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一昨日の土曜日、最高のお花見日和になったが、この日だけ、たまたま何のスケジュールが入っていなかった。
翌日が荒れた天気になる予報だったのでどこか、例えばまだ引っ越ししてからは行っていない奈良とか大阪城とかに桜の写真を撮りに行こうかとも考えたが、自宅周辺の公園が満開になっているし、仕事とは言え、毎日京都に行き、そして都度都度、桜の写真を撮りまくっているのもあり、この日くらいは少し休もうかと思って、朝の遅い時間と夕方の2回、その公園を散歩するだけにした。
平日は朝、早い時間にしかここに通ることがほぼないが、それでもラジオ体操をやっているせいか、人は多い。
ただこの日は休日好天、絶好のお花見日和、その朝の遅い時間に出たので、いつもより人で溢れていた。
個々の桜の木の下ではブルーシートを敷いて花見をしようとしている人たちがいる。
時節柄、いかがなものかと思う反面、羨ましい気持ちも。

しかしこの公園は素晴らしい。

新緑の季節には青々しく、そしてそことは別の一角には紫陽花が咲き乱れる。
そして池の一角、上の2つの写真のところはもうすぐ蓮で埋め尽くされる。

こちらに引越してから毎日行きと帰りに定点観測でこの池を撮影している。
日々の変化を読み取るのは難しいが季節の変わり目はやはり手にとるようにそれがわかる。
この桜の木の写真などはまさしくそうだ。
毎日毎日、表情を変えるのである。
7年前に自宅を新築した時は庭で食事でも、との想いからウッドデッキなどを作ったが、それを利用する機会もなく今に至っている。ウッドデッキ自体、少しくたびれてきている。
そして今般、東京から持ってきた折り畳み式の丸テーブル…もともとアウトドア用…をウッドデッキの上に置き、惣菜とアルコールを置いてみた。
陽射しをまともに浴び、ビールを飲みたい気分であったがビールがなかったので…

ここからも桜が見える。

これがしたかったのである。
庭に2本の木があり、その間から池の向こうの桜の木が見える。
庭の木は金木犀なのでこれはこれで秋が楽しみなのである。
ここにも限りない贅沢な時間がある。

陽が傾きかけた時、再び公園へ。
陽が長くなったことを実感。
まだまだ人がいる。
1年に1日あるかないか、春爛漫な休日に桜の満開を堪能できる日。
あと何年生きてあと何度この感覚を味わえるのか。
翌日の雨で散り始めるだろう。
当たり前だが散り際も美しいが、散ると来年まで花は咲かない。
「一期一会」だ。
この贅沢な瞬間を大事にしていきたいと思った休日だった。

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