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【日本ドラマ】2023年夏ドラマ短信1

2023年夏ドラマの何見るリストは以下の記事にありますが、とりあえず初回は、TVerで目に入った作品をできる限り見ます。

そのようにしてとりあえず初回を見た作品について、何本かずつまとめて印象をお伝えする短信。
本記事はその1です。

『CODE-願いの代償ー』

Episode1は、私にとってはちょっと引きが弱くて、Ep.2以降見るのどうしようかなと迷う感じでした。
でもTverのみ配信のEp.1.5まで見たら、先を見ようという気に。
これは今後も「.5」を間に入れて行くのでしょうね。
短い日本の連続ドラマを補完する新しい方法という感じ。
(これまでもありましたがあまり見たことないです。あくまでAnother storyみたいなものであって、本編を補完するものとは思っていなかったので)

本作の冒頭は、ケータイ画面を見つめる湊人(坂口健太郎)の顔のアップからタイトルコール、続いて「数週間前」のシーンという流れでした。

韓国ドラマだったら(と、いらない想像をついしてしまうのですが)冒頭に婚約者・悠香(臼田あさ美)の乗ったエレベーターが急降下する場面を持ってくるんじゃないかなと思いました。続いて「数時間前」でしょうか。わかりませんけど。

このエレベーター“事故”が、作品内に存在する理由が、今後見て行く中で納得のいくものであるかどうか、ということが気になります。
つまり、悠香が狙われた理由がご都合主義的じゃないかどうか。

それから、最大の懸念は、このアプリの存在意義。
このアプリがプレイヤーにさせていることは、昨今現実で起こっている闇バイトの変形のようなことです。
闇バイトを雇って犯罪をさせるのでなく、わざわざアプリでプレイヤーの希望を聞いて叶えてあげ、その返礼として送った司令を遂行させる、という形にしているわけです。最終的にそれができなければ殺す、なんて手の込んだ&リスクの高い方法です。あえてこんな方法をとるということを、視聴者に納得させるのすごく大変だと思う。

2023年冬ドラマに『凋落ゲーム』というのがありました。あれは、弱みを握られた人が翻弄される話でした。なので司令に従ってしまうというのも、話としてあまり無理がなかった。
本作では先に褒賞を受けるので、「任務を遂行しなかったら殺される」がプレイヤー間に浸透していないうちは、遂行しない人続出だろうし、浸透したならそもそもこのアプリを使うかどうか…

“今期何見るリスト”に入れているので、とりあえずしばらく見ます。
このまま引っ張っていってくれることを期待しつつ。

『シッコウ!!~犬と私と執行官~』

執行官という重い仕事を軽めに描くコメディのようです。
弁護士バディものの変形みたいな感じでしょうか。
犬は無理やり絡めてる感じがなきにしもあらずだけど、これから毎話、犬がらみの話になるんでしょうか。可愛いですけどね。

伊藤沙莉さん(好きです)と織田裕二さんのバディも悪くないですね。
他のキャストにはいい感じのおじさまたちを揃えているし、感じのいい世界が展開されそうです。

引き続き見ていくかどうかは… まだわかりません。

『リズム』

映画『Shall we ダンス?』(1996)の若い人版、かな?
様々なバックグラウンドの人たちが、一つの目標に向けてかんばる話なので、むしろ『スウィングガールズ』(2004)とか『フラガール』(2006)とかのテイストかもしれない。

23分×4話らしいので短いです。
岡本圭人さん初主演ということですが、個人的には岡部たかしさんが踊るのすごいなと。
そして岡本圭人さんは30歳だそうですが、ではお父さんの岡本健一さんって何歳なの?と思わずWikiを見ちゃいました。54歳ですって。そうなんだー。まあそうか。うん。

これは、たぶん一度はある「仲間内の仲違い」のゴタゴタを見るのがめんどくさいので笑、この先見るかどうかはわかりません。
でもダンスは大好きなので、見ちゃうかもしれない。短いし。いやどうかな。
あと、他にポイントとしては、冷めきった妻を振り向かせることができるのかっていうのもある(できるんだろうけど)

『みなと商事コインランドリー2』

シーズン2です。シーズン1は完走しました。
ねっとり迫るシン(西垣匠)にあたふたしてぶっきらぼうな湊(草川拓弥)、っていう関係性に、シーズン1の終盤にはお腹いっぱいになってまして、2はもういいかな、って思ってます。
初回を見て、それがさらにエスカレートしているようだったので、見るとしても流し見かも。二人は一緒に暮らすことになるみたいなので、関係性も変わってくるのかなあ(それはない気もする)。

しかし、明日香(奥智哉)と柊(稲葉友)のサブカップルがちょっと気になったりもして。

TVerで見られるBLはとりあえず全部見る、という心づもりでいるのですが、そうもいかないかな、と最近は思っています。
今期は他のBLらしき作品はU-NEXTで配信されるらしいから、そちらで見る予定(見逃した回があるため)。
でもそうなると、他にウェイティングリストに入っている作品との兼ね合いで、いつ見るかはわからなくなるな…

『警部補ダイマジン』

ピカレスク・サスペンス漫画のドラマ化。三池崇史監督はバイオレンスやホラーの名手と定評がありますが、私はたぶん作品を見たことがないんじゃないかな。

軽い雰囲気での殺人シーンから、その殺人者が警部補・台場陣だいばじん(生田斗真)であること、殺されたのは元警察庁の重鎮・天羽大(宅麻伸)であり、未解決の連続幼女誘拐殺人事件の真犯人であること、特命捜査対策班の存在と、そのボス平安才門ひらやすさいもん(向井理)による対策班への台場のリクルート、平安の抱える個人的な問題、秘密結社44などなど、設定や登場人物がスピード感のある展開のなか、実にスムーズに紹介された第1話でした。

刑事が私刑(しかも殺人)を行っていたり、さらに上司からそれを強いられるようになる、というのがあまりない設定かもと思います。でも、次回も絶対見たい、とはならなかったなあ。平安の個人的な問題や、秘密結社とか陰謀とかに興味が持てればおもしろいのかも。

* * *

以上短信1は、7月第1週にみた5作品をあげてみました。
引き続き2023年夏ドラマの短信を投稿して行きますので、よろしければお付き合いください。

それではみなさま、よいご視聴を。

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