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何かに所属することからの解放。

4月になり新しい場所に飛び込んだ。会社を辞め、選んだ道は離島留学。

好きな場所で働いていいという自由さ。そして自然豊かな島での暮らし。これまでの生き方とは全然違う新たな生活の始まりで、期待とワクワクに胸をふくらませ、この春人生の第二章をスタートさせた。

初めましてのことだらけのなか、暮らしの楽しさに喜びをいだきながらも、一方で悩ましいことも生じてきた。それは配属先決めだ。「どこで働くか」の選択が思った以上に難しかった。持ち前の好奇心の強さや共感力がどれもこれもを魅力的に映し出し、なんでもやってみたい状態。やりたいことがありすぎて希望を出す最終日の夜まで決まらない。実際に現場を見てないなかで決めなきゃいけない難しさもあって判断は難航。結局、唯一話したことのある事業所の方がいる部署に配属となり、そこでの1週間が過ぎたところだ。

もともと部署のやろうとしていることに共感して所属を決めたものの、1週間過ごしてみて、やりたいこととのギャップや自分に合わない働き方だと感じた。そこで、期待されることと自分のやりたいことのずれを修正しようともがいてみたけど、周りの理解を得ることの難しさだったり、修正できても楽になるわけではないことだったりするわけで、もがけばもがくほど自分がここにいる意味を見失って暗闇に落ちていった。

私は悩みすぎなのかもしれない。一つのことを深く深く考えていく訓練には良いかもしれないけど、どんどん苦しくなっていくくらいならもっと楽観的に物事をとらえられたらどんなに良いかと思う。

部署の目指すことに共感はするが、熱意がいまいち湧いてこない。自分がやりたくないことを頑張ってやってきた会社員生活だったからこそ、今回は自分が生き生きする時間を過ごそうと離島にまでやってきたのに、ここでも同じような悩みを抱えることになるなんて。

もうこれは私の特性なのか。これまでも高校のクラス選択や大学のゼミ選択で決めては悩み、無理を言って変更して、という流れ。就活はスッと決まったからようやくそのループから抜けたと思ってたのにまたしてもここでぶり返すとは。もう私はこうやって足を突っ込んでは悩む人なのかもしれない。悩む労力の方が相当なストレスがかかるのに何を好き好んでこんなにも私は悩んでいるのだろうか。こんな自分を嫌だとジャッジするのももう辞めにしたい。

ごちゃごちゃ考えていたら涙も溢れてきて、今日は相談しては涙あふれての繰り返しの1日だった。疲れた。でも話したことですっきりもした。午前中は抵抗感でいっぱいだったけれど、午後はここで頑張ろうとも思えてきた。心って不思議。この気持ちを描いてみた。

光も闇も見えていて混沌。

私はFREEな存在でいたいと思っている。 
どこにも縛られず、責任ももたず、自分の心が赴くままにパッションで生きていけたらいいなと思っている。
今の環境で悩んだことで、こうやって理想の状態がなんとなく見えてきた。でも今、自分は何者かを証明する術を私は持っていない。だからどこかの組織に所属することをとりあえず選択しているのだと思う。組織に属することに抵抗感が生まれている今、もしかしたらこの抵抗感が私を何者かたらしめる一歩を後押しするのかもしれない。正解はない。どの道をいっても正解になると信じて突き進もう。
そしていつか、私というブランドを立ち上げていく。それまではなんちゃって組織人間として振る舞っていつか脱皮できるように、自分に必要なものを取捨選択しながらうまいこと生きていきたいと思う。

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