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端子とケーブルⅡ

INDVI- I (Single-link)

アナログ/デジタル映像の伝送用端子DVI-IとDVI-Dがあり、DVI-Iはデジタルとアナログ兼用でDsubと互換性がある。DVI-Dはデジタル専用なので、アナログ信号との互換性はない。パソコンの出力端子はDsubが主流となっていたが近年はデジタル化が進みDVI-DやHDMIが主流となっている。


INDVI- I (Dual-link)

【DVI-I】アナログとデジタル兼用。アナログとの互換性があるのでD-subに変換可能。


DVI- D (Single-link)

INDVI- D (Dual-link)

【DVI-D】デジタル専用。デジタル信号のみなのでアナログとの互換性は無い。デジタル対応解像度

シングルリンク  HDTV (1920 x 1080) @ 60Hz  UXGA (1600 x 1200) @ 60Hz WUXGA (1920 x 1200) @ 60Hz SXGA (1280 x 1024) @ 85Hz

デュアルリンク  QXGA (2048 x 1536) @ 75Hz HDTV (1920 x 1080) @85Hz WQXGA (2560 x 1600) @ 60Hz WQUXGA (3840 x 2400) @ 33Hz

【DVI-A】アナログ専用。RGB帯域上限: -3dbまで減衰を許容した場合に400MHzまで確保


同軸

信号線の太さや抵抗によってSDI信号用やアンテナ用など使い分けられている。信号の太さや抵抗を表す名称として7C2V、5C2V、3C2V、5CFBなどがある。

現在、デジタル映像伝送SDI信号には大きく5種類存在し、 すべて転送レートの違いとなる。

SD−SDI  通常転送レート:270Mbps 従来のNTSC信号(コンポーネント、コンポジット)デジタル伝送方式。

HD−SDI  転送レート:約1.5Gbps ハイビジョンの1080/60iまでをサポート 「60i」はフレーム的に考えると30Pになる。1080/60Pを伝送する場合は HD−SDIを2本(デュアルリンク)使う必要がある。 4K/30Pを伝送する場合はHD−SDIを4本使用する。

3G−SDI  デュアルリンクを1本化した、HD−SDIの2倍の容量が伝送できる。

6G−SDI  1本で4K/30Pが伝送可能 。6G−SDIを2本で4K/60Pが伝送可能

12G-SDI  1本で4K/60Pがが伝送可能になる。ケーブル的には伝送可能だとしても、再生機器、表示機がそのケーブルに対応している必要がある。   例えば4K/60pを再生するのに、3G-SDIを2本ではなく、HD-SDIを4本でしか受けれない再生機器もある。

※データ転送には通常、4:4:4のように非圧縮データを扱うことは少なく、 データ圧縮された4:2:0や4:2:2になる。圧縮方式や階調ビット仕様(8ビット、10ビット、12ビット)でデータ量は異なるため 機器付属の仕様書を確認する必要がある。



音響 / その他端子・ケーブル

キャノン /XLR

アメリカ Cannon 社が開発した XLR 型コネクター及びその互換品を指す。主にマイク接続用に多く用いられており、スピーカー接続用等にも使用されている。 写真左がメス、右がオス。一般的に PA で使用する際は ピン配置の1 番が Ground(GND)、2 番が HOT、3 番が COLD となる。
COLD=逆相 HOT=正相 GND=アース


スピコン(SPEAKON)

業務用スピーカーとアンプ間の接続に使用されている。 フォンプラグに比べ、抜け防止ロックが付いているので、 安全に接続することが出来る。また、大電流許容設計になっている。電極数は 2 極、4 極、8 極があり、4 極が一般的に使用されている。


RCA ピン(ステレオ)

名前の由来はプラグの原型を開発した、アメリカの大手家電メーカーRCAから来ている。RCAとはこの形状のプラグの呼称なので、音響端子を意味するものではない。赤と白のケーブルは主に家庭用再生機の音声出力用などに使用されている。白色がⅬで、赤色がRになる。

 

光デジタル

再生機やゲーム機など光デジタルでオーディオ出力を持つ機器から、AVアンプなど光デジタル入力を持つ機器へ接続するために使用される。ケーブルに光ファイバーを使用しているので、電気的な影響を受けることがなく、安定した供給ができる。しかし、長距離が這わせないことや光ファーバーの素材によって音が変わってくる可能性があるため、業務用ではあまり使用されない。


フォンプラグ一覧

19世紀に電話交換機用に発明されたもので、現在では、家庭用から業務用に至るまで広く使われている。フォーン端子、TSフォーン(2極)TRSフォーン(3極)とも呼ばれており、その中でもミニや標準といくつか種類がある。

画像左から 2.5mm2極(マイクロ) 3.5mm2極(ミニ) 3.5mm3極(ミニ) 6.3mm3極(標準)

2極(1本)=モノラル  3極(2本)=ステレオ           見分け方は絶縁体(黒い線)の数で見分ける。上記のカッコ内は絶縁体の本数を示す。


RS‐232C

機器の制御信号伝送用に使用する。EIA(The Electronic Industries Alliance)の勧告規格の名称。端子は左画像上よりD-sub9ピン、15ピン、25ピンがある。制御プログラムをコンピューター等の制御機器で設定し、本ケーブルで再生機に信号を伝送する。


フォンプラグ(標準)

画像の端子は標準(6.3mm)の2極である。主にヘッドフォンやミキサーの音声入出力に使用されている。


LAN(Local Area Network)

主にコンピューターのネットワークを構築する為に用いられ100Mbps対応のカテゴリー5(CAT5)、1000Mbps対応のカテゴリー6(CAT6)がある。その他、映像や音響信号を長距離伝送(別途電送機要)する為にも使用されている。


フォンプラグ(ミニステレオ)

フォーンプラグの一種で口径は3.5mm。このミニステレオはパソコンやポータブルプレイヤーなどの音声出力で多く用いられている。


RF

高周波(Radio Frequency)テレビやラジオが伝送される周波数バンドの信号という意味である。一般家庭では室内壁面のアンテナ出力からテレビのアンテナ入力用に使用する。


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