「すべてを手放して、全部あることに気がついた。」

卒業制作を書くにあたって、自分の中に湧いてきた言葉です。

卒業制作を通して、POOLOで過ごしたかけがえのない1年間を振り返っていきたいと思います。

１．「何かを得ることに必死だった春」

POOLOに入る前の私は、とにかく何者かになりたくて必死に生きていました。

いろんなことに手を出しては、中途半端に終わることの繰り返し。

あれも足りない、これも足りないと常に目に見えない何かと戦っていて、友達と遊んでいる時も頭の片隅に「こんなことをしていていいのかな？」という焦りがありました。

何者かになりたい。

それが何かわからないけど、とにかく何かを得たい。

そんな思いで忙殺された日々を過ごしていました。

２．「あの夏の願いが形になった」

POOLOに入ろうと思ったきっかけは、一緒に０→１を作る仲間が欲しかったというのが大きな理由でした。

一年前の夏、東京創業ステーションが主催している起業家の卵のプログラムに参加しました。

2ヶ月間、とにかく自分の実現したいプロダクトと向き合って、最終的にビジネスピッチとして発表するというプログラム。

その中で私が実現していきたいと思ったプロダクトが、「旅×自然×対話」というもの。

非日常の空間で、運命的に出会った仲間と一緒に、自分と向き合うプログラム。

誰かの人生が変わるきっかけとなる空間をつくりたい、それが私のやりたいことでした。

ぶち当たった壁は、1人で全部やることはできない、ということ。

そこを認め、一緒に何かをする仲間を探そうと思いました。

そこで出会ったのがPOOLO。

旅という軸で繋がった仲間と、０→１を創り上げたい。

そんな思いから、POOLOに入ることを決めました。

３．「コーチングと出会った秋」

コーチングを始めた経緯については、以前noteにも書き留めたのでちょっと省略します。

コーチングとの出会いは、去年で一番大きいきっかけだった気がします。

向き合うものは外側の世界ではなく、内側の世界であると、今は心から実感しています。

４．「POLIGHTSが始動した冬」

みなさん覚えていますでしょうか。

私がPOOLOに入った理由。

旅という軸で繋がった仲間と、０→１を創り上げたい。

まさに最初に掲げたPOOLOでの願いが叶いました。

正直、半年も経った頃には目的なんて忘れていたのですが、結果的に実現されているから願いを持つことって本当にパワフルだなと思います。

POLIGHTSに関しては本当に語り尽くせないのですが、とにかく愛でしかないです。

思いをカタチにするということの喜びを教えてくれたのがPOLIGHTSのみんなでした。

５．「全部を手放した春」

何かを得ることに必死だった1年前。

色々なきっかけがあり、一度すべてを手放すことにしました。

一番時間と労力をかけていたコミュニティの運営も引き継ぐことを決め、身内のゴタゴタもありつつ、大好きだった仕事も辞めることにした。

仕事を辞める最後の背中押しになったのは、いとちんと一緒に企画した「しみなおさんと0→1について語る会」でした。

しみなおさんが言ってくれた、「一度生まれた違和感は消えない」という言葉がめちゃくちゃに刺さった。

その2日後には退職しますと上司に伝えました。

ずっと握りしめていたものを手放した時のなんとも言えない開放感は、今でもはっきり覚えています。

そこからは本当に面白いことしか起こっていません。

まさかの公務員（しかも放射線技師）からのフリーランス。

謎の気仙沼移住。

毎日が刺激的で、素敵な出会いがあって、自分の弱さとも対峙しながら、いろんな人に助けられる日々。

今が一番、「生きてるなー」って感じがします。

手放すって大事。

手放す先で、今あるものの大切さが見えてくる。

そうすると、いろんな人が応援してくれる。

世界が私を甘やかしてくれる、そんなことを感じています。

６．「生きるって無意味なこと」

POOLO期間中は、とにかく自分と向き合うことが多かったなあと思っています。

その中で自分の中で生まれた解釈が、

そもそも生きるって無意味なことだなっていうこと。

これ、めちゃくちゃポジティブな解釈です。

なんで生きてるんだろうなあとか、自分の使命ってなんだろうとか、自分がここにいる意味ってなんだろうとかたくさん考えました。

結局、よくわかんなかったし、わからない答えを探すのって大変。

いろんなタイプの人がいて、バランスがとれた世界。

すべてが人が世の中の総量を保つために存在しているとしたら、もはや、意味なんてないのかもしれない。

自分の人生の意味を探すことを諦めた時に、「逆に意味つけ放題じゃん」ってなった。

おもろくしよう。

これまでの人生にも、これからの人生にも、こんな意味をつけたらめっちゃおもろいって思えるような意味を勝手につけていきたい。

めちゃくちゃに自由だなって思います。

これが今のわたしの「自分に都合が良く一番わくわくする」解釈です。

７．これから

今の私には目標があります。

「自然×対話×コミュニティ」の場づくりをしていくこと。

5月に初めて自主開催でリトリートなるものを企画開催しました。

めちゃくちゃに尊くかけがえのない時間になりました。

引き続き、7,8月も開催していく予定です。

これを少しずつでいいから広げていきたい。

「すべての人の価値が認められ、自分自身を無条件に愛し、自立しながらも繋がりを感じ、自分のままで安心できる」

そんな世界観を創り上げていきたいです。

その中に、POOLOのみんながいたら嬉しいです。

８．おわりに

POOLOを通して、たくさんの大切な仲間に出会うことができました。

最後になりますが、こんなに素敵なコミュニティをつくって下さったしみなおさん、みっちーさん、ぶんちゃん始めTABIPPOの方々、私たちが活動しやすいようにいつも暖かく見守ってくれたコミュニティーマネージャーのみなさんには感謝してもしきれません。

みんな大好きです！！

これからも、ながく、2期生らしく、よろしくお願いします。

ゆま