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【日本ドラマ】2023年夏ドラマ短信2

2023年夏ドラマの初回を見て行く短信シリーズ、その2です。

何見るリストはこちら→2023年夏ドラマ、なに見る?
短信1はこちら→2023年夏ドラマ短信1

『around 1/4 アラウンドクォーター』

オープニングは、それぞれの濡れ場。そうきましたか笑
ややショッキングではあるけれど、画面の切り取り方や見せ方がスタイリッシュな感じで、センスいいなと思いました。
5人のバイト時代の写真を使うエンディングもいい。

それぞれにそれぞれの事情や悩みがあり、それらが女性寄りでも男性寄りでもない視点で描かれて行くのだろうなという感じ。まさに今の若い人たちの目線にあっているんじゃないかな(と思う私は年寄りだから、アテになりませんが)

5人のうち直己役の松岡広大さんは『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』で初めて見ましたが、本作ではまただいぶ違う役柄のようです。
他の俳優さんはこれが初見です。

これはおもしろそうなので、継続視聴決定しちゃいます。

『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』

深田恭子さんは安定の深田恭子さんですね。
婦人科系の病気がわかり、もっと早くに健診しておけばよかった、と深田恭子さん演じる瞳子は嘆いていましたが、39歳って、子宮や卵巣が病気でなくても普通に妊娠しにくいです。
ところが、私なんかもそうでしたが、妊娠や子どもを持つことについて具体的に考えたことがない人はそういうこともあまり知らなかったりするんですよね。(そういえば深キョン、以前妊活のドラマ『隣の家族は青く見える』に出演しているのを何かの配信で見ました)私は妊娠したとき初めて、自分が「超高齢妊婦」であることを知りました。

瞳子は、道端で具合が悪くなっている仲川有栖(福原遥)を助けて、自分の婦人科診療の順番を譲るという形で、予期せぬ妊娠に戸惑う有栖と出会います。二人の診療後、カーテンを挟んだベッドの上での会話はちょっと違和感がありました。特に瞳子は本来“心の声”であるようなものをそのまま出しちゃってる感じで。まあでもそれくらい動転していたのでしょうし、よく知らない人だからこそ話せる、ってこともあるけど…
「私に言われても」っていうようなことをただ言い合う聞きあう、っていうのは女性同士の会話では良くあることだったりもします。
どちらの気持ちも想像つくけど、なぜかこのシーンにはあまり共感できない、というか、どうも人工的なシーンに思えた。なぜだろう?

学生でも未婚でも子どもを産んで、母子ともに幸せに暮らしていけるような世界、つまり、妊娠と出産さらに子育てが女性の人生における「厄介ごと」にならない世界であればいいなと思っているので、このドラマがそういう世界を描き出してくれればいいなと思います。

若干、自分にはしっくりこない感じもありますが、しばらく見て行きます。
関係ないけど、瞳子が金沢に行ったときの衣装、黒いトップスに朱色のスカートが素敵だったな。

『ウソ婚』

偽装結婚しなきゃならない状況ってどんだけあるの?って感じですが、色々あるもんですね。この設定にはお腹いっぱいですが、見てみました。
第1話の最後まで見たら、なるほどー、ってなりますね。これまでの偽装結婚ものとはちょっと違います。

まあ、ラブコメにはつきものの“偶然の再会”だったり、しかもそれがグッドタイミングで都合いいなあとか、そういうことならなぜ長い間音信不通だったの?とかはありますが…
普通に口説けばいいのに、と思いますが、そうしたらドラマにならないもん
ね笑 

クールを気取る匠(菊池風磨)と他人を優先してしまう八重(長濱ねる)、結局はうまくまとまるだろうけれど、恋の行方だけでなく、八重の人間的成長も描かれるのかなと思います。

見続けるかどうかはわからないけれど、次回も流し見はしちゃうかも。

『初恋、ざらり』

これはチェックの時、見落としていました。
軽度知的障害と自閉症がある女の子の恋の物語。

原作を読んでいないのですが、主人公の上戸有紗を演じる小野花梨さんも、職場の先輩岡村龍二を演じる風間俊介さんも、イメージぴったりじゃないでしょうか。
ドラマ24のマンガ原作のドラマは、原作のチョイスが興味深いです。

何も知らずに見たので、冒頭、ちょっとつらいかな、つらい感じが前に出てくるやつなのかな、と思って身構えましたが、職場を変わって先輩岡村の登場でホッとしました。

これはこの先も見たいなと思わせるドラマです。
原作の絵がかわいい。

『こっち向いてよ向井くん』

やっぱり赤楚衛二さんは、こういうコメディにぴったりです。
意外と年がいっているのに未熟な向井くんのとぼけた感じとか、赤楚さんいいですねー。

第1話の、派遣社員・中谷真由(田辺桃子)と向井くんが、同じ場面で全然違うことを考えているところ、なかなかおもしろい演出でした。最初は向井くん目線で見ていたので、真由の態度を勘違いする男がいるの、よくわかりました笑 目は口ほどにものを言う、と言うけれど、むしろ誤解を産むことも少なくないのだろうなあ。

ある種の男性が女性に対して“悪気なく”口にする言葉や態度で、女性が不快になることって日常的にあるんですよね。昭和の時代と比べたらだいぶ減ったかもしれませんが…

向井くんの相談相手となる洸稀こうき(波瑠)のアドバイスによって、向井くんは目覚めていくのでしょうか。

継続視聴決定です。

* * *

以上、7月第2週の前半に見た5作品でした。

2023年夏ドラマ、続々と始まっています。引き続きの短信を投稿して行きますので、よろしければお付き合いください。

それではみなさま、よいご視聴を。


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