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映像端子とケーブル


HDMI

2017年1月現在、HDMIはバージョン2.0が最も高い転送レートを持った規格です。4K・60P、HDRに対応し、18Gbpsのスピードがあります。ケーブルには機器の性能に合わせた製品を使う必要があります。2017年以降はHDMI2.1規格が発表され、4K・120P、8K・60Pまで対応し転送レートは48Gになります。HDMIのType Aと呼ばれる事もあります。



コンポーネント/色差

アナログ映像の伝送用端子。Y(緑)、Pb/Cb(青)、Pr/Cr(赤)に分かれておりYは輝度・同期信号、Pb/Cb、Pr/Crは色差信号を伝送する。信号を分離させることによって、信号の劣化を防ぐことができる。



RCAピン

アナログ映像と音声の伝送用端子 。 DVDプレーヤーとテレビを繋ぐ際に用いられていたが 地上デジタル放送になってからはデジタル映像が普及したため、現在はHDMIで繋ぐのが一般的となっている。



D-Sub 15ピン(VGA)

アナログ RGB コンポーネント映像の伝送用端子。一般的にパソコンと周辺機器を接続するために用いられている。現在はデジタルの普及により、Dsub よりも DVI、HDMI 端子が装備されていることが多くなった。

Dsub コネクタはその形状、およびピン数によって分類される。コネクタの名前は、頭文字の D が Dsub を表し、2 文字目がコネクタのサイズ ( シェルサイズ ) を表す。(A=15pin,B=25pin,C=37pin,D=50pin,E=9pin) イラスト以外にも 9 ピンのサイズに 15 ピンを配列したものもあり、DA15 と異なり3 列配置となっている。これが上記のD-sub15ピンにあたる。また、DE9 や CB25 などは RS-232C などのシリアルポート ( 制御通信 ) として使用されている。



D端子

アナログ映像の伝送用端子。コンポーネントケーブルと同じ役割を果たす。D端子はD1~D5までの種類があり、フォーマットごとに別れている。



DisplayPort

ディスプレイポートは名前が示すようにディスプレイ用に規格されたケーブルです。解像度、色、フレーム数を送出機器に自動で合わせます。
バージョン 1.3 では 4K・60P、8K・30P 転送が可能。
HDMIとの大きな違いは、HDMI は機器製造にライセンス料が発生しますが DisplayPort は無料です。このため今後はパソコンディスプレイ以外にも普及するでしょう。



S-VIDEO

アナログ映像の伝送用端子。S は Separate の意味。
輝度信号と色信号に分離したコンポジット信号を伝送する。S 端子には拡張仕様があり、S1、S2 と呼ばれるものがある。S1 は 16:9 のワイド映像のうち、スクイーズ信号に対応しているもので S2 は S1 の機能に加え、レターボックス信号にも対応しているものを指す。



5BNC/5 対

5 本の同軸ケーブルが 1 本にまとまったもの。
同軸ケーブルと同じく業務用機器の映像伝送用に使用される。各ケーブルに色が付けられており、赤と青と緑色が映像信号の基礎となる信号の赤 (R)、緑 (G)、青 (B) で、黄色が H( 水平同期信号 )、白色が V( 垂直同期信号 ) となる。



USB Type-C

近年、Apple 製品やスマートフォンで採用されている。
旧来の USB ポートとは違い、裏表の区別がないので、どちらからでも挿すことができる。データ転送、電力共有、動画転送が可能。
形状が同じものでも、USB2.0~3.2 や Thunderbolt3 など、様々な種類があるので使用する際は気をつける必要がある。        2017年7月現在



Mini DisplayPort

DisplayPort の小型化バージョンである。
一部の windows、Apple 製品には多く搭載されている。
※同じ形状でカミナリ状のマークがついている、Thunderbolt、Thunderbolt2 がある。


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