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【日本ドラマ】2023年夏ドラマ、結局なにみてる?

恒例の「結局なに見てる?」
今期は私にしてはかなり絞れてます。

以下が今期ちゃんとみているドラマです。
若干無理やりですが、それぞれ「今期一番」という枕をつけてみました。

(春から見ている『らんまん』は、いまも続けて見ていますが、このリストに入れていません)


『こっち向いてよ向井くん』

気軽に見られて意外と深みもある今期一番楽しいコメディ。
もうね、向井くんに赤楚衛二さんがぴったりなのよ。あ、原作漫画は読んでいないので、原作のキャラクターに、ってことじゃなくて。
赤楚さんて俳優としての素の姿がわからなくて、いつも役柄の人にしか見えない。あと、モノローグが似合う。笑

第1話から第4話までに登場する女性たちに対する向井くんの勘違いや、お互いの心のすれ違い、タイミング違い、など、恋愛がうまくいかない理由って色々あるよね、と。
第4話までは「うまくいかない恋愛カタログ」みたいな感じだったけど、第5話に“いまだに何かにつけ思い出してしまう元カノ”が登場。この顛末も気になるし、他方で妹夫婦にも一波乱あって。

妹夫婦は大体どうなるかなんとなく見当がつくけど、もしもこれが現実の話だとしたら、たとえ今回元に戻ったとしても、このカップルには事あるごとに問題が起こるはず。継続させて行くには相当な努力、または思考の転換が必要だと思う。話が通じないのに言葉が圧倒的に足りないからまずはそこを改めない限り無理。さて、ドラマ内ではどうなるでしょうか。

『何曜日に生まれたの』

今期一番の期待作。
始まる前から期待していて、その期待は裏切られなかった、というのが第1話を見た後の印象です。

宣伝のインタビュー映像でみましたが、脚本の野島伸司さんは「キラキラした青春を送れなかった子に寄り添おうかなと(思った)」とおっしゃっていますね。
私は物理的に引きこもった経験はありませんが、基本、心は常に引きこもってたりしますし、仕事とかはしていても自分にとって意味のあることはなにもせずに低空飛行していた「失われた10年」みたいなものも(複数回)持っていたりして、主人公の黒目すいみたいな人にシンパシーを感じてしまいます。すいの父、丈治が漫画家というのも惹かれるポイント。

シリアスな内容を扱っているけれど、がっつりシリアスではないし、コミカルな演出ではあってもはっきりとコメディでもない(まあどちらかと言えばコメディ寄りか)、不思議なテイストのドラマですね。
最後には心が軽くなるようなものを見せてくれそうな気がしています。

『初恋、ざらり』

今期一番の注目作。
知的障害を持つ女の子の恋というかつてないテーマで斬新です。

有紗役の小野花梨さんも、岡村さん役の風間俊介さんもすごくいい。
二人のこの先を見たいし、幸せになってほしいとつい思ってしまう。
毎回切ないし、時に泣いてしまうこともあり。

これは最後まで見届けたい。

『彼女たちの犯罪』

今期一番の倒叙ミステリー。
はっきり“倒叙”ミステリーでもないのかもだけど…
それに倒叙に限ったら今期他にないので、一番もなにもないけど…

ま、とにかく、先が気になる3人(+1人)の女たちの物語、ですね。

中盤くらいに起こる出来事を冒頭で提示して、いったん時を戻し、謎を残しつつも第4話でなんとなく追いつくような構成。
そこまでの間に点在する要素をかき集めて、結局なにが起こったのか、これからどうなるのかを、視聴者が想像したくなるような作りです。

ここから先は、その想像の答え合わせをするような楽しみ方もあるでしょう。ただ、前半を凝った作りにしたために、恐らくは種明かし的な部分となる終盤がただの種明かしになってしまうと、結果尻すぼみでおもしろくなかった、ということになりかねません。
どうなるかな。

『VIVANT』

今期一番のエンターテインメント作。
第4話までは、まあそう来るだろうなっていう展開だったのではないでしょうか。本作についての考察がネット上にはたくさんあるようですね。
私は考察とかはせず、ただ見てるだけです。こういうエンタメ作品はなにも考えずに楽しめばいいと思っているので、ネット上の考察も見ていません。
「へーそうだったんだ!」って驚きたいじゃないですか。

