれるのだ。

羽が生え変わる時は、フケの量も増えるらしい。肌寒い時期になったのに、昨日久々に水浴びをしたがっていたのは、フケを綺麗に落としたかったのかもしれないね。

羽が抜けた後は、新しい羽が生えてくる。
羽が生える時、はじめはツンツンしたとげのような形の鞘に包まれた状態で出てくる。この状態の羽を「筆毛」という。冒頭の写真のチュリに、ツノみたいなものが2つ生えているのがわかるだろうか。これが筆毛だ。
この筆毛が十分に育つと、包んでいた鞘が脆くなってぽろぽろとフケのように剥がれ、中から新しい羽が出てくる。

こうして生まれ出た新しい羽に包まれたチュリは、艶がありいっそう若々しく見える。

こんなふうに鳥も人間も、生きていると老廃物が出る。
排泄物やゴミたちは、大概の場合は嫌われ者。だけれども、生きているなら必然的に出てくるものだ。


変化するためや、快適になるために、捨てられていくものたちがある。
それは捨てられないといけないものだけれど、今まで役立ってくれていたもの。

だから捨てる時には、ただ嫌わないで、ちょっとした愛やマナーを忘れないようにしたいなと思う。


掃除するときにも、ゴミを捨てるときも、少しの感謝を。
そういう気持ちでいたら、心の中の掃除も一緒にできる気がするんだよね。


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