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今夜の絵本『ペレのあたらしいふく』

数週間前、娘が
「はたらくってどういうこと?」と聞いてきた。

それは、
「また、オーストラリアのお友達と話したい、オーストラリアへいきたい」という会話から。
(オーストラリア人の友人とその娘ちゃんとのテレビ電話をしたことがあるから)

「オーストラリアにいくには、パパもママもたくさん働かないとね」

この会話の日は、確か娘は保育園に行きたくない!とも嘆いていた日で、それで、
「保育園行きたくないのもわかるけど、オーストラリアに行ったり、好きなものを買ったり、ご飯食べたり、いちご狩りに行ったりするためには、パパもママも仕事に行ってはたらかないといけないんだよ」
という話をしてた。
(私の中では、はたらくってそれだけではないんだけど、うまく説明できず…)

それから、「はたらく」というのがどういうものなのか、そのままの答えでなくてもいいから、なんとなく子どもがイメージできそうな絵本がないかなと探してた。
(むしろ、変に答えが書いてある本ではなくて、物語の中から娘なりの解釈や想像が得られるものを探してた)

それで出会ったのがこの本。

「はたらくとは、こういうことです!」みたいなことは一切描いてないんだけど、主人公の男の子のペレが、自分が育てたひつじから、色んな人の助けを借りて、1着のあたらしいお洋服を手に入れるおはなし。

この作者の方はスウェーデン人の方で、1953年に亡くなってるんだけど、彼女が亡くなり半世紀以上経ち、世の中がデジタル化されてる現代でも心に響く絵本。読んだあと、なんとも心が温まる素敵なお話。

何より、絵が優しいタッチで可愛い。

今日届いて、早速読んでみたところ、娘もとても気に入ったみたい。

「はたらくってどういうこと?」
娘のこのシンプルな問いに良さそうな絵本、他にもおすすめがあったらぜひ教えて欲しいです。

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