ジャミーンが昏睡状態から意識を取り戻した時の、二階堂ふみさん扮する薫の「強い子!…」というセリフを聞いた時、「強い子」の後ろに「!」と「…」が見えて、それがなんか美内すずえ先生の『ガラスの仮面』の劇中劇のセリフみたいだな、なんてことが頭をよぎったんですが、伝わりにくいしどうでもいいですね笑 だからなんだってこともないです。

『ハヤブサ消防団』

今期一番の正統派ミステリー。
山奥の集落へ、東京から作家がやってきて移住。牧歌的な風景に似合わない連続放火事件。変わり者の不審な死。土地の買収工作。謎の美女。
これでもかのお膳立てです。

実は、第3話を見ながら、当初よりは関心が薄れてしまったな、と思っていました。この先はもう別に見なくてもいいかな、と思い始めたところ、第4話の最後に新展開というか新要素が加わって、その先への興味がまた湧いてきました。

中村倫也さんの声が聞きたいっていうのもあって笑、とりあえずこの先も見ていくことにしました。

『しずかちゃんとパパ』

今期一番のホームドラマ。
と言っても、今期は他にホームドラマはなさそうですね。

TVerで日本ドラマを見ているため、NHKのドラマは情報収集の時に漏れてしまうことが多く、本作は短信に入れられませんでした。
noterさんのおかげで存在を知ることができてよかったです。
ありがとうございます。

パパ役の笑福亭鶴瓶さん、実は若干苦手なのですが、ろう者の役で“しゃべり”を封印されているせいか、苦手意識が消えています。
それどころかすごくいい。笑

過疎地域と開発、障害を持つ人、父と娘、空気を読めない真面目なサラリーマン、子から毒親と言われた優しい音楽教師、などなど… なんかいろんなものを含んでいそうなホームドラマという感じで、一言でなにがいいと言えないのですが、いい感じです。彼らのこの先が見たい、と思わせてくれます。稲葉友さんのカツラはちょっとどうかと思いますけど。

『around 1/4 アラウンドクォーター』

今期一番“なんだかつい見てしまう”群像劇。

25歳の頃、自分は全然こんな生活してなかったなーと思いながら見てます。
何歳の頃であれ、こういう男女のグループでの付き合いみたいなことを経験したことがないので、そもそも「群像劇」が自分の実人生にとっては未知の世界。

だからドラマ公式の言う「飾らない25歳(#アラクオ)の等身大の恋愛を描く」っていうのも実感としてはよくわからない。
ただ、これがなんかやたらキラキラした青春群像劇だったら絶対見ていないので、見ているっていうこと自体、“等身大”だからなのかなと思う。

25歳って微妙な年頃だったのかもなあと思う。そして「ああもっと生々しく“等身大を”生きればよかったな」なんて思ったりしてます。「しなかった後悔の方が大きい」って本当だなあと思う。

なんかそういう、自分の事情も込みで見ている感じ。

『ハレーションラブ』(仮)

これはまだ第1話しか見ていなくて、第3話くらいまで見たら「もういっか」ってなる可能性もなくはない。でも今のところ次回も見ようと思っているので、一応リストに入れておきます。

* * *

以上、8作品+1作品(仮)を見ています。
今期は不倫ものがないですね。やたら重なることもあるのに。

この他、始まったばかりのBLや、ホストのやつとか、転職のやつ、謎のアプリのやつ、差し押さえのやつ、起業のやつ(2作品)、大学生妊婦のやつ、暴力刑事のやつ、二人の探偵のやつなんかも流し見はしてます。
こう書くとほとんどじゃないかって気がしますが… あくまでも流し見なので。

逆に、挫折した方をあげると、BLのシーズン2のやつ、書道のやつ、なりすましのやつ、偽装結婚のやつ、かな? これらはもう見ていません。

通常なら、この他に配信ドラマも複数見ているのですが、このところほとんど見ていなくて。ちょっとエネルギー切れかな。
没頭しやすいので、ガーッと没頭して突然ピタッと電池切れみたいになってしまうことがあるんです。
でもそろそろ配信視聴も復活しようと思っています。

それではみなさま、よいご視聴を。

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