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真実はわからないけど、知ろうとすること。その上で、私の真実を決めるのは私自身。

8月16日。終戦記念日から1日遅れたけど、靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑にうかがい、感謝と祈りを捧げてきました。そして、多くの人が笑顔で暮らせる世界を創っていきます、と伝えてきました。

大東亜戦争については、様々な議論があり、そして、それは今の日本人の意識(無意識的な部分を含めて)の重要な部分を構成していると思う。

私は、基本的に「過去の真実は、今となっては分からない」と思っている。だから、過去を責めたり、何が正しいと争ったり、徒らに賛美することはしない。

でも、だからといって、過去を見ず、真実を知ろうとせずにいることも違うと思うんです。

戦後70年。終戦記念日の翌日に、思うこと。


占守島の戦い(シュムシュトウのたたかい)について

終戦記念日の3日後、8月18日から始まった戦いがあったことを、どれくらいの人が知っているだろう。

今年のお盆は、小説『終わらざる夏』(浅田次郎著)を読み返した。この小説は、占守島の戦いを舞台として描かれた小説。

《占守島(シュムシュトウ)の戦いについて》
占守島 − 北方領土よりもさらに北の、カムチャッカ半島に面した小島。ここで、終戦後に開始された戦闘があった。ポツダム宣言を受諾し日本軍が武装解除中だった8月18日、突如としてソ連軍が攻め寄せてきた。
…おそらくは、地理上どうしても手に入れたかった千島列島を、武力によって、ソ連のものとするために。

この戦いについて詳しくはここでは省くので、知らなかった方は調べてみてほしい。

私がここで言いたいのは、私はの占守島の戦いを、この小説をはじめて読んだ2年前まで、まったく知りもしなかったということ。降伏後に開始された戦闘があったという、重大な事実・・・。



過去の真実は、今となっては分からない。正しさを争っていては、平和は訪れない。

「真実を知りたい」と、様々な書籍を読み漁っていた時期があった。
大東亜戦争について、古事記について、日本の成り立ちについて、フリーメーソンとかそういう歴史や政治の裏側についてー。

でも、その結果到達したのは「過去の真実は分からない」ということ。

これが真実だ、という情報に出会えても、また、それを覆す真実味を帯びた情報が出てくる。それらは両立しないにも関わらず、言説も論じている人も素晴らしい志をもった方で、情報自体も信憑性のあって・・・。

過去の出来事は、いかようにも塗り替えられる。その時代を経験した人の証言さえも、本人も気づかずに思い込みだったりする場合もある。

「真実」「唯一正しい歴史」を知ることは、限りなく不可能に近い。
そして、正しさを追求している限り、何かを誤りだと責めたり、誰かを憎んだり、ということが発生する。

例えばネット上でも、中国や韓国を批判する声のなんと多いことか・・・。それは歴史のみにとどまらず、スポーツの世界など歴史以外の事柄にも飛び火している。

争っている限り、それは永遠に続く。

真実を追い求めても、争いはなくならない。

私ができるのは、争いを生むことではなく、平和を創ること。
私自身の中と、私のまわりの人々の間に。


でも、真実を知ろうとすること。そして、私の真実は、私が決めるしかない。

でも、だからといって、真実を知ろうとしないのは違うと思う。

真実というか、一方的ではない事実を知ろうとすること。
メディアや教育で流されているような偏った情報ではなく、違った面からの事実を知ろうとすること。

これは、私が私として生きる上でとても大切なこと。与えられた情報のみを鵜呑みにしていては、ただ流されるように生きるしかない。過去と向き合うことは、自分と向き合うことにも繋がるから。確固たる自分自身を創るには、歴史について自分なりの認識をもつことは必要不可欠だと、私は思う。

そして、多面的な事実を知った上で、極論「過去は、自分の都合のいいように解釈していい」というのが持論。

これは、事実をねじ曲げて都合よく作り変えるということではなく、事実を事実として認めた上で、自分のスタンスを自分で選択する、ということ。

前にも書いたけど、私は、過去は「今」の一部だと思っている。
過去というのは「すでに起こった変えられない事実」ではなく「今、過去をどう思うか」ということだ、と。

《過去の記事》自分の過去は、いつだって変えられる。今を最高に生きていれば、過去も未来もクリエイトできる。https://note.mu/cicaco_tabijo/n/nb05b39178e7f

私の過去は、私が選択するしかない。

それは自分史でもそうだし、もっと大きな日本や世界の歴史においても通じることなのだと思う。

数多あるそれらしい事実の中で、どれを選択するか。
それが私の真実になる。



戦後70年に寄せて。

真実は、分からない。

ただ、今の日本があるのは、今の私がいるのは、
命をかけて日本を守ってくれた人たちがいるからだ、ということ。
 
それだけは、間違いようのない、忘れることのできない真実。
 
もちろん戦時には、人道にもとる行いもたくさんあっただろう。ただ、命をかけて祖国を守った先人たちを「犬死」と言えてしまう人の気持ちは理解できない。
それを「犬死」とするかどうかは、私たちにかかっているのだと思う。先人たちの死をどう受け止め、どういう未来を築くのか、ということに。

少なくとも私にとって、生きる意味を考えるとき
命をかけて日本を守ってくれた人々がいたことは生きる力になっています。

 
私が私自身の人生を幸せに精一杯生きること。
周りの人が、笑顔で暮らせる世界にすること。
 
私が私の人生において、本当の意味で課された義務は
それしかないのだと思う。
 
なんで生きてるのかな、って最近よく思う。
ただ生きてるだけでいいのかもしれないけど、
私は何かを残したい。
 
少しでも多くの人たちが、笑って暮らせる何かを。
 
そのために何ができるのか、
それを見つけるために、私は旅に出るのかもしれないなと思います。


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《私の今後の予定》
8/16〜27 東京
8/28〜31 新潟
9月 長野〜山梨〜静岡(あと京都・愛知に行くかも)
10月 東京〜台湾〜鹿児島
11月 屋久島〜地球のどこか

*私の使い方募集中☆(詳しくは、下記ブログ記事の最下部を見てね)
https://note.mu/cicaco_tabijo/n/nee844c37f1de

*日本旅女連盟公式サイト
http://tabijorenmei.wix.com/tabijo


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