「Design my Life」

総合政策学部 4年 S


 「将来、自分はどうなりたいのか?」この問いを、誰もが1度は考えたことがあると思います。しかし、その際、「私にそんなことができるはずない」「親が許してくれない」「現実的に考えて難しい」などと、自分自身で限界を決めつけてしまってはいなかったでしょうか。堀江愛利さんの特別講義を受けて、私はこれまでこの問いに対し、過去のあれこれを考えて、なんとなくの道を進んできてしまった節があったことに気づかされました。


 堀江愛利さんは、女性起業家の育成に特化した「Women’s Startup Lab」を運営する女性実業家です。特別講義では、アメリカでの留学、就職、出産、育児、起業を経験してきた堀江さんだからこそ提供できる、ラボで女性起業家の皆さんが参加しているプログラムの模擬体験をさせて頂きました。最初に投げかけられた言葉は、「あなたが持っている最大のものは何?」というものです。私はすぐには思いつくことができませんでした。実際、成績などの数字が主な判断基準となっている日本では、自分の武器に気づけていない人が多いといいます。私自身、振り返ると、学校で良い成績をとるために多大な努力をしてきた一方で、自分らしさを磨こうとした経験は数えるほどしかないことに気づきました。


 また、「今は女性が片方の目だけで世の中を見てビジネスをしている」という話が印象に残りました。知らず知らずのうちに本当の自分を抑える癖ができてしまっていたのです。だから私は、“なりたい自分を自分で演じること”を今後の目標にしようと考えています。相手からどう思われるかを考えて自信なさげに振舞うのではなく、この人の話を聞いてみたいと思わせる表現をすることが第一歩です。


 「将来、自分はどうなりたいのか?」私はこの問いに、「自分で自分をデザインできる人になりたい」と答えます。堀江さんのお話を聞いて、“~すべき”ではなく“~したい”という意思を自ら選択し、限られた人生を謳歌したいと強く思いました。

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