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ウールの靴下を作りたいと思ったのは『とある活動』がきっかけだったんです

ヘッダー写真の左から3番目に写ってるのがわたしです。
前回の記事で「中日総合サービスに勤務する」と書きましたが地元、愛知県一宮市で活動している「尾州のカレント」という、毛織物日本最大級の産地、尾州(びしゅう)を盛り上げるために繊維会社に勤める若手が自主的に活動するサークルの広報担当として、本業である中日総合サービスの業務時間外でお手伝いしています。

ん?『繊維会社に勤めていない』私が何を手伝ってるかって?
具体的には、『楽しい尾州』を伝える活動としての、ラジオ番組(びしゅうの放送室)でおしゃべりしたり、インスタライブしたり、YouTubeチャンネル(カレントチャンネル)やってみたり、イベントを行なったりと自分たちでできる広報のお手伝いをしています。もちろん、会社にはこの活動は伝えてあるのでご安心(?)ください笑

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そんな活動を約2年続けたことで「尾州産地でのものづくりのおもしろさ」や「尾州の技術力」「高品質さ」を身を持って知ってしまったのです…!その中でも尾州が得意とする「毛織物(ウール)の心地よさ」は、尾州のカレントの活動がなかったら良さを知ることはなかったかもしれません。ウールといえば「メンテナンスがめんどくさそう」「うちで洗えない」「高い」そんなイメージがある方も多いかと思います…私もそうでした。『ウールの服=冬の服』だと思っていたし、家で洗濯したら終了って思ってました笑。でも、実はそうじゃないことがわかってきたのです…(このことは書き出すと長いので省略します笑)

カレント展企業案内

尾州のカレントには「布を織る会社」「服を企画する会社」「生地を整える会社」など様々な技術をもった専門的な会社に勤めるメンバーがいて、色々なことを教えてもらう中で日々身につけている服がどのように作られているのかなどを知ることができました。高い技術や伝統ある産地にも関わらず、ポジティブな話ばかりではなく「廃業」する尾州の繊維企業の話を耳に挟むこともありました。そもそも「尾州のカレント」は衰退する産地の現状をどうにかしたい!と立ち上がった活動であり、この尾州産地の置かれている状況は華々しい物ではないのが現状なのです。

どうしたら「尾州」が繊維産地としてこれから先もずっと続いていくのか?という中で、ひとつとして「仕事が継続してあること」が挙げられると思います。私は尾州のカレントの活動が大好きだし、尾州で働かない私を迎え入れて一緒に楽しんでくれるカレントのメンバーの仕事に何か関われないか…と思いつつも、私が普段取り扱う商品は「広告」であり、お金をいただいて皆さんの企業活動をPRをすることが仕事なので、何か力になれることはないか、「尾州」にお仕事を発注(=売り上げをつくる)できることがあればいいなと思ってはいてもそれは叶わぬ物でした。

しかし、2021年の初夏に業務のひとつ「通販事業(ハピなびショッピング)」で中日ドラゴンズのドアラグッズ制作したことをきっかけに、今後も何かオリジナルの商品を作るのはどうか?という話が浮上し、様々なアイテムを検討する中で「愛知県にある企業として地域密着の商品を作れないか」という案があり、それがまさに今回企画した「ひつじのくつした」という尾州の糸を使い・尾州で編む。まさに「尾州でうまれた靴下」を作ることに繋がったのです。

とはいえ、初めから靴下を作ろうと思ったわけではなく「尾州でつくったオリジナルの何か」を作りたいと考えた私は、まずはカレントメンバーに相談することにしました、その話はまた次のnoteで。
今回も読んでくださりありがとうございました。

ではでは、また。