藤原さくら「HERE COMES THE MOON 」ゲスト 冨田恵一(冨田ラボ) (2020/10/11)


HERE COMES THE MOON 2020/10/11

ゲスト 冨田恵一(冨田ラボ)

【SONG LIST】


M1 Happy / Pharrell Williams
M2 Monster / 藤原さくら
M3 A House Is Not Home / Trijntje Oosterhuis
M4 Velas Içadas / Ivan Lins
M5 Bite My Nails feat. 藤原さくら / 冨田ラボ
M6 【STUDIO LIVE】茜さす 帰路照らされど・・ (椎名林檎) / 藤原さくら 
M7 Never Too late / Natalie Prass

【メモ】

・今回のゲストは音楽プロデューサーの冨田ラボこと冨田恵一。「Monster」「コンクール」のプロデュースを担当。今回はじめて藤原さくらの自作曲をプロデュースしてもらった。

・藤原さくらと冨田恵一の出会いは、2015年の冬。
藤原が冨田ラボのアルバムの「Bite My Nails feat. 藤原さくら」にゲストシンガーとして参加した時。

・藤原さくらのお父さんが、冨田ラボの大ファン。藤原父は、娘が月9に出ることよりも、冨田ラボの曲に参加した時の方が嬉しかったというぐらい冨田ラボのファンらしい。

・藤原さくらは2018年の椎名林檎のトリビュートアルバムに参加した。そのとき、冨田恵一と一緒に「茜さす 帰路照らされど・・」をカバーした。そもそも、椎名林檎側から「冨田恵一と藤原さくらのタッグで聴きたい」というリクエストだったらしい。

・「Monster」の制作話。かなり冨田さんに無茶ぶりをした。
もともと「Monster」のデモは、跳ねたリズムでBPMも遅くてカントリーぽくてコードもメジャーだった。そのデモと参考曲としてPharrell Williamsの「Happy」を渡した。でも、冨田は発想は面白いと思ったらしい。藤原はギターサウンドではなく、ドラムとベースが低いところで鳴っている感じの曲にしたかった。

・「コンクール」はクラシカルな曲に、現代的なスクラッチが入っている曲。藤原自身が当初思い描いていたものが実現された曲。唯一エンディングが変わった。曲はフェイドアウトじゃなくて終わりたい。

・冨田恵一の音楽ルーツのお話。
冨田は幼少期からピアノを習っていた。母親が音楽の教師だったので3歳ぐらいから習っていた。でも、クラシックの曲があまり好きではないのでやめたいと言ったという。そうしたら、エレクトーンや電子オルガンをすすめられてやるようになる。そうすると、洋楽のポピュラー音楽が練習曲になった。それらの曲の音色がカラフルで好きになる。 特に、ヘンリー・マンシーニ、バート・バカラックが好きになる。のちにビートルズ、スティービーワンダー、スティーリーダンが好きになるんだけど、それらよりも前にマンシーニ、バカラックが好きで聴いていたし弾いていた。
冨田によると、バート・バカラックの曲は無駄がない。完璧なコンポーズに最も近いのはバート・バカラックの音楽。最小限の音ですごく大きな効果を発揮できるような曲作りができるひと。

Ivan Linsはブラジルのシンガーソングライター。
世界的に広がったのは、80年代になって、クインシー・ジョーンズがIvan Linsの曲をたくさん取り上げるようになったのがきっかけのひとつ。
アメリカン・ポピュラー・ミュージックの基本的なイディオムは、ジャズベースなものなんだけど、Ivan Linsの曲はジャズの文脈とは違う感じのコード感の気持ちよさがあると思った。ボサノバとは違い、ギターよりピアノがメイン。ボサノバのコード進行はギターで考えられた感じがするけど、ピアニストだからちょっと違い感じが好き。世界中のジャズマンが飛びついた。


・今回の弾き語りは椎名林檎の「茜さす 帰路照らされど・・」。ちょっとコードを変えた冨田ラボのバージョン。

・次回はゲストにOvallの3人。

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では、また次回!

(「HERE COMES THE MOON」は毎週日曜日の深夜24:00~25:00にInterFMで放送)

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【藤原さくら】
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